漫画家・園田健一氏の代表作のひとつ『ガンスミスキャッツ』の前身であり
1989年に東芝EMIからOVAリリースがなされた、アメリカ大陸を駆ける
凄腕の運び屋・ビーン・バンデットの活躍を描く『
ライディング・ビーン』。

原作者の園田氏自身が監修・キャラクターデザイン・メカニック設定・絵コンテと
広範囲に渡る大車輪の活躍ぶりを見せた映像そのもののハイクオリティに加えて
本OVAの大きな魅力となったのは、全編に渡って鳴り響く音楽……
アメリカ大陸を舞台とした物語のイメージに合わせ、LAのミュージシャンが結集し
全曲の海外録音が敢行された、贅沢かつ芳醇、そして活きのよさが全編に漲る
魅力的なサウンド・トラックそのものの完成度の高さでした。
そんな名盤より、今夜はこの一曲をチョイス――
凄まじいばかりのエンジン音と銃弾、破壊の嵐が吹き荒れた本編を、湿っぽくない
カラッと爽やかな独特の余韻とともに締めくくってくれたEDロール曲です。

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