夜食の定番、常夜鍋。
豚肉とほうれん草だけのシンプル仕様、だからこそ何度食べても飽きが来なくて
しみじみ旨いのかもしれません。

さて、いつもはゴマだれで頂くこの常夜鍋。
今夜はちょっと趣向を変えて、先日の「壮瞥りんごまつり」で購入してきた
壮瞥町産の“塩レモンポン酢”で頂こうじゃないか、という次第。

近年「万能調味料」として名高い通常の塩レモンと違って、液体状になっている分
つけダレやドレッシングとしての用途は勿論、様々な料理への応用しやすさが
ぐんと増している感のあるこの塩レモンポン酢。
ややとろみがついているのは、レモン果肉の名残りでしょうか。

そして火が通ったそばからどんどん、豚肉とほうれん草をコレにつけて
パクパク快調に食します――

通常のポン酢のように酸味一辺倒ではない塩味とコクが、持ち前のとろみゆえの
食材への絡みやすさとともに、通常のポン酢とは一味違う芳醇な奥行きの旨味を
口中に花開かせてくれます。あぁ幸せ。

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