ヒーローロボットと悪の軍団との戦いを描く痛快作……なだけにとどまらず
クールな陰影を笑顔の仮面に隠し続けた主人公・破嵐万丈のキャラクター像や
個性豊かな登場人物たちの小粋で楽しい掛け合い、日本的なウェットさとは
また一味異なる、洒脱で乾いたユーモア・センス……などなどの要素が噛み合って
今なお多くのファンを有する、1978年放映の『
無敵鋼人ダイターン3』。
そんな魅惑の『ダイターン』楽曲群から、今夜はこの一曲をご紹介――
何と言っても最終回、様々な魅力的な謎を謎のまま残しつつ、戦いを終えた後で
万丈ファミリーが一人、また一人と万丈邸を後にして去っていくシーンにおいての
どこかさばさばとして乾いた、それでいて哀愁溢れる挿入例が忘れられません。

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