プラモは組んでいくだけで、雑念も消えて何となく楽しいもの――

そんなわけで、今回パチ組みの俎上にあげましたのはこちら。
現在公開中の映画『パシフィック・リム/アップライジング』で
印象的な活躍を見せてくれる巨大ロボット・イェーガーの一体たる
謎多き機体“
オブシディアン・フューリー”です。

イェーガー中でも例外とも言うべき、ヒールとしての存在感を放つ
悪の魅力ムンムンのオブシディアン・フューリー。

そんな悪側ロボット・キャラとして、劇中での主人公イェーガーたる
ジプシー・アベンジャーとの凄絶な死闘を画面一杯に展開することで
ある意味、このシリーズにおける絶対的「悪」たるカイジュウ以上の
存在感をたっぷり魅せつけてくれた「彼」を、プラモ開発において
蓄積されたノウハウをフルに発揮して見事に、危なげなく確実に
バンダイが見事に模型化。

ステップ・バイ・ステップの組み立てプロセスや精緻なモールドの
パーツ群の「ハマり」のよさなどが相まって、誰にでもストレスなく
劇中イメージまんまのイェーガーが組み上げられます――

そして完成後は、そのまま「関節可動フィギュア」として動かして遊べ、
関節可動に呼応して各部の装甲が連動・スライドする妙味ともども
映画同様のしなやかなポージングが楽しめるのも魅力です。

ただひとつ、この好キットに対し敢えてミソをつけるとすれば
あの嫌がらせのようにひとつづつが小さく、ちまちま細かい作業を
否応なしに強いてくるマーキング・シールでしょうか(苦笑)。
これ、シール貼るより自分で塗った方が手っ取り早いかも(笑)。

以上、簡単ながら……
HGオブシディアン・フューリーお迎えのご報告でした。
それにしても、この黒の成形色が実に色っぽく魅力的ですので
今回は塗装などせず、そのまま遊び倒すのも……良いかな?

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