“夜空の星が輝く陰で、ワルの笑いがこだまする。
星から星に泣く人の、涙背負って宇宙の始末。
銀河旋風ブライガー。お呼びとあらば、即、参上!”
(『銀河旋風ブライガー』オープニング・ナレーション)

斬新な設定、魅力的なキャラデザインと本編での小粋なダイアログの数々、
そして本編における低調作画(笑)などなどに、良くも悪くも「定評」のあった
今はなき国際映画社製作のテレビアニメの中でも、屈指の知名度と人気を誇る
『ブライガー』『バクシンガー』『サスライガー』の、所謂J9シリーズ三部作。
その第一弾にあたる『銀河旋風ブライガー』。
大ベテラン・柴田秀勝氏の名調子が冴える前口上も実に鮮烈な
この名曲を、今夜はフルコーラス版にてご紹介です。
物語の開幕を、ド派手に告げるOP曲としてのインパクトは勿論
第21話「誓いのWネック」においては、劇中の人気バンドである
“ザ・レイダース”のヴォーカル、ロニー・ペイジが歌う現実曲として
コズモレンジャーJ9への感謝と共に歌い、奏され、エピソードの
エンディングを飾ったことでの、歌と物語とのこれまでにはなかった
距離と関係の密接さにおいて特に忘れがたい一曲です。

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