2015/3/25
今日は母校の卒業式。何年かまえ開学35周年だったか、よばれて卒業式にも出たことある。自分の卒業式のことはほぼ忘れかけているが、痛飲して涙もろくなったことを覚えている。それぞれがばらばらになり医師としてやってゆくことの、一抹のさみしさと不安があったのかもしれない。句はいささか過激かもしれないが、オーバーではなく、人の命を保つ、生かすということを学ぶことは、逆に言うと掲句と同じことになる。6人の卒業生みな国試に合格して、4月1日から当病院で研修医生活を2年間送ることになる。医師ははじめの2−3年が勝負と私は思っていて、諸先輩も同じことを言う。ここでさぼり癖をつけると一生まともなものにはならないし、方向転換したとしても軌道修正には数年以上要するであろう。迎え入れる立場としても少し緊張している。

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