2018/9/12
台風地震と立て続けの自然の猛威に翻弄される今年、残り平穏なであってほしいと祈るばかりです。
9月9日の朝日歌壇に載っていた短歌、今日やっと目を通しました。
あの見つかった時の安堵。あのボランティアの尾畠さん、賞賛しつつも子供は上に行く習性があるとか、知っているノウハウを周りにも伝えてほしかった。何となく功を意識していたようにも感じられたのですが、短歌を詠まれた方の下句にはっとしました。
私は何を見ていたのか!!全然気付かずにいたこの無神経さ、です。彼はただひたすら子供なことを考えていたのでしょう。
地震の後、沢山の方々にお見舞いの連絡を頂きました。寄り添われることの有難さ、社会はやっぱり人との交わりで成り立っていると実感しました。

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2018/9/9
4日の夜は台風21号の強風が窓を叩き、5日は雷雨になった。やっと静かになったと思った
6日夜中の3時8分。大きな揺れを感じた。直ぐに停電。懐中電灯とラジオが頼りになった。間もなく断水。
携帯の充電は切れて連絡も取れなくなった。回復に1週間と言われて覚悟したが、この地域は2日後には回復。停電解消後のニュースで初めて、地震の全容を知った。近くの公園は台風で、200本近くの木が倒れたとのこと。
日常が一瞬で変わってしまう天災の威力に怯えたが、夜中の星の美しさ、夕焼け雲の輝きは目を瞠るほどだった。

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2018/9/3
私にとって8月は魔の月、どっと疲れてしまう。やっと9月、気になっていた芥川賞受賞作『送り火』(高橋弘希作)読むことが出来ました。
実は何と勘違いしたのか将棋界舞台の小説と思い、今将棋ゲームに嵌ってしまった身には必読と。(読まずに俳句まで作ってしまった!)
青森の山間に引っ越した中学3年生の転校した新学期から夏休みまでの生活。そこにある自然のありのままの清さを解りやすく書かれていて、優れた文章と思いました。
ただ、淡々としながら徐々に横溝正史か宮部みゆきかの雰囲気が。最後は衝撃的で未だ心臓の早打ちが残ります。
芥川賞対象となったのは、ごく普通の人の日々に潜む狂気か?

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