2012/6/17

入院日記 まとめてみた その1  
6/3  
前日に引き続き、浜田隊長のさいたまスーパーアリーナライブ。本日ファイナル。数日前から便秘気味で、朝からなんとなく下腹部が痛い。トイレで会った長田に「実は腹痛いんだよね」と言った覚えあり。だが腹痛はほどなくおさまり、ライブは無事終了。この日から嫁は友人とイタリア旅行。夜、友人と勝手に軽く打ちあがる。なぜかやたらにトマト喰いたくてむさぼり食う。

6/4  
さすがに結構疲れていたので、その日は一日、だらだら過ごす事に決定、借りてあった大林監督の「時をかける少女」「転校生〜さよならあなた〜」のDVDを午前中から見る。リメイク版「転校生」、「死」に匂いがぷんぷんして実にヤバい映画。夜、ミーティング兼 飲み。この日も、なぜかトマトが喰いたくてバクバク食う。ちょっと変。午前1時帰宅。

6/5
朝6時、腹痛がしてトイレに行くと、いきなり下血。「げっ 血!」(シャレではない)と思ったが、今日は、6/13に頚椎の手術を控えて検査入院している母親を一時退院させるために、東武東上線森林公園駅そばの病院へ向かわねばならない。下腹部に異常を感じつつ出かける。朝9時、執刀医から13日の頚椎手術の詳しい説明を受ける。聞く限り、けっこう難儀そうな手術だが、医師は「私はこの手術を今まで200回やりましたが失敗は0です!」と自信たっぷり。福田としては、その、つぶらな瞳のジャイアンみたいな医師を信頼することに決め、母親の安静期間終了の午後2時半まで待機。待機中に病院の食堂でスパゲティを食べ、便意を感じてトイレに行くが何も出ず。まあ、血も出ないのでちょっとほっとする。その後、12日からの入院手続き等をすませ、タクシーで母親を実家に送り届け、実家のほぼ隣に住んでいる妹にあれこれと業務連絡しつつ食べたサンドウィッチが、「最後の食事」になるとは、福田は当然知る由もなしw。午後4時半のバスに乗り、坂戸経由で午後6時半過ぎ自宅に戻る。下腹部が異常にはっている。しかしトイレに行ってもやはり何も出ない。明らかに「物理的」閉塞を感じる。とりあえず風呂に入ってみる。ちょっと楽になる。しかしやはり何も出ない。ガスすら出ない。うーむ。食欲もなくぼーっとしつつ、福田にしては超珍しくドラマを見る。「リーガルハイ」。堺雅人がいい感じなので最後まで見た。その後就寝。なんでこんなに早い時間に眠れるのか。明らかに変。

6/6 
朝7時起床。下腹部の状態は相変わらず。朝8時45分、近所の行きつけの内科医に電話して診察の予約。10時10分にキャンセルが出たので来てください、とのこと。妙に時間があるので、録画した「マチェーテ」の前半をダラダラ見る。ダニー・トレホみたいな面構えの男を主演に映画を撮るロドリゲスはそれだけで十分信用できると思う。10時、雨だが傘をさしてチャリで病院へ。すぐ検温すると、なんと8度。ビックリ。自覚全くなし。医師に症状を説明すると表情が曇り「それは・・・うーん、いい話じゃないですが、大腸ガンの可能性もありますね・・・」数年前、あまりに下痢と便秘を繰り返すので診てもらった時はそんな事は言われなかった。やっぱりカギは「下血」なんだなー。血液検査をする。すごい「炎症反応」が出ている、と言われる。「この数値、CRPってやつですが、基本0.5以下が正常なんですが、13超えてますね。あと白血球の数も10,000超えちゃってる。これはなにがしか、どこかでけっこうな炎症が起きてるって事です。ガンの可能性が消えたわけじゃないですが、ガンの場合、ここまで急速に症状が悪化することはちょっと考えにくいので、むしろ、ケイシツ炎・・」医師は紙に大腸の簡単な絵を描いた。「ケイシツっていうのは、憩室って書きます。なんで憩いの部屋なんて言うのか分かりませんけど、うふふ(この医師は冗談好きの楽しい人ですw)大腸に出来ちゃう袋なんです。こんな風に」大腸の外側に、ぷくっとした膨らみを書いた。「で、憩室には便が溜まりがちになるんですが、時々何かのきっかけで炎症を起こす・・それかも知れない」後で考えると、まさにご明察!だったワケ。前から思ってたけど、この人、名医。「とりあえず、紹介状を書きますから、大きい病院の内科外来で調べてもらってください。今、病院と連絡をとります!」と言うワケで、いったん家に戻ってタクシーを呼び、18年前に一度、一泊の人間ドックに入ったことのある「関東中央病院」へ。時刻は11時。なんか展開、早い。

外来で診察を申込み、診察室に呼ばれたのは11:30頃。そしたら、うわっ、女医さん!しかも相当カワイイ!やべー、この人に、下血だのウンコでないだのガス出ないだの説明すんのかー・・っていうか、するしかないワケです。「分かりました。では横になってください。エコー検査してみます・・・はい息を吸ってぇ・・・止めてぇ・・吐いてぇ・・」こんな検査だったらずっとやっててもらってもいいなあ、とか思ってる福田、55歳。「・・・はいけっこうです。エコーで分かるような明らかな閉塞はないようですね・・・では、当院でも血液検査をしますので、二階へ行って採血してください。それと、レントゲンも撮ります。終わったら戻ってきてくださいね」はーい、喜んで戻ってきまーす!・・でいろいろ待たされて、一時間後に戻ってくると医師はすでにデータをPC上で見ていて「うーん、確かに炎症反応が激しいですね・・レントゲンでは異常は分からなかったので、今度はCTを撮ってみましょう。」緊急のCT撮影、再度の診察待ちで、更に一時間経過。三度診察室に戻るとすでに診断は下っていて「CTで見ると、S字結腸から直腸にかけて炎症があります。今度は、内視鏡検査を受けてもらいます。」「内視鏡・・あの、でも下剤とか全然・・」「CTで見る限り患部周辺に便はないそうなのでそのまま行ける、と内視鏡担当の医師が言ってましたので大丈夫です。それと・・・そのあと、入院できますか?」は?「入院です。」にゅういーん???「いや、あの、なんにも準備してないので、一度家に戻っていいでしょうか」「緊急で内視鏡検査を入れて、いつ呼ばれるかわからないので検査前はちょっと・・終わった後は・・そうですね、ちょっと聞いてみます」どこかに電話してくれたのだが「・・・やっぱりダメだそうです。そのまま入院してください」ひえー、なんだこの急展開、とか思っているそばから、診察室に車イスが入ってきた。「はい、では乗って、内視鏡検査室へ行ってください」「あの、俺、歩けますけど・・」「いえ、炎症反応が安静レベルなんです。入院もそのためです。乗って行ってください」こうして、福田、車椅子初体験。昨日は母親を車椅子に乗せて歩いてたんだがなー・・人生、まさに塞翁が馬!
病室を出ると、事務のおねえさんが近寄ってきた。「福田さん、で、お部屋なんですが、個室か6人部屋か、どちらになさいますか?」え、今決めるの?「それはあの、個室がいいです」「それが、個室ですと、今日は一番高いお部屋しか空いてないんですが・・」「それはおいくらですか?」「38000円なんですが・・・」ゲロゲロ!!なんじゃそりゃ!!とは思ったが、この状況で6人部屋はねーな、と思い「ではとりあえずそれで。」「ありがとうございます」なんかすっげー商売っぽいなーと思ったら、後できいたところによれば、緊急入院の患者に「一番高い部屋しか空いてない」というのは「病院」の使う常套手段なんだそうだw。みんな、気をつけろよー!もとい。
かくして入院手続きを済ませた福田を乗せた車椅子は内視鏡検査室へ。実は、この時点では福田、以前(2000年)、世田谷区の保健センターで受けた内視鏡検査のイメージがあり、全然恐怖感を感じていなかった・・・・


「はい、では検査着に着替えてください」この検査着、初めての時は超恥ずかしかったですぜ。なんせ、お尻の側に大きく縦に切れ込みが入ってるパンツ履かされるんだから!
でも、人間二回目ともなると、別にしょーがねーよなー、検査だもん、と、まあ、そんな感じ。「はい、こちらに横になって、左側を下にして寝てください」はいはい。寝転んだちょうど頭の上に、モニターがある。これで患者にも「内部」が見える、というワケ。腕に点滴針を刺され、点滴が始まる。多分、痛み止め?説明はない。けっこう急いでる感じ。
「はい、では、ゼリー塗りますよー、ちょっと気持ち悪いですよー、はい、カメラ入ります」その瞬間、腹に激痛。「イテテテテテテテ!!」ほぼ絶叫。「はいごめんなさいねー、痛みますねー、力抜いてくださいねー」容赦なくカメラが入ってくる。「イテテテテテテ!!!!!」福田、この時点でやっと理解しました。前回は、健康状態の腸にカメラ入れた上に、ちゃんと麻酔もかけてたってこと。だから全然痛くなかったんだってこと。気が付くのおせーよ!!
「イッテーーーッイテテテ!!」
いやもう、マジ痛い。カメラが動くたびに、腹全体がぎゅぎゅぎゅーーーーっと縮む感じ。「はい、おーきく息をしてー、力抜いてー、楽になりますよー」楽にならねー!っていうか、大きく息なんか出来ねー!いってーーー、腹、イテーーーッ。油汗ダラダラ。それでも容赦なくカメラは大腸内を進む。「あ、これ、憩室だね。憩室・・・ああ、このへんか。腫れてるねー、あっ、この閉塞か。これは・・・ほとんどふさがっちゃってるね」なんとか俺もモニターを確認。確かにふさがってる。「ふさがってますね・・・」うわ、背後でさっきの女医さんの声が!やべー、この検査にも立会ですかっ!マジそれやめて欲しい・・いててててて!!「はい、深呼吸!!」だからできねーっつーの!!げっ、気持悪くなってきた・・「あ、吐きそうですか?吐いてもいいですよー!」看護師さんの声。吐いてもいいですよって言われてもさー、尻にカメラ突っ込まれてゲロまで吐いたら、そりゃもうなんというか・・でも吐きそう!「げええええっっ・・・ぷ!!」昨日の3時頃から何にも食べてないのが幸い、ゲップが出ただけで済んだ。「うーん、この先行きたいんだけどなあ・・・便があるねえ。これ、クリアできないかなぁ。ちょっと体勢かえられますか。上向いて、足組んでみてください」マジですか!痛いっす!動くの痛い!でも強引に体勢がえ。その状態でカメラがグリグリ動いたその瞬間、たまりまくっていたガスが大放出!「はい、いいですよー、ガスだすと、少し楽ですよねー、出しちゃっていいですよー」ああ、人間の尊厳とはなんでしょう。でも出るものは出る!いっそ、全部出ろ!「・・だめだなー、クリアできない・・この先見たいんだけどなあ・・あれ?なんか血みたいなものが見えない?」「見えますね・・」「あれ、血かな。赤いの・・」「・・・血ですかね。・・いや、トマト?」「トマト・・?トマトかな?」トマト・・・「あ、あの」俺は虫の息で言った。
トマト、食べました・・・トマト、たくさん」「食べましたか、トマト!」「じゃあ、トマトだ、大丈夫!」
こういう展開のための伏線として俺はトマトを食ったのか!びっくりだ!

「はい、それじゃここまで!抜いていきますよー・・」再び横臥に戻る。後退するカメラ。その間もガスは出続ける。自分で見えなくて幸いだが、それ以外のモノも出てるらしい。ここまでくると、もう恥ずかしくもなんともねーや!くそー、出るだけでろ!まさに、ヤケクソ。「なんかいろいろ出てきてるから拭いてあげて・・はいもう少しで終わりますよー」
やっとカメラが体内から出た。
何分くらい経ったのか。
5分も経ってない?でも30分くらい拷問受けた感じ。
体中脂汗でドロドロ。
「では、もうこのまま病室に行きますね。」脱いだ服、荷物、傘を持って車椅子に乗り病室へ。
腹、痛い。すっげー痛くなった。ベッドに寝たい・・と思ってたら、部屋に入る直前、
「すみません、身長と体重を計りますね」だって。痛くてまっすぐ立てねーよ!

とりあえず、つづく。感じ。


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