2008/7/9

お知らせ  
DAIZ SHOP 大頭屋、商品情報更新しました〜(^0^)/

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DAIZ NEWS にYAMAHAと「ギララの逆襲」のコラボ企画
「シンセサイザーの逆襲〜オーケストラ危機一発〜」
詳細情報をアップしました。

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2008/7/9

最近、こんなの観ました 4  映画
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■ホットファズ—俺たちスーパーポリスメン—■

数年前、爆笑コメディでありつつ優れたゾンビ映画でもあるという離れ業的傑作「ショーン・オブ・ザデッド」をモノにしたイギリスの若手監督エドガー・ライト、期待の新作!・・・なのだが、世界中で4000万ポンド以上の収益を上げた「ショーン・オブ・ザデッド」を公開せずDVDスルーにしてしまった日本の配給会社は、なんと、イギリス国内の興行成績三週連続第一位を記録したこの「ホットファズ」も完全無視。理由は簡単、監督が無名、役者も無名、しかもコメディって日本ではあたらないんだよねー。だから。
この流れに猛烈に反撥した映画マニアが署名運動を開始、雑誌「映画秘宝」も町山氏を中心に完全支援体制をひき、このほどようやく、劇場公開の運びとなりましたとさ。めでたしめでたし。というわけで、早速観てきました。

優秀すぎて上役に疎まれ、ロンドンから追い出された主人公の巡査ニコラス・エンジェル。赴任した先は、何度も「ビレッジ・オブ・ザ・イヤー」(イギリス国内最優秀村)の栄誉に輝くど田舎の村サンドフォード。事件と言えば、脱走した白鳥の捕獲、けちな万引き犯の逮捕程度しかない平和な日々。ところが、村に巡業に来たヘボシェークスピア劇団の俳優たちが交通事故で死んでから、次から次へと「異常な死亡事故」が起こり始める。これは本当に事故なのか?それとも?明晰な頭脳で調査を始めるニコラス。やがて、おそるべき真相があきらかに・・・!というお話で、こう書くと、なんだ、普通にマトモなミステリー?と思われるかもしれないが、そこはクセモノのエドガー・ライト、後半になってストーリ展開から演出タッチまでがいきなり激変。前半のノリからは想像もつかない大アクション映画となり、クライマックスでは、久々に劇場が一丸となって興奮、しかも大爆笑。ファンタでもファン向けの試写会でもなく、普通の劇場がここまで盛り上がったのって、多分、「ギャラクシークエスト」以来じゃないかなあ。マジで、エピソードのいくつかは今思い出しても笑いがこみ上げてくる。様々なアクション映画へのオマージュも満載、さらに日本特撮映画へのリスペクトまであり、とにかく稀に見る痛快にオモロイ映画なので、地理的にこの映画の観られる状況のかたは、万難を排して見てくださいませ。
それにしても、「ホテル・ルワンダ」が大ヒットした後でも、日本の配給会社って変らねーんだなあ・・・・

2008/7/9

最近、こんなの観ました 3  映画
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■バグ■

ウイリアム・フリードキンは、実は福田の中では、1977年の「恐怖の報酬」のリメイクを見た時点で「終わってしまっていた」監督だった。アンリ・ジョルジョ・クルーゾーのスーパーヘビー級大傑作「恐怖の報酬」をよくもこんなクソ軽い映画に!?というショックで、それまでの彼の傑作「フレンチコネクション」も「エクソシスト」も一気に吹っ飛んでしまったのである。以来、なんと30年以上ぶりに、フリードキン作品を見たわけだが・・・驚いた。すげえわ、これ。以下、ネタバレです。

10年前に子供をなくし、今は2年間の刑期を終えて出所してくるDV夫への恐怖から、自宅を離れてモーテル暮らしをしている主人公の女性。繰り返しかかってくる無言電話に神経をすり減らす日々を送る彼女のもとへ、彼女の友人が奇妙な男を連れてくる。妙におどおどした、孤独感が体中に染み付いたような男。いくつかのエピソードを経て、彼女はその男と男女の関係になる。まるで長年連れ添った夫婦のような自然さで一緒のベッドで目覚めた時、突然男が叫ぶ。「ベッドに虫(バグ)がいる!」。男は指先で小さな虫をつまみ上げる。「ほらいた!こいつが僕の腕を刺した!」「どれ?」「小さすぎて見えないのかい。ほらここだ」「見えない・・・」「これが見えないだって!?」男は自分の腕の傷を見せる。「ほら、こんなに噛まれてる!」
男の主張は日々を追って激しくなる。遂には、自分の血液には虫が寄生している、といい始める。指先を針で刺し、自分の血を顕微鏡で覗き込む男。戸惑う主人公。しかし徐々に、彼女も「虫の存在に気づき始める」。男を彼女の元に連れてきた友人は後悔して叫ぶ。「あんなヤツを連れてくるんじゃなかった!あいつはキチガイよ!虫なんていない!どこにもいない!」「なんだと!」男はTシャツを脱ぐ。体中傷だらけだ。「僕はこんなに刺されている!僕の体の中は虫だらけなんだ!!」友人は主人公を連れ出そうとする。しかし、もう遅かった。彼女もすでに「虫に寄生されていたのだ」。彼女は友人に向かって絶叫する。「出ていって!もう二度と来ないで!」
やがて男は、床、壁面のすべてをアルミホイルで覆ったモーテルの部屋で語る。
「僕は政府の生体実験の犠牲者なんだ。僕は逃亡者だ。このアルミホイルは、僕の体の中の虫が発する電波をかく乱して、僕の存在をヤツラに知らせないためのものだ」暴走する妄想。そして、ひたすらその妄想に取り込まれつつ、遂にはそれまでの自分の人生がすべてその妄想に合致することに「気づいてしまう」女。彼らに残された道は・・・というお話。
これは一流のサイコホラーであると同時に、実にディープなラブストーリー。恋愛とは、要するに、当事者ふたりがどれくらい深く妄想を共有できるか、という事で、この「虫に取りつかれた孤独な男女のカップル」が最終的に迎える血まみれの結末はある意味、とてもハッピーなのかもしれない、とすら思わせる。今年70歳になるフリードキン監督の演出、俳優陣の演技、すべてが見事な、見たら背筋がシャンとする傑作。脱帽です。

2008/7/9

最近、こんなの観ました 2  映画
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■インディ・ジョーンズ クリスタルスカルの宮殿■

福田は「インディ・ジョーンズ」シリーズのファンでは全然ない。なのに、前3作は全部劇場で観ており、今回も結局観にいってしまった。大して行くつもりもなかったんだけどなあ。なんなんだ、この吸引力って。
映画は、溜息が出るほど大掛かりなセット美術といい、大冒険のワリに、のほほーんとノドかなシナリオといい、とにかく莫大な金をかけたルーカス&スピルバーグの道楽映画であり、それ以上でもそれ以下でもない。ただ、今回激しく感じたのは、今や完全に確立された「実写とCGの組み合わせ」という表現方法が、すでにあきらかに退屈である、という事実。特に、この作品、最大のクライマックスがフルCGで、確かにそのCGは素晴らしい出来なのだけれど、「あー、すげーCGだなー」という感想しか浮かばなかった。どんなに凄くても、やっぱりCGはCGだ、という感覚が観る側に定着してしまったあと、今後の「実写作品におけるVFX」の向かう先は?などと妙に考え込まされた作品ではあった。

2008/7/9

最近、こんなの観ました 1  映画
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■ミラクル7号■

「小林サッカー」「カンフーハッスル」のチャウ・シンチーがいきなり作ったジュブナイルSF。今年のゆうばりで見損なった悔しさあり、福田、実はチャウ・シンチーのファンなのもあり、で見てみました。主人公の少年は、父親と二人暮らし。メッチャ貧乏だが、マジメな父親は息子を私立小学校に通わせている。この親子二人の描写はなかなかよく、主人公の男の子が素晴らしい(・・と思っていたら、実はこの子、女の子の子役だったことがパンフレットを見て分かった。ビックリ。)その「つつましくけなげに」生きる二人のもとに、UFOに乗った可愛い宇宙生物がやってきて・・というお話なのだが、残念な事に、この宇宙生物「ナナちゃん」、デザインは確かに可愛いのだが、感情や知性のレベルがさっぱり分からず、したがって少年との関係性、父親との関係性もよく分からない。なので、話がさっぱり盛り上がらない。資料によればシナリオライターが四人もいて、それが逆に悪い方向に働いた感じ。チャウ・シンチーの演出は、むしろ、自らが演じる父親が工事現場で事故に巻き込まれるシーケンスのようなリアル描写において非常に優れており、「可愛い生物と少年のファンタジー」を描くのには単に「むいていない」と思った。SFXもがんばっているだけに、ちょっともったいない作品。やっぱり格闘モノ撮ってナンボですな、チャウ・シンチー。


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