2008/11/4

あらら、小室くんが・・  音楽
詐欺罪で逮捕ってなに??
ハッキリ言って彼の作る音楽をいいと思ったことは一度もない。断言するがアレンジも演奏もきわめて適当だし、「ああ、あんなもんで大金持ちの大プロデューサーになれるんだ!」というとんでもないカン違いを90年代の日本の音楽を志すワカモノに植えつけたという点では、功より罪のほうがはるかにデカい、とずっと思ってきたし、ことあるごとに明言し続けてきた(まあこれに関しては当然異論反論もあるだろうが、例えばダブルミリオンの「愛しさと切なさと心強さと」のアレンジのデタラメさ加減に関してはいくらでも解説できる。あれを手本にしてアレンジャー&プロデューサーを目指した人間が多分何万人もいるんだろうな、と思うと泣けてくる)。
しかしそれでも彼は一応「同業者」である。大学も同じ。見た目も年収もあまりにも違うがw、年齢も殆ど同じ。なにより、福田がずっと携わっているAAAin武道館の発起人でもあり、2001年には12/1の武道館にも来てくれた。ちょこっとだけ挨拶もした。その彼が「サギで逮捕」となると、予想外にショックだった。

事件のあらましはテレビ、新聞、ネット上に渦巻いているが、「806曲の著作権はすべて自分が所有している」「過去の作品フルセットになってることに価値が出る」と言って、知人のお金持ちのシャチョーさんに10億円で売却をもちかけ、5億円騙し取ったそうな。
うーん、実にムチャな騙しである。幼稚すぎ。メジャーメーカーから発売される楽曲の著作権は、著作者人格権を除き、発売時に著作権譲渡契約によって出版社に全面的に譲渡される。要するに、この契約を結んだ時点で、作者が「著作者」であることは変わらないが、複製権、上演権、譲渡権、などなどを含む「著作権」は作者から離れる。だから当然、その契約下に置かれた「著作者」は、著作権の他人への譲渡なんか出来ない。もちろん、出版社との再契約によって全部の著作権を小室くんが買い戻していれば別。だが、実際にはそうなっていないのだから、例えば話を持ちかけられた側が、「代金」の入金後に「著作権の譲渡に関する契約書」かなんかを小室くん側から受け取って、実際の楽曲著作権の所在を確認しようとすれば一発でウソがバレるしかも100%の確率で。つまり、サギとしては、あまりにもお粗末、というか、巧妙さに欠け、「企画」そのものが極めて変でありえない。だって、会社ぐるみ(or ブレーンぐるみで)、絶対にすぐに「これはサギだ!!」とバレるサギを仕掛ける、なんて事がありうるだろうか?5億円騙し取った時点でさっさと姿を消す、というのならまだしもね。今回の「犯人グループ」がそこまでバカだとは、福田にはどうしても思えない。これはほんとうに個人的な意見だが、どうもこの逮捕には別の狙いがあるような気もする。それがなんであるか、とは敢て言いませんが(これについて、コメントで質問してこないでねw。されても一切答えないけど。)

これからしばらく、マスコミではいわゆる「落ちた偶像としての小室哲哉」たたきが続くんだろうな。堀江くんの時と同じ。すでにさっきやってたもん、華原朋美とふたりで海外便のファーストクラス借り切ってた、とか、世界中にスタジオと家を持ってた、とか。その時点では物凄い金持ってて普通にそれが出来てた、ってだけの話なんだから、そんな事はどうでもいいじゃん。ただの盛者必衰ってやつ。とにかく、いままで諸手を挙げて彼を賛美してきたマスコミには、自制心を持ってほしい。あんまり「弱者」を叩くな。書くだけムダだろうけどね。

なんにせよ、1990年代音楽バブルの残滓はこうして完全に消滅した。
「失われた10年」の、「あらかじめ失われていた音楽」の残滓、ではあるが。
そして、残っていくのはポポポポか、鼻毛ボーか。相変わらず、イヤなご時勢だねぇ。


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