2008/11/13

ワロタ・・・  
中華人民共和国で、公式に「口パク」が禁止されたそうな。
北京オリンピック開会式の例の口パク騒動に端を発したワケだろうけど、
いやー、この話、福田には結構感慨深いものがありまして。

あれは確か1992年。爆風スランプで北京に行った時、中国国内のロックバンドは大きいコンサートでは「口パク以外で歌うことは禁止」されてたんだよ。この頃は中国の中央政府にとってまだ「天安門事件」の記憶が生生しくて、「ロック」は十分危険な音楽だったのね。だから、ロックシンガーが公の場でいきなり「危険な事」を言い出したり歌い出したりしないように、口パク以外は認められてなかった。
実際、当時、天安門事件を批判する楽曲を発表してた爆風スランプは当局のブラックリストに載ってて、3万人の観客を動員した北京ラジオのイベントの本番途中、中野くんと河合くんが1曲目のイントロでいきなり「予定にない動きで観客席を煽りにいった」だけで、2曲目のあたまからメインPAをカットされた(日本側のエンジニアは羽交い絞め!)。要するに、見事に「弾圧」された。武道館の3倍はデカい巨大体育館でのライブの3曲目は、ドラム生音、ちっこいギターアンプとベースアンプとキーボードモニターの音だけで演奏。中野くんは完全にオフられたマイクで熱唱。当然何も聞こえず。この事態に怒った観客の怒号の物凄さは一生忘れない。
あれから16年。今回決まった「営業性演出管理条例」は

>>>いわゆる「口パク」を「偽唱」、「偽演奏」と呼び、「出演者がステージに出ていながら、(実際に会場に流す音楽には)事前に録音した歌唱や演奏を用いて、聴衆をだます行為」と定義した。(中略)「口パク」行為が発覚した場合、主催団体、出演団体、出演者の実名を公表し、2年以内に同様の行為があった場合には、出演者を含め「営業許可」を取り消すことが盛り込まれている。今回、意見を募集する細則では、それ以外の具体的処罰法が定められるとみられる。<<

中央政府にとって「危険な音楽」なんかもうすでにどこにもないってことなんだろうなあ。
いやー、変れば変るもんだ。

ちなみに。
福田は、北京オリンピックの口パクにはなんの問題も感じない。
西側メディアの代表とも言えるAP通信やニューヨークタイムスは、「中国の完璧さの追求は子供をも巻き込んだ」みたいな批判をしてけど、ハッキリ言って的外れもいいとこ。オリンピックの開会式はあくまで「ショウ」であって、「ショウビズ」の観点から言ったら口パクにしたのは正解。だってモニターの状況とかから考えて、そのほうがはるかに安全だもん。絶対にミスれない局面なんだから、俺がプロデューサーでもあの現場では口パクを選択したと思う。それに対する非論理的な批判には真っ向から反論すべき。というわけで、結果的に西側のワケのわからん批判に気をつかったカタチの今回の条例制定は、福田からすると、一言、バカみたい。


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