2011/4/7

ACのCMが減ったと思ったら  
タレントがいきなり「立ち上がろうニッポン!!」とか
「ニッポンは素晴らしい国!」とか「ひとつになろう!!」とか言う
CMが増えてきて閉口。

どんなメッセージであれ必要以上に繰り返し言われれば頭にくるもんだが、
「ニッポンは素晴らしい国」
って言う表現には、単純にムカつく。

Twitterにも書いたけど、
今回の大震災で不幸にも亡くなった
人たちとほぼ同数のかたが、
毎年自殺で亡くなってる。

毎年、だよ。
そんな国が「素晴らしい」って?

そこらじゅうで幼児虐待、
かと思えばモンスターペアレンツが暴れまわり、
都知事は表現規制と人種差別、
企業は相変わらずの派遣切り、内定取り消し。
政治家は国民無視で主導権争い。
で、なによりも、
無能な官僚と利益優先主義の電力会社が結託して
テキトーな安全基準で原発を運転し続けた挙句の、
放射能のタレ流し。世界中、大迷惑。

こんな国が「素晴らしい」?

どのつらさげて、そんな事が言える?
天災にカコつけて、国ごとリセットでもするつもり?
ふざけんな。

はっきり言うけど、ロクな国じゃないよ、日本なんて。

でも。
それでも。
いざ傷ついてみたら、やっぱり愛しかった。
だって、故郷だから。

気弱で優柔不断で拝金主義、
人のことなんかどうでもいい、と思ってやってきた
どうしようもない国だけど、故郷。
傷ついてみたら、いままで気がつかなかった
いいところも少し見えたし。

じつは捨てたもんじゃないじゃん、日本。

だから、一生懸命立て直そう。
そして、もう少しだけ、いい国にしよう。
がんばれ、って言われたら頭にくるけど、
がんばろう。

そういう復興であってほしいです。
少なくとも、福田は。


だから、昨日かな、「音楽家」のナガブチ氏がぶちあげた「詩」が
福田にはどうにも許せません。
勝手にさせとけ、とも思いましたが、これだけはどうにも。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110405-00000001-exp-musi

もちろん、彼は真剣です。
間違いなく、彼は彼のやり方で、被災した方々に寄り添っているし、
彼の「寄り添いかた」に癒され、勇気づけられるかたもいるに違いありません。

それでもなお、福田は明言します。
ナガブチさん、
あなたは間違ってるよ。
根本的に。


海を相手に日々「戦ってきた」漁師のみなさんが、
今回の一件で海を憎悪し、復讐を誓う、なんていうバカげた詩を書くな。
それは、海と戦いつつ海とともに生きてきた漁師のみなさんに対する侮辱だ。

海は「敵」ではない。
憎悪し、折伏させるべき「相手」ではない。
なぜなら海は人間の延長であり、人間は海の延長だから。
境目など、ない。
なんでこんな当たり前のことが分からないのか。

きれいごと、と言うなら言えばいい。
憎悪を根源にした復興など、あり得ないし、
あってはならない。
あってたまるか。

というわけで。
以下、「音楽家」のはしくれとして、
福田も詩の形で反論しておきます。


生きる。
生きる。
私は 今日も生きる。
生きる。 
生きる。 
私は 海と生きる。

いつも
私の中に。 海はあり。
海の中に。 私はあった。

でも

いま
私の中に絶望があり。
絶望の中に私はある。

いま
私の中に憎悪があり。
憎悪の中に私はある。

いま
私の中に虚無があり。
虚無の中に私はある。


でも
私はいつか帰る。
あの海へ必ず帰る。
おだやかでやさしく。
すべてを包み込む あの海へ帰る。
激しく逆巻き。
牙をむく あの海へ帰る。

あの海は私。

決して媚びず。
怒らず 嘆きもせず。
ただそこにある。

何人にも打ち負かされず。
何人も畏れず。

何人も憎まず。
何人も拒まず。
海はただそこにある。

あの海は 私。

私は必ず 帰る。
あの海へ。


音楽家 福田裕彦




ああ、すごく恥ずかしいことをしてしまった・・・
真剣に恥ずかしい。
でも、アップします。
よろしく。

2011/4/6

ちょっと癒されたい人のために  
Twitterではリツイートしたんですが、
いちおうこちらにも。
これ、ホント、素晴らしいです(^-^)/

http://www.youtube.com/watch?v=C_CDLBTJD4M&feature=youtu.be

2011/4/5

ここのところ  
どうしても原発事故の話題ばっかりになっちゃってて、さすがに疲れた。
小休止しよっと(^-^)/

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アップしそびれてました。先月23日の
「漁港」トークライブUetream生配信後の記念写真。
左から、深海くん、鯨くん、船長、サウンドプロデューサーの三原さん、
カメラマンの加藤さん、デザイナーの坂村さん、バウンディ(流通会社)の吉田さん。
鉄壁のチームワークを誇る漁港クルーであります。

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世界初の、CDイカダを海に浮かべましょう企画、大成功!
CDがこんなによく水に浮くなんて、誰が思ったでしょうか(福田は全然思わなかった!無責任!)。
特典の「漂流キット」を切りぬいて乗せると、楽しさ100倍さー!

で、いきなりですが、

7/18海の日(祝)
「漁港」は 渋谷WWW http://www-shibuya.jp/index.html で
どどーん、とワンマンやります!!


詳細情報は追ってどんどん発表しますので、
よろしくです!!


それはそうと。
洋泉社「映画秘宝」の小沢さんから、こんな本ステキな本を
いただきました。
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もう、タイトルそのまんま!
1954年の「ゴジラ」のヒロイン、河内桃子さんから、平成モスラの満島ひかりちゃん(「愛のむきだし」のヒロインね)まで、
東宝特撮映画に出演した歴代の女優さんがなんと91人もテンコ盛りの豪華本!
水野久美さん星由里子さんのインタビューもあり。
京都の山田さん(敢えて名指しw)、こりゃ必携だよ〜!!

いやー、それにしても八千草薫さん、カワイイ・・・


とか言いつつ、最近福田はこの女優さんにハマってます。
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エレオノーラ・ジョルジ。
ダリオ・アルジェントが1980年に撮った「インフェルノ」の中盤にサラという役で出てきて、
15分くらいで惨殺されちゃうんですがw
福田としては、映画の中で久々に見つけた美女、という感じ。

それはそうと。
「ケロロ軍曹」が終わっちゃったらしいですなー。
大好きだったんだけどなー、ケロロ。残念だー。
基本的にはガンダムのパロディが多かったけど、いきなり東宝特撮ネタや
ウルトラネタのパロディが出てきて、「ギララの逆襲」の時は、なんと
ギララネタやってくれてたしね。こんな事やって誰が分かるんだよ、みたいなwww。
ギロロ曹長の声が、OMRのラテューグ役の中田さんだったのも嬉しかったなー。
とにかく、いつの日か復活して、再びペコポン侵略を!
ケロロ小隊に敬礼!!

2011/4/3

めんどくさがりの人」のために 3  
4/2。
毎年、くだらないウソをつくのを楽しみにしていた4/1も、
なーんにも出来ないまま終わり、
今日は仕事場で、ひたすら隊長ツアーの譜面をメモリーしてました。
でも、あんまりずーっと暗記モノばっかりやってると疲れるので、
合間にDVDを見ました。

ドラムの小田原くんが、「素晴らしい映画なので是非!」と言って貸してくれた映画で、
第二次世界大戦終結前後の昭和天皇を描いた、
ロシアのアレクサンドル・ソコーロフ監督の「太陽」という作品です。

純然たるロシア映画なんですが、昭和天皇を演じるのはイッセー尾形、
セリフも、マッカーサー元帥や進駐軍の兵隊たちが英語をしゃべる(マッカーサー役の俳優のロシア訛りがあまりにもひどいので、侍従役の佐野史郎が英語のアフレコをしたらしいw)以外はすべて日本語、という異色作です。

正直、もうちょっと削れるな、と思う部分もありましたが、
全体的には、確かにとても素晴らしい映画でした。
戦争の最高責任を図らずしも担ってしまった昭和天皇裕仁の孤独、
桎梏でありながらアイデンティティでもあった自らの「神性」との決別が、
真摯に、淡々と、時にユーモアも交えて描かれています。
映画の幕の引き方も非常にうまい。

本当は、日本人が撮るべき映画だったと思いますが、
こんな風なリアルさで「天皇」を描く、というのは、
おそらく現代の日本でも多分不可能でしょう。
実際、この映画、日本での公開が危ぶまれたんですから。

そう考えると、この国って、まだまだ、
全然「自由」じゃないんだな、と思ったりもします。
とにかく、無事公開されてよかったです。
興味のある方は是非。

ところで。
先日、福島原発事故の責任者は我々だ、と書きました。
あくまでも倫理的な意味で、です。
地震に対する備えが不十分で、
毎時1シーベルトもの放射能を含む汚染水が流れ出す状況を招いたのは
明らかに東電の責任です。正直、腹が立ってます。
この状況は酷すぎます。
社長、特攻して水漏れ防げ。
そう言いたいくらいの、最低の状況です。
とにかく早く、「ひび割れ」がふさがる事を祈ります。


今回の事故で、事態が完全に終息するには実は20〜30年かかる、という
事実を知り、衝撃を覚えたかたも多いでしょう。
「コントロールできなくなった原子力」というものの厄介さ、を、
日本中の、というより、世界中の人間が思い知ったと思います。
そして、「原子力」というものが、いかに特殊なものか、という事も。

原子力は、人間にとって「過剰な火」であり、
「過剰な火」はやがて世界を滅ぼす、という認識に基づいた言説が、
チェルノブイリ原発事故のあと、あちこちで語られたのを、福田は記憶しています。

でも、いつの間にか、そういう「節度」ある言説は消えていきました。
時、まさに、バブル経済の最盛期でしたからねー。
過剰、と思われた「火」は、膨れ上がっていく経済の前では、
ちょうどよい、都合のよい火、に見えるようになった
(あるいは、見える、と思いこもうとした)のです。

そもそも、たとえ過剰じゃなくたって、「火」は充分に危険です。

ギリシャ神話では、人間に火を与えたプロメテウスは、
ゼウスにとっつかまって岩山に貼り付けにされ、
生きたまま内臓を鳥に食われ続ける、という罰を受けます。悪趣味。

日本神話でも、日本列島を平然と生みまくったあと、
火を生んだイザナミの尊は、性器に大やけどを負い、
それがもとで死んでしまいます。イヤな話。

要するに、昔から、「火」はヤバい。
致命的。
それを人間は知っていた。
だから「火」にまつわるイヤな話を神話に残した。

でも、そんな風に「火は本来的にヤバい」からこそ、
「火」とは一体なんなのか、
そして、このヤバい存在をどうしたらコントロール出来るのか、を
知ろうとするのも人間の性(さが)・・ていうか、業。
さすがに知恵の実を食っちゃった生き物です。

「火」とは何かを理解するまでには、
いろんな紆余曲折がありました。
今から250年くらい前にさかのぼって
当時の最高峰の科学者に「モノはなぜ燃えるの?」と尋ねたら、
「モノにはもともとフロジストンという火の元素があって、
それが熱に反応して吐き出されるのである!!
その反応が火として観察できるのである!!」
という、
トンデモ回答が聞けるでしょう。もちろん、大間違いですw。

燃える、という現象が、「フロジストン」なんていう元素のせいで起こるのではなく、
モノと酸素との結合現象だ、
という事をはっきり突き止めたのは
ラボアジエという、フランス革命直前のフランスのアマチュア科学者です。
彼は、水素を燃やす=酸素と結合させると水が生成される事も実証して見せましたし、
他にも、質量不変の法則、という、めっちゃくちゃ重要な法則も発見したんですが、
とりあえず、ここは、ふーん、そうなんだ、という程度でw。
まあとにかく、アマチュアとは言え、科学史に燦然と輝く功績を残した人です。

すげえ余談ですが、このラボアジエという人、本職は宮廷付きの税務署員で、しかも税の取り立てがキツいので有名だったので(まあ、理由はそれだけじゃないんですけど)、フランス革命の時ギロチンで首チョンパされちゃったんですが、「俺の首が飛んだあと、俺、瞬きするつもりだから、よーく見ててくれ。首が切られても意識があるかどうか、確かめたいんだよ!」と友達に頼んだという、筋金入りの「科学者」です。
もとい。


とにかく、ラボアジエのおかげで人類は、
「燃える」という現象をやっと正しく理解しました。
1770年代くらいの人間は、まだまだ「可愛かった」んですなーw。

ところが、そのあとの100年間くらいの間に、科学は猛烈な勢いで進化します。
まるで、赤ちゃんの「知性」が数カ月スパンで猛烈な進化を遂げていくみたいに。

化学の発達も物凄かったのですが、電気の流れる電線の周りに磁界が発生することを発見して、「電磁場」という概念を確立したファラデーや、ファラデーの弟子で、電気は電磁波を生み、電磁波は光と同じ速度で伝わることを証明したマックスウェルなどが物理学にもたらした功績は特に大きく、その直接的な影響のもとに、1900年代の初頭、アインシュタインという異常天才が出現しまてきます
・・・って、「火」の話はどこにいっちゃったの?

ちょっと待っててくださいねw。すぐに、そっちにつながります。

さて、1905年、まだ特許庁のビンボー公務員だったアインシュタインは、特殊相対性理論の中で、「E=mc2」という、おそらく世界で最も有名な方程式を発表します。
読み方は「イー イコール エムシー二乗」というのが一般的です。

この、「エネルギーは質量に光速の二乗を掛けたものに等しい」という事をあらわした方程式こそ、
「物質」の中から莫大なエネルギーを取り出すことができる、という可能性を保障した方程式であり、人間に、「モノと酸素の結合で起こる燃焼」を一足飛びにとび越えた、原子力、という「過剰な火」を与えるキッカケになった方程式なのです(ほーら、「火」の話に戻った!)
特殊相対性理論が発表されるわずか100年ちょっと前には、
燃焼という現象をやっと理解したばかりだった人類は、アインシュタインの出現で、
ケタの違うジャンプをする幸運(あるいは不運)を手に入れたというわけです。

なるほど、アインシュタインはやっぱり凄いんだ。
でも、やっぱり、なんのこっちゃ、「E=mc2」。
式の意味も分からないけど、
なにより、式の中に登場するコトバがよくわからない。
「エネルギー」っていうのはなんとなく分かるけど、「質量」ってなに。
「重さ」ってこと?

いいえ、「質量」は、「重さ」ではありません。
例えば、今ここに「1kgの鉄の塊」があるとします。
それは、「明らかにそこに存在する鉄のカタマリ」です。
それを宇宙空間に持っていって重さを量るとしましょう。
宇宙空間は無重力ですから、「重さ」は当然0kgです。
でも、その「1Kgの鉄の塊」の物理的な「量」は変わりませんよね。
その、空間を占有する「量」を以て、物質の「質量」と言うのです。

分かったような分からんような。
なんか納得いかない・・・
そういう場合、「質量は重さ」と思ってしまっても別にかまいません。
ある条件下では、確かにその考え方は正しいんですから。

さて、まあ「質量」」はよしとしましょう。
じゃあ、C2(光速の二乗)ってのは?
だいたいにおいて、なんでここに「光の速さ」なんてものが出てくるの??

ですよね。
でも、なんせ特殊相対性理論、というもの自体、
アインシュタインが
「この世で不変なのは光の速度だけ!
そのかわり、時間や質量が変化するんだよ!相対的なんだよ!」

というとんでもない内容(でもなんとまあこれが宇宙の「真理」!)を語った理論。
「E=mc2」はそれを数学的に証明するために導かれた方程式なんで、
光が登場してくるのは、まあ、しょうがないんです。
アインシュタインって言う人は、
とにかく、「光」にとり憑かれた科学者だったので。

文系の人間としては「相対性理論」をこれ以上くわしく説明する気がしませんし、
また、ちゃんと説明するにはさすがにヤヤこしい数式を登場させなければならないので、ここでやめておきますw。もう年だし、無茶はしません。
興味のある人は是非、ご自分で調べてみてくださいね。

というわけで、式の中の「光速」は「光速」と、書かれたまま、納得するとして。
大抵のかたはご存知と思いますが、「光の速さ」、これはとにかく速いです。
秒速にして、約30万キロメートル。マッハでいうと約882。ウルトラマンの飛行速度の294倍!!
宇宙最速です。しかも不変(アインシュタインによれば、ですよ)。
だから、この式の中では、この「c2」という値は「莫大にしてかつ不変」です。
要するに、ものすげーデカい値の「定数」ってこと。
仮に、この「秒速30万キロメートル」の「30万」を
そのまんまcに代入してみましょうか。

c2(cの二乗)は・・・300,000×300,000=90,000,000,000。
はい、すぐは読めませんねw。900億です。これが不変の値。

m(質量)が仮に「1」だったら、それにこの900億をかける。
すると、「エネルギー」は「900億」。

なんだそりゃ、という感じだと思いますが、まさに、見た通り。

要するに、非常に小さな「質量」と、莫大な「エネルギー」が等価である、という事です。

言いかえれば、もし、「質量」を全て「エネルギー」に変えられるのなら、非常に小さな「質量」から莫大な「エネルギー」を得る事が出来る、という事です。
実はこれが、「原子力」の理想の姿、なのです。
実際の「原子力」は、この数式の表わす理想的な「質量」の「エネルギー」への転換を
ごくごく低い精度で実現しているだけですが・・・

つづく

2011/4/1

3/30  
今日は3/30。
早くも一年の4分の1が過ぎたわけですが、
3/11以降の19日間の体感時間の長さは、やはり尋常じゃないですね。
久々に、時間の重みを感じてます。

隊長ツアーのリハが「粛々と」続いてます。
うーん、「粛々」とか言うと、なんかイメージが淡々としすぎかも。
今回の震災の影響で2日間リハがなかった遅れを取り戻すべく、
すげえ猛練習中
こう書いておきましょう。
実際、先日なんか、なんとまあ、午後1時から10時までリハしました。
しかも、途中、20分程度の休憩が2回あっただけ!
で、別にこの日だけが特別だったワケじゃなく、
今日だって午後2時から9時まで、びっちりやりましたからねー。
平均年齢とっくに50歳以上の超ベテランバンドにあるまじきw状況、です。
こんなにリハ漬けなのは、福田としては、21歳の時、コンテスト出場のために
来る日も来る日も練習していた時以来。
正直、もういーじゃん、リハ!!とか言いたいところなんですが、
そこは加齢の悲しさ(なのか?)w、こんだけやっても曲が覚えきらん!!
うー、とにかくガンバります(> <)

それはそうと。
ついに原発大国フランスから、
「切り札」みたいなチームがヘルプにやって来ましたねー。
今回の福島原発の事故は、彼らにとっても、
今後の原発の行方を決定づける超重要案件。
なにからなにまでグッチャグチャになってる現状に対して、
どの程度有効な策が打ち出せるのか。
打ち出せなかったら、それこそ、世界は雪崩を打って
「脱原発」の方向にシフトしてしまうでしょうから、
彼らも必死なはずです。
ここはとりあえず、彼らの手腕に素直に期待しておきましょう。


ところで。
先日、Twitter上で福田がリツイートした
「原発がどんなものか知ってほしい」という文書に関して、
福田の某フォロワーさんから、
「信ぴょう性に疑問の多い怪文書の類なのでご注意を」との指摘を受け、
この文書をもう一度読み直したり、いろいろ調べてみました。

http://www.iam-t.jp/HIRAI/

結論から言いますと、確かにこの文書、WEB上で広まる過程において、
筆者である「平井憲夫さん」以外の人間が、理論的に完全に間違った記述を
あれこれ付け足している形跡があります。

例えば、
「原発の建屋の中は、全部の物が放射性物質に変わってきます。
物がすべて放射性物質になって、放射線を出すようになるのです。
どんなに厚い鉄でも放射線が突き抜けるからです。」という文章。
先日福田がこのブログで書いたとおり、
どんなに厚い鉄でも放射線が突き抜ける、なんて事はありえませんし、
原発内のものがすべて「放射性同位元素」になってしまう、なんてことは、
もっとあり得ません。この記述はギャグのレベルです。

他にも
「海に放射能で汚れた水をたれ流すのは、定検の時だけではありません。
原発はすごい熱を出すので、日本では海水で冷やして、
その水を海に捨てていますが、これが放射能を含んだ温排水で、
一分間に何十トンにもなります。」
という記述も、完全な間違いです。
いくらなんでも原発はそんな構造にはなってませんw。
当たり前ですよね。もしそんな構造だったら、今頃海は放射能だらけです。

このへん、明らかに、
原発で働いていた人間(=平井さん本人)が書いた文章ではない、と思われます。
ここではあえて書きませんが、この他にも、そういう箇所は散見できます。

福田としては最初から内容全てを鵜呑みにするつもりは毛頭なく、
信頼できそうな所だけ拾えばいいや、という程度に考えていたのですが、
この文書を「客観的に」評価するなら、
内容が含む「科学的な間違い」の量から言って、
この文書は確かに、「怪文書」と呼べるかも知れません。

でも、福田はこの文書に書かれた間違いや、
平井さん以外の人間によって追記されたり、
改ざんされた可能性の高い部分をことさらに抜き出し、
それを以てこの文書を単純に「怪文書」と呼び、
文書そのものを全否定する気が全くしないのです。

なぜかと言いますと。
まず、この文書が、現場の人間しか知り得ない真実も
明らかに含んでいると思われるから。
それは、間違いないと確信します。
言うまでもなく、これは極めて重要なことです。

しかし福田にとってもっと重要なのは、
この文書が、普段、「原子力発電」の問題など、
意識の片隅にも置いた事のない人たちの脳ミソを、
ハンマーでブン殴るようなインパクトを持っていて、
少なくともそれは、世の「のんきな人々」が、
原子力発電、というものに対して、
なんらかのコミットメントを形成するキッカケを作りうるだろう、と思える事です。
特に、現在進行形の福島原発の問題と合わされば、
それは否応なく、より「効果的」だと。
この文書を「怪文書」と認定するのは簡単です。
でも、「だからこの文書には何の価値もない」とする行為には、意味がない。

ちなみに明言しておきますと、
原子力発電に関して、福田の立場は、実は「中立」です。
いわゆる単純な「反原発」の立場にも、
単純な「原発推進」の立場にも福田は組しません。
福田はテクノロジーに対して絶望もしていないし、
かといって、盲目的信頼もしていないからです。

しかし、原発という巨大なブラックボックステクノロジーに
あまりにも無関心な状況には猛烈な危惧を感じます。
それは、「すでに選択された結果としてそこにあるシステム」に対して、
あまりにも無責任な態度だからです。
どんな状況も、選んでいるのは「自分自身」なのです。
今回の福島第一原発事故の最大の責任者は、実は東電でも政府でもない。
我々自身です。

その事実を、我々は思い知る必要がある、と福田は考えます。
ゆえに、福田はこの「原発がどんなものか知ってほしい」という文書を
確信犯的に「放置」します。否定なんかしません。

願わくば、
少しでも多くの人の脳ミソが
ぶっ叩かれますように!


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