2012/6/19

おまけ 入院中に思った10の事  
1、
点滴ブラさげる棒(なんか正式な呼び方あるのかな)には改良の余地がすげえある。
そもそも重いし、トイレ持ちんだりすると邪魔でしょうがない。
画期的な新製品を開発したら絶対売れる。
西村映造で作ってみてはどうか。いや、マジでさ。

2、
入院初日。福田にナースコールの説明をした看護師がボタンを押し、ナースステーションからの「どうしましたー?」という問いに「テストでーす!」と返すと、物凄い勢いで2〜3人の看護師がすっとんで来た。一瞬、ナースコールするとこんな大騒ぎになるのか!?やべえ!!と思ったが、「テストでーす!」を「転倒でーす!」と聞き違えたらしい。その場は笑って収まったが、病院での「転倒」ってこんなにヤバい事態なんだなーと実感。その後の病室での福田の歩きっぷりが異常なまでに慎重になった(=すげえ遅い)事は言うまでもなく、それはさぞや福田の病人らしさを醸し出していたであろう。別にどうでもいいが。

3、
この病院では患者担当のナースは10人くらいのチームで動いており、昼勤、夜勤の二人組が毎日交代するので、結局誰が誰やらさぱーり分からないまま退院した(福田、人の顔を覚えるのが大変苦手です)のだがw、大抵がネコ好きで、福田の持っていた「のせ猫」の写真集に激しく反応。何人かとはネコ談義をしたが、家に9匹ネコを飼っているという猛者もいた。病院で病人の世話、家でネコの世話。本当に世話好き、としか言いようがない。こういう人たちのおかげで世界はかろうじて回っているワケだ。感謝m(_ _)m

4、
五朗ちゃんと寺さんからのお見舞いの花に添えられている彼らの名前入りのカードを見て、「すごい!寺脇さんって、あの、土曜日のお昼の番組に出る人ですよね!」と言った看護師がいた。寺さんが「王様のブランチ」の司会辞めてからもうずいぶん経つんだけど(^-^;この看護師さん、さぞ毎日が忙しくて、時間が止まっちゃってるんだろうなあ。ちなみに、五朗ちゃんの名前を見て「ゼナのコマーシャルに出てる人ですよね!」と言った人は皆無

5、
入院時、TABの威力は絶大。ツイッター、メールはもちろん、YOUTUBEを見てればあっという間に時間が経つし、ネットで病気に関する勉強もできる。ただ、まあ変に勉強しすぎるといろいろ要らん心配するようになっちゃって、それはそれでよろしくないんだけど(-0-)。なんにせよ、入院時には是非TABを。あ、もちろんIPadでも可だけど、IPadだと、仰向け状態で片手で持って、もう片方の手で操作するにはちょっと重いような気がするんだよなー。どお?

6、
点滴を液漏れさせて福田の下腕をポパイ状に変形させた夜勤の医師だが、彼が病室に入ってきた瞬間、実はすげえイヤな予感がした。その医師の顔(あと、声も!)、もと某制作プロの社長で、社長のワリにはけっこう激しいドジばかり踏むYという男にめっちゃ似てたのだ。イヤな予感は大抵当たる。マーフィの法則にそんなのなかったっけ。ないかも知れないから作ろう。「こいつ漏らすな、と思ってたやつは、漏らす」。

7、
入院して3日目に移った病室はナースステーションの真横。人の声はそんなに気にならなかったのだが、消灯後、他の病室からの「ピンポーン」というナースコールのチャイムの繰り返しがナースステーションで鳴るのがはっきり聞こえる。初日はちょっとナーバスになりティッシュで耳栓をして寝た。でも次の日、この「ピンポーン・・・ピンポーン・・・」の繰り返しが正確に5拍子だと気付いた瞬間、いきなり音楽に聞こえはじめてミニマルな子守唄のように響き、逆に睡眠導入に役立つようになった。ものごと、要は受け止めかただ、という事かも。

8、
今回の大腸内視鏡検査のとんでもない痛さについてはもう充分書いたが、サンちゃんから内視鏡カメラのメカニズムについて聞いて、改めてそりゃー痛いわ!と思った。
「内視鏡って、さきっちょから空気とか水とか吐き出して腸を膨らませながら進むんですよ。腫れて痛いところに入れられたら、そりゃ痛いですよー!」うー、そうだったのね・・・それにしても、内視鏡担当医って、尻にチューブ突っ込まれた患者がオナラしたりゲロ吐いたりその他いろいろ出してるのを日常的に見てるワケで、職業としてはかなり因果なモノを感じるなー・・・・お疲れさまです。まあ、それはそうと、人間の大腸の中って、実はけっこう白くてウマそうなんだよね。是非一度ご覧あれ(^-^)/

9、
退院の前日、事務のおねえさんに、入院費のおおまかな概算(意味重複w)を出してくださいとお願いしたら、数分後に費用を書いたメモ用紙を渡されたんだけど、そのやりとりの雰囲気が、結構高い飲み屋で「すみません、シメてください!」と言ってレシート渡される時の感じにそっくりで、微妙に笑った。

10、
最後に、入院中見直したものや、こと。
プリン。麦茶。
ホントにウマかった。ともに、弱った体に超滲みた。
そして、横になって寝る、という事。
福田は基本、ゴロゴロするのが本当に苦手で、夜寝る時以外、横になる、という事が殆ど全くなかった。でもこれからは、もうちょっとごろごろし、てゆるゆる過ごす時間を増やそうと思う。

2012/6/18

入院日記 まとめてみた その2  
6/6 の続き
身長体重測定後、42インチTVや6人掛けの応接セットとかが置かれた、ムダにゴージャスな病室に入る。なんだこの部屋。悪徳政治家とかしか使わねーだろ、こんな病室!
まあ、それはさておき。とにかくひと動きごとに腹痛い。
とりあえず娘に連絡、仕事帰りに着がえやらなにやらを持って来てくれと頼む。CBCのA氏に連絡、おそらく6/9の「電磁マシマシ」収録は多分ムリっぽいです、とお詫び。西村映造のトベル氏にも連絡、急遽入院になった事を伝える。みんなビックリ。
すると偶然、水谷さんからTEL。町支さんが風邪をひいたので、6/8に予定していた町支さんの還暦祝いを兼ねたTHE MAFF(町支さんの4thアルバム「217」を作った時、Bass 岡沢茂さん、Drs 木村万作さん、そして、俺と水谷さんで結成したバンド)の飲み会が13日に延期になったと言われ、「すみません、入院しちゃいました」と報告。
水谷さんもぶったまげる。そりゃそうだw。

そうこうするうち担当医が来る。若い男性医師。
内科外来で見てもらった女医さんじゃなくて残念なの半分、よかったの半分w
だって、内視鏡検査の時のゲーゲーブリブリ見られちゃってるんだもんな。恥ずかしすぎだよ。
入院期間は多分1週間から10日・・しばらくは完全禁食です
がびーん。
「栄養は全部点滴で入れます。あと、一日二回、抗生物質を点滴します。」
「・・・あのー」とりあえず聞いてみる。
「これって、盲腸炎みたいな病気って考えればいいんでしょうか?」
「いや、盲腸炎なんかとは比較になりません。」ときっぱり。
「いま、S字結腸から直腸にかけてかなり酷い炎症があって、この炎症が抗生物質投与でおさまらない場合は大腸全体が『え死』する可能性もあるので、かなり大きく患部を切除します。場合によっては、一時的に人工肛門になる事もあります。
そっ、それはまずーーい!ライブできねー!
っていうか、暴れられねー!!
「まあ、もちろんそれは最悪のケースで、多分大丈夫とは思いますが・・・とにかく、絶対安静です。トイレに行くなど以外ではなるべく動かないでください。もちろん、部屋からも出ないでくださいね」
今朝「マチェーテ」を見て、ダニー・トレホってやっぱすげえ顔・・とか思っていたのが遠い過去のよう。
「えっと、一応伺っておきたいんですが、6/9の夜にラジオの収録があるんですが、外出は・・」
「・・・9日では、まだ全然ムリだと思います。許可できませんねー」
やっぱりか・・・さっきおそらくムリ、って言っておいてよかった。ごめんなさい、佐野さん。

夜8時半ごろ娘が着替を持ってくる。
やっとの思いでパジャマに着替えて就寝。
とてつもねー最悪の一日だった事を反芻しているうちに爆睡。
どんな時でも睡眠だけは普通にとれる自分にかなり感謝w

6/7
一日4回の栄養剤点滴と2回の抗生剤点滴。採血あり。
検温すると9度4分。腹も相当痛い。完膚なきまでに、病人!
排尿も腸に響いてちょー痛い、なんちってな、とか独り言。
解熱剤点滴、経口で痛み止め服用。なんとか熱も痛みも収まる。
西造のトベル氏が何冊か本を持ってきてくれた。ありがたし。
たまたまアミューズのO氏から今年のAAAの件で電話があったので、
一応、状況を伝える。情報は必要以上に広めないでね、と頼む。
イタリアから電話。気にしないで旅行して来いと伝える。
あとはひたすら寝る。

6/8
一日4回の栄養剤点滴と2回の抗生剤点滴。
昨日の採血の結果は炎症反応が22を超えていて実にサイテーだったらしいが、今日は熱が7度台に下がっているので
「多分、現在はもっと低いはずです。心配ありません」と担当医。はい、心配しませんとも。

事務のおねーさんが来て、安い個室(と言っても24,000円・・ホテルだったら相当いい部屋だよ!・・・)が空きましたがどうしますか、と聞かれたので「移ります!」と即答、引越し。
少し気が楽になるw。
アミューズのO氏から連絡があり、五郎ちゃんと寺脇さんがお花を送ってくれるという。
義理がたいのう。すんません。
ひたすら寝ている効果か、腹痛はかなり収まってきた。何より、寝がえりが楽になって助かる。
熱も、解熱剤を使わずに7度台に落ち着く。

消灯後、点滴箇所に血管痛が始まったので針を移動。
点滴の針って看護師では刺せず、いちいち当直の医師を呼ぶんだ、という事を今回初めて知った。
なんか、看護師の方が上手そうなんだけどねえ・・・

6/9
一日4回の栄養剤点滴と2回の抗生剤点滴。採血。
少ーしずつ回復してきている感じ。
TABで状況をあれこれツィートしているので、お見舞いに行きますよ、とみなさん言ってくれる。とてもありがたいのだが、まだ疲れが酷いのと、なんせガスが出たりゴロゴロいったりするチョーかっちょ悪い病気なので、気持だけ頂いてすべてお断りし、ただ寝る。
腹痛いワリにはハラが減って、やたらとメシを食う夢を見る。人間って、浅ましいw
麦茶の味がお菓子っぽく思えて、やたら麦茶を飲む。これって味覚の深化?単なる気のせい?

夜、点滴の針を移動した所からあからさまに液漏れ。
左の下腕が膨れてポパイみたいになる。
けっこうグロいんだが、笑える。こういうメイク方法ってありだな、と思う。
皮下に生理食塩水入れちゃうの。西造的にはどうよ?再び点滴の針を差し替え。しかしまあ、病気になると何度も針刺されるなー・・なんか、罰ゲームみたい。

OMRのファンのみなさん(=福田のコアのファンのみなさん)から、
ゴージャスなポリストーン製のゴモラが届く。ありがとう(^-^)/

6/10
一日4回の栄養剤点滴と2回の抗生剤点滴。
症状的には横ばいな感じ。
昨日の血液検査ではCRPは13に戻っている。熱は7度台前半に落ち着く。
体温の推移をみると、CRPはこのままどんどん下がるはずで、今現在はもっとずっと低いはず、と担当医。
ふーん、そういうもんなのね、と納得するしかない。

五郎ちゃんと寺脇さんからゴージャスなお見舞いの花が届く。さすが地球ゴージャス。
でも、「エンペラー福田様」と書いてあるのでちょっと恥ずかしい。
「プロレスラーのかたかと思いましたー」と看護師に言われる。
さすがに「エンペラー」って名前のレスラーはいねーだろう、日本にはww
っていうか、俺ってレスラーに見える?マジで?

6/11
一日4回の栄養剤点滴と2回の抗生剤点滴。採血。
腹痛はかなり軽減。15時から「ウルトラゾーン」ムック本の取材。二時間ほど喋りまくる。かなり元気になってきた。
しかし、またもや血管痛で点滴針の差し替え。
これって俺が悪いのか、それとも処置してる医者の腕が悪いのか。
左手にはもう適当な血管がなく、ついに右手血管に針。
不便この上ないが、しょーがない。

6/12
一日4回の栄養剤点滴と2回の抗生剤点滴。
さすがに点滴にも飽きてきて、この管野郎が、とか思ってしまうが、実に詮なき事。
でも右手血管って、なんか左手血管より落ち着いてるって言うか、
いい感じで針が刺さるんだな。知らなかった。知らないか、普通w。

午後2時過ぎ、CT。
造影剤の点滴の時の、ぶわーーっという熱感がなんかクセになりそうw
数時間後、CTの結果を持って担当医が来る。
「患部は非常にキレイになってますよー」と、嬉しそう。
昨日の血液検査の結果ではCRPは一気に4.67に下がっていて、熱もほぼないので、
明日の朝から経口食を始めましょうか、と言われたのだが、
まだ微妙な腹痛が取れないので、微妙に先送り。明日の夕食から、に目標設定。

6/13
ほぼ朝一番で採血。午後に結果を見るとCRPは2に下がっていたので、抗生剤点滴を中止。
夕食前に栄養剤点滴も終了、晴れて両手がフリーになる。やたっ!しかも夕飯から固形食!で、待ちに待った食事再開。
全部うまかったが、一番感動したのはプリン。
今後、俺はプリン好きの男として生きる事を決意。

6/14
一切の点滴もなく、普通に病院食が出るようになる。ウレシス!!
退院の兆しが見えてきた。
しかし、この日あたりから、足の太ももの裏側が猛烈に痒くなってきた。
寝ていると掻かずにはいられない程痒い。
首筋、胸のあたりにも赤斑が出始めている。でも、そのあたりに痒みはない。
温暖蕁麻疹?それとも、久々に食べたイワシのせいでアレルギー?
などと思ったが、あまり気にせず。
なんせ、腹が痛くなくなってきた喜びのほうが大きかったからねー。

6/15
午前中、採血。午後に結果を見て、問題なければ明日の退院が決まる。
午後2時、10日ぶりに風呂に入る。気持ちいいことこの上なしなのだが、
明らかに首や胸の赤斑の数が増えている。足にも出てきている。
なんじゃこりゃ?ちょっとイヤな感じ。

午後3時、サンプラザ中野くんが見舞いに来てくれる。
もう腹の状態も落ち着いたので、来てもらったのだった。
なんだかんだと2時間以上話をする。
「福田さん、酒をやめると楽になりますよー」
「えー、中野、いつやめたの、酒」
「もう2年かな。」
「だって、キミ、もともとそんなに飲んでなかったでしょ」
「いやー、この10年はけっこう飲んでたんです。でもやめた。そしたらホントに楽!!」
「そおかあ・・・・」
サケヤメル。
ちょっと考えてみなくもないが、多分絶対無理(-0-;;

夕方、血液検査の結果を持って担当医が来る。
「CRP 1です。明日退院できますよ!」
「よかった・・・でも、この発疹、気になるんですが」
発疹の出た部位をあちこち見せてみる。
改めて見ると、自分でもけっこう凄いことになっている事にビックリ。
ホント言えば、あんまり見たくないレベル。
「・・うわ・・・相当、増えてますね・・・何だろう・・」
発疹を指で押す。
「これ、表皮に出来てないですね・・盛り上がってない。
蕁麻疹じゃないですね。ほら、押すと消えるでしょう?」
確かに。
「じゃあ何でしょう?」
「うーん・・・薬疹かなあ・・でも、薬疹だったら、薬剤を使用中に一番激しくなるはずなので・・・」
実はこの担当医の認識が間違いだった事は翌日の皮膚科受診で分かるのだが。
「とりあえず、今日はもう時間的に専門医が帰ってしまっていて、明日は土曜日なので、誰も来ないんです。退院後、近所の皮膚科の病院を受診する事はできますか?」
うわー、自力で病院のハシゴかよー。
でも状況的には、いたしかたなし。
「そうですね、そうします。」
と言うわけで、退院準備をしつつ、近所の皮膚科病院をTABで検索。
こういう時、ネットって、ほんとーーーに役に立つ。

6/16
朝10時、担当医に紹介状を作成してもらい、11時、退院。
帰りがけに、昨日ネットで見つけた専門医を受診。感じのいい医師。
発疹の出ている部位の写真をとり、またもや血液検査。今回、何cc血抜かれたかなあww

医師の所見は以下のごとし。
まず、「何らかの薬剤使用中止後に薬疹がおきる事は、きわめて普通にありますよ」と断言してから「ただ、血液検査の結果を見ないと、薬疹である、とも、ない、とも言いきれません。とりあえず、ステロイド剤をお出ししますので、これを今日明日と二日間飲んで症状の推移をみておいてください。これ以上発疹が広がらないかどうか。特に、粘膜に発疹が出てこないかどうか。注意深く観察してくださいね。万が一粘膜に出たら、月曜日に再入院・・・かもです。」
どひゃー、なんつー、スッキリしないエンディング。

でもまあ、とにかく、遂に退院!

めでたさも 半分くらいが 丁度いい。
って事?

どっとはらい。

2012/6/17

入院日記 まとめてみた その1  
6/3  
前日に引き続き、浜田隊長のさいたまスーパーアリーナライブ。本日ファイナル。数日前から便秘気味で、朝からなんとなく下腹部が痛い。トイレで会った長田に「実は腹痛いんだよね」と言った覚えあり。だが腹痛はほどなくおさまり、ライブは無事終了。この日から嫁は友人とイタリア旅行。夜、友人と勝手に軽く打ちあがる。なぜかやたらにトマト喰いたくてむさぼり食う。

6/4  
さすがに結構疲れていたので、その日は一日、だらだら過ごす事に決定、借りてあった大林監督の「時をかける少女」「転校生〜さよならあなた〜」のDVDを午前中から見る。リメイク版「転校生」、「死」に匂いがぷんぷんして実にヤバい映画。夜、ミーティング兼 飲み。この日も、なぜかトマトが喰いたくてバクバク食う。ちょっと変。午前1時帰宅。

6/5
朝6時、腹痛がしてトイレに行くと、いきなり下血。「げっ 血!」(シャレではない)と思ったが、今日は、6/13に頚椎の手術を控えて検査入院している母親を一時退院させるために、東武東上線森林公園駅そばの病院へ向かわねばならない。下腹部に異常を感じつつ出かける。朝9時、執刀医から13日の頚椎手術の詳しい説明を受ける。聞く限り、けっこう難儀そうな手術だが、医師は「私はこの手術を今まで200回やりましたが失敗は0です!」と自信たっぷり。福田としては、その、つぶらな瞳のジャイアンみたいな医師を信頼することに決め、母親の安静期間終了の午後2時半まで待機。待機中に病院の食堂でスパゲティを食べ、便意を感じてトイレに行くが何も出ず。まあ、血も出ないのでちょっとほっとする。その後、12日からの入院手続き等をすませ、タクシーで母親を実家に送り届け、実家のほぼ隣に住んでいる妹にあれこれと業務連絡しつつ食べたサンドウィッチが、「最後の食事」になるとは、福田は当然知る由もなしw。午後4時半のバスに乗り、坂戸経由で午後6時半過ぎ自宅に戻る。下腹部が異常にはっている。しかしトイレに行ってもやはり何も出ない。明らかに「物理的」閉塞を感じる。とりあえず風呂に入ってみる。ちょっと楽になる。しかしやはり何も出ない。ガスすら出ない。うーむ。食欲もなくぼーっとしつつ、福田にしては超珍しくドラマを見る。「リーガルハイ」。堺雅人がいい感じなので最後まで見た。その後就寝。なんでこんなに早い時間に眠れるのか。明らかに変。

6/6 
朝7時起床。下腹部の状態は相変わらず。朝8時45分、近所の行きつけの内科医に電話して診察の予約。10時10分にキャンセルが出たので来てください、とのこと。妙に時間があるので、録画した「マチェーテ」の前半をダラダラ見る。ダニー・トレホみたいな面構えの男を主演に映画を撮るロドリゲスはそれだけで十分信用できると思う。10時、雨だが傘をさしてチャリで病院へ。すぐ検温すると、なんと8度。ビックリ。自覚全くなし。医師に症状を説明すると表情が曇り「それは・・・うーん、いい話じゃないですが、大腸ガンの可能性もありますね・・・」数年前、あまりに下痢と便秘を繰り返すので診てもらった時はそんな事は言われなかった。やっぱりカギは「下血」なんだなー。血液検査をする。すごい「炎症反応」が出ている、と言われる。「この数値、CRPってやつですが、基本0.5以下が正常なんですが、13超えてますね。あと白血球の数も10,000超えちゃってる。これはなにがしか、どこかでけっこうな炎症が起きてるって事です。ガンの可能性が消えたわけじゃないですが、ガンの場合、ここまで急速に症状が悪化することはちょっと考えにくいので、むしろ、ケイシツ炎・・」医師は紙に大腸の簡単な絵を描いた。「ケイシツっていうのは、憩室って書きます。なんで憩いの部屋なんて言うのか分かりませんけど、うふふ(この医師は冗談好きの楽しい人ですw)大腸に出来ちゃう袋なんです。こんな風に」大腸の外側に、ぷくっとした膨らみを書いた。「で、憩室には便が溜まりがちになるんですが、時々何かのきっかけで炎症を起こす・・それかも知れない」後で考えると、まさにご明察!だったワケ。前から思ってたけど、この人、名医。「とりあえず、紹介状を書きますから、大きい病院の内科外来で調べてもらってください。今、病院と連絡をとります!」と言うワケで、いったん家に戻ってタクシーを呼び、18年前に一度、一泊の人間ドックに入ったことのある「関東中央病院」へ。時刻は11時。なんか展開、早い。

外来で診察を申込み、診察室に呼ばれたのは11:30頃。そしたら、うわっ、女医さん!しかも相当カワイイ!やべー、この人に、下血だのウンコでないだのガス出ないだの説明すんのかー・・っていうか、するしかないワケです。「分かりました。では横になってください。エコー検査してみます・・・はい息を吸ってぇ・・・止めてぇ・・吐いてぇ・・」こんな検査だったらずっとやっててもらってもいいなあ、とか思ってる福田、55歳。「・・・はいけっこうです。エコーで分かるような明らかな閉塞はないようですね・・・では、当院でも血液検査をしますので、二階へ行って採血してください。それと、レントゲンも撮ります。終わったら戻ってきてくださいね」はーい、喜んで戻ってきまーす!・・でいろいろ待たされて、一時間後に戻ってくると医師はすでにデータをPC上で見ていて「うーん、確かに炎症反応が激しいですね・・レントゲンでは異常は分からなかったので、今度はCTを撮ってみましょう。」緊急のCT撮影、再度の診察待ちで、更に一時間経過。三度診察室に戻るとすでに診断は下っていて「CTで見ると、S字結腸から直腸にかけて炎症があります。今度は、内視鏡検査を受けてもらいます。」「内視鏡・・あの、でも下剤とか全然・・」「CTで見る限り患部周辺に便はないそうなのでそのまま行ける、と内視鏡担当の医師が言ってましたので大丈夫です。それと・・・そのあと、入院できますか?」は?「入院です。」にゅういーん???「いや、あの、なんにも準備してないので、一度家に戻っていいでしょうか」「緊急で内視鏡検査を入れて、いつ呼ばれるかわからないので検査前はちょっと・・終わった後は・・そうですね、ちょっと聞いてみます」どこかに電話してくれたのだが「・・・やっぱりダメだそうです。そのまま入院してください」ひえー、なんだこの急展開、とか思っているそばから、診察室に車イスが入ってきた。「はい、では乗って、内視鏡検査室へ行ってください」「あの、俺、歩けますけど・・」「いえ、炎症反応が安静レベルなんです。入院もそのためです。乗って行ってください」こうして、福田、車椅子初体験。昨日は母親を車椅子に乗せて歩いてたんだがなー・・人生、まさに塞翁が馬!
病室を出ると、事務のおねえさんが近寄ってきた。「福田さん、で、お部屋なんですが、個室か6人部屋か、どちらになさいますか?」え、今決めるの?「それはあの、個室がいいです」「それが、個室ですと、今日は一番高いお部屋しか空いてないんですが・・」「それはおいくらですか?」「38000円なんですが・・・」ゲロゲロ!!なんじゃそりゃ!!とは思ったが、この状況で6人部屋はねーな、と思い「ではとりあえずそれで。」「ありがとうございます」なんかすっげー商売っぽいなーと思ったら、後できいたところによれば、緊急入院の患者に「一番高い部屋しか空いてない」というのは「病院」の使う常套手段なんだそうだw。みんな、気をつけろよー!もとい。
かくして入院手続きを済ませた福田を乗せた車椅子は内視鏡検査室へ。実は、この時点では福田、以前(2000年)、世田谷区の保健センターで受けた内視鏡検査のイメージがあり、全然恐怖感を感じていなかった・・・・


「はい、では検査着に着替えてください」この検査着、初めての時は超恥ずかしかったですぜ。なんせ、お尻の側に大きく縦に切れ込みが入ってるパンツ履かされるんだから!
でも、人間二回目ともなると、別にしょーがねーよなー、検査だもん、と、まあ、そんな感じ。「はい、こちらに横になって、左側を下にして寝てください」はいはい。寝転んだちょうど頭の上に、モニターがある。これで患者にも「内部」が見える、というワケ。腕に点滴針を刺され、点滴が始まる。多分、痛み止め?説明はない。けっこう急いでる感じ。
「はい、では、ゼリー塗りますよー、ちょっと気持ち悪いですよー、はい、カメラ入ります」その瞬間、腹に激痛。「イテテテテテテテ!!」ほぼ絶叫。「はいごめんなさいねー、痛みますねー、力抜いてくださいねー」容赦なくカメラが入ってくる。「イテテテテテテ!!!!!」福田、この時点でやっと理解しました。前回は、健康状態の腸にカメラ入れた上に、ちゃんと麻酔もかけてたってこと。だから全然痛くなかったんだってこと。気が付くのおせーよ!!
「イッテーーーッイテテテ!!」
いやもう、マジ痛い。カメラが動くたびに、腹全体がぎゅぎゅぎゅーーーーっと縮む感じ。「はい、おーきく息をしてー、力抜いてー、楽になりますよー」楽にならねー!っていうか、大きく息なんか出来ねー!いってーーー、腹、イテーーーッ。油汗ダラダラ。それでも容赦なくカメラは大腸内を進む。「あ、これ、憩室だね。憩室・・・ああ、このへんか。腫れてるねー、あっ、この閉塞か。これは・・・ほとんどふさがっちゃってるね」なんとか俺もモニターを確認。確かにふさがってる。「ふさがってますね・・・」うわ、背後でさっきの女医さんの声が!やべー、この検査にも立会ですかっ!マジそれやめて欲しい・・いててててて!!「はい、深呼吸!!」だからできねーっつーの!!げっ、気持悪くなってきた・・「あ、吐きそうですか?吐いてもいいですよー!」看護師さんの声。吐いてもいいですよって言われてもさー、尻にカメラ突っ込まれてゲロまで吐いたら、そりゃもうなんというか・・でも吐きそう!「げええええっっ・・・ぷ!!」昨日の3時頃から何にも食べてないのが幸い、ゲップが出ただけで済んだ。「うーん、この先行きたいんだけどなあ・・・便があるねえ。これ、クリアできないかなぁ。ちょっと体勢かえられますか。上向いて、足組んでみてください」マジですか!痛いっす!動くの痛い!でも強引に体勢がえ。その状態でカメラがグリグリ動いたその瞬間、たまりまくっていたガスが大放出!「はい、いいですよー、ガスだすと、少し楽ですよねー、出しちゃっていいですよー」ああ、人間の尊厳とはなんでしょう。でも出るものは出る!いっそ、全部出ろ!「・・だめだなー、クリアできない・・この先見たいんだけどなあ・・あれ?なんか血みたいなものが見えない?」「見えますね・・」「あれ、血かな。赤いの・・」「・・・血ですかね。・・いや、トマト?」「トマト・・?トマトかな?」トマト・・・「あ、あの」俺は虫の息で言った。
トマト、食べました・・・トマト、たくさん」「食べましたか、トマト!」「じゃあ、トマトだ、大丈夫!」
こういう展開のための伏線として俺はトマトを食ったのか!びっくりだ!

「はい、それじゃここまで!抜いていきますよー・・」再び横臥に戻る。後退するカメラ。その間もガスは出続ける。自分で見えなくて幸いだが、それ以外のモノも出てるらしい。ここまでくると、もう恥ずかしくもなんともねーや!くそー、出るだけでろ!まさに、ヤケクソ。「なんかいろいろ出てきてるから拭いてあげて・・はいもう少しで終わりますよー」
やっとカメラが体内から出た。
何分くらい経ったのか。
5分も経ってない?でも30分くらい拷問受けた感じ。
体中脂汗でドロドロ。
「では、もうこのまま病室に行きますね。」脱いだ服、荷物、傘を持って車椅子に乗り病室へ。
腹、痛い。すっげー痛くなった。ベッドに寝たい・・と思ってたら、部屋に入る直前、
「すみません、身長と体重を計りますね」だって。痛くてまっすぐ立てねーよ!

とりあえず、つづく。感じ。



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