2006/5/2

島口哲朗:シマグチテツロウ ロングインタビューvol.4  インタビュー
----------勉強は?

TS:基本的にはいわゆる「よくできる子」でした。2年生までは全科目5、でバランス取れてたんですが、だんだん崩れましたね。国語、社会、体育、美術が大好きで、算数、理科はキライ、になっていきました。

----------どんどん文科系になっていったんだね。確かに、島口くん、韓国映画の「武者(MUSA)」のパンフに載せた文章とか、今月号(註:2006年6月号)の「映画秘宝」に書いてる文章とか、すごくうまいもんなあ。いつも関心してます。いや、文系だから文章がうまい、ということにはならないし、むしろ、数学的なセンスがないと文章はうまく書けない、と思ってるんで、明らかにお父さんの理系DNAもそこに介在してると思うんだけど。なんにせよ、文章がキラいな人には絶対書けないタイプの文章を書きますよね、島口くんは。本はたくさん読んだ?

TS:自分の本の読み方はちょっと変わってまして、量を読む、というより一点集中型なんです。気に入ると、それこそ100回でも繰り返して読むんですよ。歴史小説が大好きだったんですが、「水滸伝」とかもとにかく繰り返して繰り返して読みました。だから、相当ややこしい内容も全部覚えてました。108つの宿星の名前とか。(興味のある人はhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B4%E6%BB%B8%E4%BC%9D%E7%99%BE%E5%85%AB%E6%98%9F%E4%B8%80%E8%A6%A7%E8%A1%A8  を参照。小学校時代にこれを全部覚えてた島口くんって・・・)

----------俺も怪獣の名前なら相当言えたけど・・・あと。プランクトンの学名(笑)

TS:(笑)それはマニアックですねぇ。

----------いや、でも、「水滸伝」に出てくる108つの宿星の名前がすらすら言える歴史小説好きの小学生のほうが、マニアックなんじゃない?今なら「水滸伝」を原作にしたゲームソフトがたくさんあるから、案外そういう子供、いるかもしれないけど、当時はそんなのないしねえ・・・・俺、あんまり前世とか信じないんだけど、なんとなく前世の存在を信じたくなってきた(笑)。

TS:(笑)そうですよね。自分でも妙だなと思うこともありまして。例えば、2年生の時の図工の時間に、自由に人物を描くっていう授業があって。誰を描いてもよかったんですよ、友達描いても、マンガの主人公描いても。なのに、自分は何故かこの時、鎧兜姿の源義経を描いたんです。義経のビジュアルなんてどこで知ったのか、自分でもよく分からないんですけど、相当ちゃんとした義経でした。

----------どんどんオカルト系特殊児童な感じになってきた(笑)。無意識のうちに、時代劇で「仕入れた」情報なのかもね。でも、TVとかは普通のアニメとかも見てたんでしょ?

TS:はい、それはもう。「巨人の星」「ガッチャマン」「ヤッターマン」「侍ジャイアンツ」・・あと、「カルピス名作劇場」は見てました。「キャンディキャンディ」も(笑)。それと、大好きだったのはNHKでやってた人形劇の「三国志」。これはハマりました。(註:1982年10月2日〜1984年3月24日放送。放送開始の時、島口くんは6年生)

----------やっぱり歴史だ!絶対なんかあるな、こりゃあ、うーん・・・そういう趣味の部分以外でもなにかこう、ついつい歴史への嗜好が反映しちゃうこととかなかったですか。教室に入るときについ「おのおの方!」って言っちゃうとか。

TS:(笑)それはなかったですねー。

----------そうか、残念。でも、そういう周囲とシンクロしそうにない趣味の持ち主って事で孤立してたりは?

TS:全然してなかったです、他はいたって普通だったですから(笑)。むしろ、勉強出来るほうで運動も得意っていうことで、わりと友達を仕切ってるタイプでした。ずっと学級委員長だったし。

----------リーダー的存在。今と同じだね(笑)。

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TS:(笑)・・・で、自分ひとりで決めた自分なりのルール、っていうのが常に頭の中にあって、それに従って行動してました。そういうルールのもとで集団を仕切る、みたいな。例えば、ケンカして相手を泣かしてもいいけど、もし相手が血を流したら絶対それ以上攻撃しない、とか、万引きは1万円以上が罪、とか。それ以下の金額の万引きは悪い事だと思ってませんでした(笑)。

----------その具体的な金額、おもしろいなあ。要するに「俺が法律だ」ってことだね。それって、ある意味、非常にひとりっこ的かもしれない。兄弟がいると、自分でルール決めてたつもりでも平気で破られたりするから。例えばメシ食ってて、大皿に持ってある揚げ物のラス1は俺の、とか勝手に思ってて、余裕で箸でつまんだとたん、弟に空手チョップで叩き落されて奪われる、とか(笑)。あ、これ、実体験ね。

TS:(笑)弱肉強食ですね。そういう経験はないです、確かに。そうか、たしかに、一人っ子的、な判断の仕方だったかもしれませんね。

つづく↓

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