2007/5/25

富永まい監督 ロングインタビュー 02  インタビュー
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F:小学校の頃はどんなお子さんでした?

T:運動は苦手でしたが、元気にばたばたよく遊ぶ子でした。
家の中でのお絵かきもよくしましたけど。

F:好きな教科は?

T:図画工作でした。作文も嫌いではなかったですけど、小学校の3年生にもなると、、「作文で先生に褒められるフォーマット」っていうのが分かってしまって、自分で書きたいことじゃない事を書いて、後でそれを読んですごくイヤになったっていう記憶があります。

F:それは要するに凄く才能があったっていう事ですよね(笑)。
しかしストレートだなあ。好きだったものが「図画工作」と「作文」。
見事に、今のお仕事に完全に直結してる。たったこれだけお話を伺っただけでも、
富永監督はすごく素直に、真っ直ぐに育った、という印象がありますね。
その真っ直ぐに育った富永監督が、最初に受けた「芸術的衝撃」はなんでしょうか。
多分、それがなかったらクリエーターにはなってなかっただろうというファーストインパクト・・・

T:私の場合は、小学校高学年の頃、母に連れて行ってもらった演劇ですね。
母は若い頃グラフィックデザインの仕事に就いていて、私は母から芸術方面でいろいろ影響を受けていると思うんですが・・・連れて行ってもらったのは海外の劇団の公演で、「ガラスの動物園」(福田註:世界的に有名な戯曲作家テネシー・ウィリアムズの代表作のひとつ)という作品で。

F:「ガラスの動物園」!小学生で「ガラスの動物園」ってすごいなあ。
なんにせよ、ファーストインパクトは「演劇」だったんですね。

T:そうなんです。私は幼稚園の頃から舞台に上がるのが好きなこどもで。

F:学芸会とか・・・

T:大好きでしたねー。なので、中学校、高校と、クラブは演劇部でした。
高校の時は、オリジナル作品を書いて、演劇の全国コンクールの都大会までは行ったんですが・・・演目の制限時間60分、という規定のところを、61分30秒やってしまい、結局審査対象外、でした。

F:1分30秒オーバーで失格?きびしい!・・・でも、高校生でそこまで一生懸命演劇をやっていた、ということは、そのあとも・・・・

T:はい、多摩美にも、最初は演劇がやりたくて入学しました。演出も役者もやれる人になりたくて…ですがそのうち、映像の授業を受けたらそれが面白くて、転部しました。

F:うーん、ますます面白いなあ、「映画」に対するマニアックな感情とかは全然なかったんですね。ちなみに、子供の頃見て、これは!と思った映画はありますか?

T:中学校の時父親と見に行った、伊丹十三監督の「お葬式」です。途中で相当エッチなシーンがあって、子供心にとても恥ずかしくもあったんですが、それでもとにかく面白かった。ハマって、メイキングの「お葬式日記」とかまで読みました。

F:確かに「お葬式」は当時、飛びぬけて面白かったですね。シナリオがすごかった。
他の伊丹作品はどうでしたか?

T:「たんぽぽ」は好きです。マルサシリーズも見ましたが、好きなのは「お葬式」と「たん ぽぽ」だけですね。

F:その当時っていうのは、敢えて映画マニア的表現で言うと「日本映画不毛の時代」で、いわゆる角川映画の黄金時代ですよね(福田註:「角川映画の黄金時代」が「日本映画不毛の時代」、という表現には賛否両論あると思うが、少なくとも福田ははっきり「反角川映画派」なのでこう書く。)

T:でしたね。私も、スキとか嫌いとかではなく、とにかくみんなが見てるから、という理由で、薬師丸ひろ子の「Wの悲劇」とか原田知世の「天国に一番近い島」とか見に行きました。でも見に行ったのは覚えているんですが、中身はまったく覚えてない(笑)。

F:それがまさに「角川映画」でしょう(笑)。最近ではテレビ局がプロデュースしてる映画がそんなですね。「ゲゲゲの鬼太郎」とか・・・

T:あ、ごらんになったんですね。どうでしたか?

F:もちろん予想はしてたんですが、とにかく軽い、というか、薄い、というか・・・何カットかのSFXは思ったよりよかったですけど。とにかく、この映画は、見てた人たちが、映画が終わって場内が明るくなったとたんに「さー、終わった終わった、ごはん食べに行こ!」みたいに、ほんとになにごともなかったかのようにサワヤカに席を立っていく。これがもう全然ダメだなと。「映画が終わってしまったこと」に対して、見ている側が感じるべき喪失感がまるでない。

T:うん、喪失感ですね。そういう感覚の起きない映画は確かにダメですね。
お茶の間のテレビ番組と変わらない。

F:そうなんですよ。映像作品っていうのはもっともっとパワーがないと。
昔、東宝に、「マタンゴ」という映画がありまして・・・・
(この後、延々「マタンゴ」の話になる。福田が喋りまくっているだけ、かつ、長すぎなのでカット。)あ、でも「ゲゲゲの鬼太郎」は、今 富永さんが籍を置かれているピラミッドフィルムさんもCGで参加してましたね。

T:そうなんです。あと「蟲師」も。

F:「蟲師」!そうですかー。あれも、SFX以外はダメダメだったなあ・・・
(この後、延々「蟲師」がダメだった話になる。またもや福田が喋り捲っているだけ、かつ、長すぎなのでカット)

↓つづく

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