2008/8/25

8/22  
もう2ヶ月以上前のこと。母から電話があった。
「裕彦、あなた8月の後半、北海道に行く仕事とかない?」
「はあ??なんで」
「8月の22日くらいから、家を空けられる都合がついたのよ。ちょうどいいから、久しぶりに蘭島のおばあちゃんの見舞いに行こうと思ったんだけど、一人で行くのも心細いし。北海道行く仕事があったら、ついでに連れてってもらおうかなと思って」
「なに言ってんの、北海道なんて一人で行けばいいじゃん。海外旅行とか一人で行ってるんだから」
「あれはほら、添乗員さん任せだし」
「俺に添乗員やれって事っすか」
「そう。だってほら、もう私だって77歳なんだから。ひとりで北海道は心細いのよ」
そこで実年齢を出すわけね。
「確かにそりゃそうだろうけどさ・・・でもなんにせよ、今年は俺、ツアーしてないから、8月のそのへんで都合よく北海道なんか・・・」と言って気がついた。「あ、行くわ・・・24日、札幌。」
女親の勘、とでも言うのか。なんでそこまでピンポイントのタイミングを掴む?
「やった!じゃあ、連れてってね」
というわけで、8/24の札幌での「シンセサイザーの逆襲」の2日前から、母親を伴って北海道へ行くハメに。
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まずは、千歳の伯父(父の姉(故人)の連れ合い。母親から見れば義理の兄)の元へ。
俺は今から10年前、ON THE ROAD2001の初年の「1学期」ツアーの終わりにお邪魔していたのだが、母はなんと30数年ぶりに伯父に会う。なので、電話で綿密な事前打ち合わせを交わして(まあ母はそう証言)空港で待ち合わせたにも関わらず、母は伯父の姿を認識できず伯父も母の姿を認識出来ずに10分以上すれ違い続けるというホノボノ系のギャグ状況に。なんとか邂逅を果たし、伯父の家で歓談。ヘビースモーカーの伯父に禁煙の素晴らしさを説いたあと、電車で札幌へ。ひどく気温が低く、風も強い。いくら北海道とはいえ、この季節でこれはちょっと寒すぎる。はやくメシ食って暖まるか。
「かあさん、夕飯なに食べますか」
「リゾットとか」
「はあ?」なんでまた札幌でリゾット。
「入れ歯の調子が悪くて歯茎とすれて痛いのよ。だから柔らかいものがいい。」
年寄りのクセに、母は「新鮮な生もの」とかに一切の執着がない。むしろ、苦手。福田の海産物系苦手は完全にこの母の嗜好によって形成された。
「じゃあ、イタメシ屋探しましょう」
結局、そのへんの適当なパスタ屋に入ってパスタを食いつつ、白ワインをデキャンタで2本。こんなに飲むならボトルにすりゃよかった、とか思っていたら、どんどん腹が痛くなってきた。Tシャツ一枚に上着を羽織っていただけでいたので、冷えたらしい。
「裕彦、あんたもっと飲まないでいいの」
「いや、いい。なんか腹痛い」
「なんだ、裕彦、酒弱いね」
いや、だから、そうじゃなくて。
「腹、冷えた」
「じゃあ飲んであったまんなさい」余りのよく冷えた白ワインをどぼどぼ注ぐ。「ほら」
「はあ」もっと冷えると思うんですが。

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