2009/3/8

2/28 その2  ゆうばりファンタ
「G」「ゲハラ」の上映後は、16:30からコンペ参加作品を2本見る。

クリックすると元のサイズで表示します
まずは有馬顕監督の「やまないカーテンコール」。16分の短編だが、「ついてない女」の悲喜劇を巧みに描いた佳編。主人公は飲み屋の中年ママ。愛人関係がもつれ、相手の男の妻子を殴打。私は人を殺してしまった、もう死ぬしかない、と思い込んだ彼女は深夜タクシーを拾い「せめて美しく死ねる場所」へ行こうとする。ところが、彼女を乗せたタクシーの運転手は一筋縄でいかない女。「あんたが死んだら、あんたの持ち金全部ちょうだい」と言い出す。いいわよ、と答えた主人公。しかし明け方、目的地に近づいたころ、ラジオから聞こえてきたのは「殴打事件の被害者が奇跡的に命をとりとめた」というニュース。いきなり「死ぬ理由」を失くす主人公、そして「金づる」を失くす運転手。さあ二人は・・・・というお話。演出は的確、シナリオも巧み。タクシー運転手の中原翔子が素晴らしい演技を見せる。☆☆☆★★

クリックすると元のサイズで表示します
次は光武蔵人(みつたけ くらんど)監督の「サムライアベンジャー 復讐剣 盲狼」。上映時間92分、オールアメリカロケの堂々たる作品。極悪非道な男に理由無く妻子を殺され、自らも視力を奪われた主人公が剣の修行を積み、仇敵を倒すべくアメリカの荒野を往く、という設定はかなりシンプルに燃えるし、敵が差し向ける7人の刺客を主人公が一人ずつ倒していく、という明解な映画構造、あからさまに「劇画」的な血まみれ殺害シーンなど、見るべきところは多く、非常に丁寧に作られた作品ではある。しかし、残念ながら、アクション映画でありながらアクションそのもの(特に日本刀をつかった殺陣)が圧倒的に弱い。とくに「ガイジン」が日本刀を扱う姿がとにかくカッコ悪い。さらに、光武蔵人監督自らが盲目の主人公を演じているのだが、このキャラクターに主人公としての吸引力が決定的に足りない。というわけで、たいへんな力作なのだが、非常に物足りない「アクション映画」になってしまった。制作規模から考えて、とてももったいない作品である。☆☆★★★

二作品上映のあと、市民会館前の広場で恒例のストーブパーティ。

クリックすると元のサイズで表示しますクリックすると元のサイズで表示しますクリックすると元のサイズで表示します
クリックすると元のサイズで表示しますクリックすると元のサイズで表示しますクリックすると元のサイズで表示します
日が暮れてかなりの寒さだが、さすがゆうばりファンタの「中核」を成すイベント。例年通り、かなりの賑わい。

クリックすると元のサイズで表示します
とりあえず、熱燗と煮たフキ。約1分で熱燗は冷に、フキはすっかり冷凍食品になりますw。あまりにも寒いので、飲んでも全然酔っ払わない。恐るべきシチエーション。

クリックすると元のサイズで表示します
「イールガール」のP・カンピオン監督と。企画中の次回作の話(長篇!)とかを聞いて盛り上がる。とてもセンスのいい監督なので期待大。来年も新作を持ってゆうばりに参加したいと言ってました。ホントに来いよな〜(^-^)/

クリックすると元のサイズで表示します
紅井ユキヒデさんと。井口監督の次回作には紅井さんも参加するとの事。お楽しみに!

クリックすると元のサイズで表示します
ニューヨークの「エイジアン・フィルム・フェスティバル」のプログラミングディレクターMark・Walkow氏。河崎監督とは知り合いで、去年「ギララの逆襲」がスペインの映画祭に招待された時もプログラミングDだったそうな。もちろん仕事柄もあるが、物凄くアジア映画に詳しい男。こういう人間がいるからアメリカ人は侮れない。ちなみに、今年のエイジアン・フィルム・フェスには、「ギララの逆襲」と田口監督の「G」をともに正式招待します、と言ってましたw。

クリックすると元のサイズで表示します
さて、ストーブパーティでいい加減飲み上げあと、20:00から、アカデミー賞8部門を獲得して、今回のゆうばりファンタでも文句無く圧倒的な集客力を得た「スラムドッグ$ミリオネア」の上映。あの「トレインスポッティング」や「28日後」のダニー・ボイルがまさか「アカデミー賞監督」になるなんて!!という気持ちで見始め、最終的には、ああ、なんだやっぱり普通にダニー・ボイルの映画なんじゃん!と安心した。端的に言って、この映画を鑑賞するにあたっては、アカデミー賞8部門獲得なんていう「受賞歴」はむしろジャマ。たとえば、単館上映でたまたま見たら猛烈に面白かった、というのがこの映画の「本来あるべきポジション」だろう。さらに、福田としては、「アメリカのアカデミー会員」が、「イギリス人クルーがインドの貧困をテーマに作り上げた」この映画の何にそこまで心打たれたのか、は、ちょっとナゾ。ひょっとしたら、彼らは、アジア映画(例えばそれは「イラン映画」も含む)や、インド映画(いわゆるボリウッド作品も含む)を見た経験が浅いんではなかろうか?・・・などなど、つい余計な事を考えてしまう福田。要するにこの映画がアカデミー賞なんて余計なモノを獲ってしまったことで、一番「平常心」を書いてしまったのは俺自身なのかもしれない。
☆☆☆★★★

2009/3/8

2/28 その1  ゆうばりファンタ
ホテルに戻ったのは午前8時近く、それから温泉に入って寝たら9時過ぎになってしまった。今夜も絶対に見なければならない上映を含むオールナイトイベントがあるので、体力を温存すべく、この日午前11時30分から見るつもりだった「新怪談必殺地獄少女拳 吸血ゾンビと妖怪くノ一大戦争」をパス(タイトル的には絶対見ねば!と思っていたのだが、実は「ディープコアナイト」で予告を見て、うーん、見なくてもいいかも、と思ってしまったのだったw)。というわけで、12時起床。去年、「ひょっとしたら、来年は営業しないかも」という恐ろしいウワサが流れたが、無事営業してくれていたソバ屋「藤の屋」さんに名物カレーそばを食いに行く。

クリックすると元のサイズで表示します
よか天気(^-^)/でも、その分寒い。

クリックすると元のサイズで表示します
これ食わないとゆうばりファンタに来た気がしないw。


クリックすると元のサイズで表示します
ホント、がんばってくださいよ。

クリックすると元のサイズで表示します
14時スタートの「G」と「長髪大怪獣ゲハラ」上映を目指してゆるゆる市民会館へ。3階の特設会場に行ってみたが、12時45分の時点ではまだ誰も並んでいなかったので、1階のカフェテリアでコーヒーを飲みながら小休止。土曜日ということもあって、けっこう賑わってる。いい意味文化祭っぽくて、純粋文科系男福田はすげえ和む。

クリックすると元のサイズで表示します
「チャンドニー・チョーク・トゥ・チャイナ」と「スラムドッグ$ミリオネア」の上映に絡んで、札幌からインドカレー屋さんの「タージマハール」も出店。

クリックすると元のサイズで表示します
1時30分に開場すると、席は瞬く間に前方から埋まる。もちろん福田は最前列をゲト。

クリックすると元のサイズで表示します
お客さんの入りを気にしながら、落ち着かない様子で廊下を行ったりきたりしていた田口清隆監督に挨拶。フィギアとポスターを持ってもらって記念撮影。さすがまだ29歳、なんというか、照れぶりがカワユス。若いってステキ(ジジイ度全開発言)・・・

クリックすると元のサイズで表示します
上映イベント開始。左から田口監督、「G」に登場する怪獣ガラエモンのスーツアクターさん、「ゲハラ」のスーツアクターさん。スーツアクターさんがメインで挨拶するっていうのがなんといっても素晴らしい。

クリックすると元のサイズで表示します
そしていよいよ、福田が今回のゆうばりでも特に楽しみにしていたプログラム「G」の上映。今から7〜8年前に撮影されたという人間ドラマ部分に関しては、出演者全員が20代前半のアマチュア、撮影セットは無し、音声も同録のみ、で、まさに典型的な「ローコスト自主制作映画」の範疇を出ないのだが、今回初めて全編を通して見て、シナリオがメチャクチャよく書けているのにビックリした。このままプロの役者に演じさせれば、商業作品として十分に通用するレベルのシナリオ・・・というよりむしろ、「小さき勇者たち」や「どろろ」など問題にならないほどよく出来たシナリオだ。登場キャラクターの配置が怪獣も含め「ドラえもん」のパロディになっている、という構造的なシャレも福田にはけっこうツボ。YOU TUBEで話題騒然だった特撮シーケンスに関しては、やはりアイディア、見せ方ともに本当に素晴らしく、特にクライマックス、怪獣「ガラエモン」と最終兵器「ロボ」の対決に、ちゃんと人間キャラが絡んでドラマが盛り上がっていくあたりの疾走感、高揚感は文句なし。完成までに9年間かけた田口監督の執念と愛、という付加価値を全く考慮しなくても、これは「普通に怪獣映画の大傑作」である、と絶賛しておく。DVD化も実現しそうだという事なので、その時は是非ともご覧ください。というわけで、人間ドラマ部分の「壮絶なアマチュア度」には敢て完全に目をつぶり、☆☆☆☆

この後、先日NHKで放映された「長髪大怪獣ゲハラ」の上映。なんといっても役者が全員プロ、セットも完璧なので、トータルの完成度は「G」とは比較にならないのだが、やはりこれはあくまで15分の「イベントムービー」。感銘の度合いは逆に「G」と比較にならない。この日、「ゲハラ」上映後にプロデューサーのみうらじゅん氏によるビデオメッセージの上映があり、「あくまでゲハラはイベントムービー。だからこそ、ここまで怪獣映画らしい雰囲気がストレートに出せた」とコメント。「ゲハラ」の本質をちゃんと語っていたので、福田が先日ちょっと書いた「ゲハラ」に関する「不快感」はなくなった。しかし、まあ、なんにせよ。「商業映画だとここまでストレートに怪獣映画な怪獣映画はもはや絶対作れないんだよなー」と見切ってしまっている我々世代というのは(もちろん福田も含め)、なんか情けない存在w。もう頼りは田口監督しかいないな。いや、マジで。で、そういう事はさておき。

クリックすると元のサイズで表示します
上映後は、きぐるみショー!ゲハラ対ガラエモン!!

クリックすると元のサイズで表示します
ゲハラ対ロボ!!なんか無条件で嬉しいぞ!!

クリックすると元のサイズで表示します
ロボの中身は田口監督。お疲れさま。右は、「ディープコアナイト」でも大活躍だった紅井ユキヒデさん。DVD化にあたりアフレコに協力する、と言ってました。

クリックすると元のサイズで表示します
記念撮影。なんだか照明の関係でガラエモンが必要以上に西村映造製作の残酷系クリーチャ−みたいに見えますがw、実際にはここまで赤ムケくんではありません。

クリックすると元のサイズで表示します
客席、けっこう興奮状態w。

クリックすると元のサイズで表示します
イベントが終わってハケた怪獣たちを追って観客が廊下に殺到。急遽撮影会状態に。
なんだよ、みんなやっぱ好きなんじゃん、きぐるみ!

クリックすると元のサイズで表示します
一応、ゲハラ、至近距離で押さえた。毛がすごかった(小学生コメント)。

2009/3/5

2/27 その3  ゆうばりファンタ
クリックすると元のサイズで表示します
夕飯は、ホテル近くのオープンスペースで、夕張の方お手製のカレー。350円は激安!このとうきびもうまそうだったのだが、福田、強力に猫手なので断念。22:30スタートのゆうばり名物オールナイトイベント「ディープコアナイト」に向かう。どういうイベントかと言いますと

クリックすると元のサイズで表示します
裸祭り?

クリックすると元のサイズで表示します
蘇民祭?

クリックすると元のサイズで表示します
ボディペインティング?

いや、別にすべての「ディープコアナイト」がこういうイベントなのではなく、ここ数年で猛烈なイキオイで日本映画業界を席巻している天才造形家にして映画監督、西村喜廣氏主催のイベントだからだ(と思うw)。写真がうまく撮れてなかったので掲載しないが、オープニングのメインは、「赤い羽根」を生尻に投げる(たまに刺さる!)というイベントだった。電撃ネットワークかい!後の井口監督談話。「いや、マジで、映画監督って命がけだなあと思いました」
さて、この強引なオープニングの後は、西村喜廣監督作品「東京残酷警察」のDVDの特典映像を全て公開。短編「東京残酷ドカタ」とか、人間の腕を巨大なエンピツ削りで削ってどろどろー、とかのグログロ映像もありw。その後は「片腕マシンガール」のDVD特典「はじらいマシンガール」を、井口監督の生コメンタリーつきで見る会。すげえ盛り上がりました。このブログを読んでいて、「片腕マシンガール」見てみたいんだけどなんかコワそう、と思ってるかたは、先に「はじらいマシンガール」を見るといいですよ。なんせ、「片腕〜」で壮絶に死んじゃった人たちが、傷口を縫ってもらって生き返り(「ウルトラマンマックス」のメトロン星人と同じ原理!)普通に活躍するという微笑ましい作品なので(もちろん血はぶーぶー出ますがw)。これを見ておけば、「片腕〜」でどんな凄まじい死に方をしたキャラも、実は生き返るんだもんねー、と思って見られるので安心。
その後ちょっと休憩を挟んで、ダンスあり、ふたたび電撃ネタあり。
↓ネズミ捕りで指パッチンの巻。

クリックすると元のサイズで表示します
クリックすると元のサイズで表示します

左で嬉しそうにネズミ捕りを差し出しているのは、「東京残酷警察」脚本協力のナコシサヤコさん。彼女のお尻から黒い棒の様なものが突き出ていますが、これは「はじらいマシンガール」のクライマックスに登場する、井口監督がこれを撮るのはひとつの夢だった、という「お尻からマシンガン」です。くだらないですなー、実に!!(すごくホメてます)
このあと、俳優の紅井ユキヒデさんのコーナー。約10年前、ゆうばりファンタ10周年を記念して作られた自主映画(撮影は西村さん)「YUBARI RAISING」の短縮バージョンの上映、紅井さんが演出して西村さんが造形を担当している舞台の映像などがあり。これが終了した時点で時刻は午前4時すぎ。さすがに井口、西村監督にも、観客にも、かなりの疲れが見える。すると、井口監督、西村監督に「どうしますか、このあと本編2本やります?片腕マシンガール、やらなくてもいいですよ」「えー、いいよ、やりなよ。じゃあ、東京残酷警察、やめようか」「あ、ジャンケンで勝ったほうの映画やりましょうか!?」「おお、そうしよう!」なんですとー!危うく二人がジャンケンを始めそうだったので、福田ツッコむ。「えー、2本ともやってくださいよ〜!」
というわけで、ちょっと休憩をはさんで、なんと朝方4時30分すぎから「片腕マシンガール」と「東京残酷警察」の二本立てが始まったのでした。正直、キチガイ沙汰。

          クリックすると元のサイズで表示します
「片腕マシンガール」を大きな画面で見るのは初めて。ご家庭サイズの画面で見るのとはやはり相当印象が違った。もう4回目くらいの鑑賞だったせいもあり、音楽の部分にも耳が届き(なんせビジュアルの衝撃が大きい作品なので、音楽までなかなか意識が届かないw)非常に楽しめた。初見の時、ちょっと欠けていると思った「井口監督作品らしさ」も十分感じた。実はなかなかに「難しい」作品なのだ。
☆☆☆★★★
          
          クリックすると元のサイズで表示します
西村喜廣監督、渾身の力作。劇場で見損なっていたので、今回が初見だが、とにかくめくるめくスプラッターと異常造形の嵐!間違いなく、今現在、世界で一番過激なオリジナリティに満ちた傑作だ。舞台は近未来(あるいはパラレルワールド)の東京。民営化された警察は、傷口を武器に変形させて暴れ狂う恐るべき殺戮ミュータント「エンジニア」との死闘を日々繰り広げていた。「エンジニア」狩りのスペシャリストである主人公ルカは、警察権力の最も忠実な僕として壮絶な戦闘を続けるのだが、徐々に「エンジニア」に潜むナゾに気づいていく・・三池崇史の傑作「オーディション」で強烈な印象を残した女優 しいなえいひ がとにかくカッコよく、この映画の世界観をすべてひとりで受け止め、抱きしめ、かつ反逆する。彼女の存在感のおかげで、この暗澹たる「SF映画」は、バイオレンスアクション「ダークヒロイン」ムービーとしての躍動感を完璧に獲得している。かつ、作品の底流に存在する、無骨な政治思想にも拍手。こんなに明確な思想映画、というのは、最近全く無かった。これぞ、パンク。続編に期待!
☆☆☆☆

2009/3/5

2/27 その2  ゆうばりファンタ
クリックすると元のサイズで表示します
「CC2C」(というのが「チャンドニー・チョーク・トゥ・チャイナ」の「愛称」)上映後、毎年自腹参加の笠井アナ登場。例年通りすげえ嬉々として招待作品の解説にいそしむ。このステージ上での映画解説に関してもボランティアでノーギャラなのかなあ・・彼のあまりにも嬉しそうな姿を見てると多分ノーギャラなんだと思うんだがw。実際、「CC2C」に関しても「ウチの局製作の○○○○より全然面白い!」という男気満載の暴言を繰り返して爆笑をさらってたし。写真右は、インド映画の情報誌「ナマステ ボリウッド」日本版を発行しているかた(ごめん、名前忘れました)。現在のインド映画の状況を色々お話されてましたが、最終的に2人の話題はやっぱり「ディ−ピカちゃんはかわいい!」に行き着く。笠井アナ、「絶対彼女は次回の007でボンドガールでしょう!!」と断言してました。激しく同意。

クリックすると元のサイズで表示します
小腹減って、炊き込みゴハンを買う。「ピンクパンサー2」との関連は分からずw。

クリックすると元のサイズで表示します
こんなのも発見。

クリックすると元のサイズで表示します
興味のある人はメーカーにお問い合わせを(^0^)/

クリックすると元のサイズで表示します
中は黒くないw。ウマス!!

クリックすると元のサイズで表示します
会場は再び商工会議所へ。「ロード・オブ・ザリング」などのメジャー作品にSFXスタッフとして参加しているポール・カンピオンの短編2本の上映。カンピオン監督、すげえ若く見えるのだが、後日話をしたら「若く見えるんだけど、41歳っす!」と(英語で)言って、もみ上げの白髪を見せてくれました。

クリックすると元のサイズで表示します
最初は16分の短編「ザ・ナイト・オブ・ヘルハムスターズ」の上映。西欧版コックリさんで遊んでいたカップルが、悪魔に取り憑かれたハムスターに襲われるという、まあ、しょーもない、愛すべきホラー。演出、カメラワーク、演技などは完璧なのに、殺人ハムスターだけはあからさまに人形、というのが「笑うところ」。見せ場は、ヒロインの彼氏がハムスターにお○ん○んを食いちぎられるシーンで、これについて監督は「たまたま僕の友達が何かのタイミングで猛烈に股間を打ってしまい、そいつは本当にしばらく立ち上がれなかった。これはネタとしてイケる、と思ったんだ」という、説得力があるんだかないんだか、なコメント。「ついでに言うと、ハムスターは体の半分が睾丸だ、と聞いて、なんてこった、そんな生き物がマトモなわけはない!と思ってこの作品を作った」らしい。この大バカもの!(すげえホメてます)。
☆☆☆★

クリックすると元のサイズで表示します
そんなステキなカンピオン監督の最新作がこの「イールガール」(ウナギ女)。上映時間わずか5分の短編だが、素晴らしい完成度のショートホラー。ナゾの研究室でナゾの研究をしている科学者が自分の育てた(か、改造した)ウナギ女に食われる、というだけの作品なのだが、撮影、メーク、美術、音楽、どれをとっても素晴らしく、「ザ・ナイト・オブ・ヘルハムスターズ」のいかにも自主制作な雰囲気は微塵もない。さぞかし金がかかっただろうと思ったのだが、総制作費は300万円くらいで、すべて自宅のガレージに4ヶ月かけて組んだセットで撮影したそうな。お見事です。
☆☆☆★★★

クリックすると元のサイズで表示します
続いては、トルコのエクソシスト映画(!)「ヘムン」の上映。32歳の若手監督ハサン・カラジャダー監督からのビデオメッセージはなんと流暢な日本語!日本に留学していたのだそうで、「留学中に見たJホラーに衝撃を受け、自国の感性とJホラーをミックスした映画を撮ろうと思いました」との事。なかなかの野心、というか、無謀な企画というか、でもさすがワカモノ!期待高まって映画が始まる。

クリックすると元のサイズで表示します
間違いなくトルコの中でも相当の金持ちの新婚カップルが、ゴージャスな一戸建てを購入。幸せ一杯の生活が始まるのだが、何故か嫁さんの様子がどんどんおかしくなる。精神科に連れて行っても、「ウツ病ですなー」とかしか言われない。妻のあまりの異常な様子を友人に告白すると、友人は悪魔祓い師を彼に紹介。かくして、イスラム教圏の「エクソシスト対悪魔」の壮絶な戦いがはじまり、やがて驚愕の事実が判明する・・・・全体に非常に丁寧な作りで、演出はきわめて丹念、撮影も美しく、ヒロインがどんどん異常になっていくあたりのシーケンスの積み重ねは悪くないし、結構ちゃんとコワい。彼がJホラーから何を学んだか、は、とてもよく分かった。でもね。お楽しみはここからだった!「エクソシスト対悪魔」の対決!!まず、イスラム教ってキリスト教と違って偶像崇拝絶対禁止だから、エクソシストの「武器」になるものがなんにもないわけ。「十字架」とか、「聖水」とか。で、これも多分イスラム教の縛りなんだろうけど、コーランを「ホラー映画の中で」読み上げることもNG。じゃあ、どうやって悪魔と戦うのかって言うと。悪魔に憑かれた嫁さんを寝せて、上半身を旦那とその友人が力ずくで押さえて、エクソシストが悪魔嫁の両足の親指をギューっとつまむ。そう、指圧!悪魔は痛がるんですが、「なんのこれしき!」(まあ、字幕はそんな感じでした・・・)とか言って耐える。ヤバい!(見てるほうも!)窮地に立った悪魔「ヘムン」はエクソシストを地獄に引きずりこんで最終決戦に挑む。地獄パワーを得てみるみる巨大化する悪魔!エクソシスト、ピーンチ!すると、エクソシストが握りしめるコーランが輝きはじめた!神の御力が地獄にまで届いたのだ!元気百倍エクソシストが「はぁぁっッ!!」と気合を入れると、神の光は玉になって悪魔に激突、腕をもぐ!
カメハメ波じゃん!!
さらに「はあっ!!!」、次々に放たれる光の玉!!遂に悪魔は粉々に!!・・とまあ、そんな展開で、場内は脱力と爆笑に包まれました。いやあ、面白かった。まさにゆうばりファンタ!すげえ得した気分。
☆☆☆★★

2009/3/4

2/27 その1  ゆうばりファンタ
クリックすると元のサイズで表示します
晴天。

クリックすると元のサイズで表示します
ウサギか、ネコ。

クリックすると元のサイズで表示します
映画祭始まってるんですが・・・

クリックすると元のサイズで表示します
誰もいませんなー

クリックすると元のサイズで表示します
あ、車!・・って言うくらい誰もいない。

クリックすると元のサイズで表示します
でも、会場のひとつ、夕張商工会議所前にはガクランの男たち多数。このガクラン男たち、何者かと言うと・・・

クリックすると元のサイズで表示します
去年、史上初のウサギ憑きホラー「哀憑歌」でゆうばりに参加した金丸雄一監督(左)の新作「喧嘩高校軍団」のキャストのみなさんなのだった。金丸監督が妙にガクランが似合うのは、昔、早稲田の柔道部だった(ほんとう)から・・っていうか、単に髪型のせいかw?写真中央の浪岡一喜氏は「クローズZEROU」にも出演、今年のゆうばりの喧嘩王確定。右の虎牙光輝氏は去年の「ハブと拳骨」に引き続いての鉄拳キャスト。拳骨王決定。

クリックすると元のサイズで表示します
映画にはホンモノの拳王、ガッツ石松さんも参戦。「ゲスト出演、とか、まあカッコのいい言い方してますが、要するにチョイ役ですよ!」と、実に男らしいwコメントで会場を爆笑させてました。

クリックすると元のサイズで表示します
上映前には、早稲田の応援部出身、現・吉本興業所属の芸人さん「しまぞう(キャベツ確認中)」氏による応援パフォーマンス。早稲田の応援部、と言えば、実は就職率ほぼ100%を誇るサークルなのだが、彼は全ての就職口を蹴ってお笑いの道へと進んだそうな。バカよのう(ホメてます)。

         クリックすると元のサイズで表示します
映画は、1970年代の東京を舞台に、硬派ぶりを競い合った高校生のケンカ三昧の日々を描いた力作。「クローズZERO」シリーズとの決定的な違いは、この映画があくまでも現実に即していて、ケンカを続けていれば警察が介入してくるし、教師も親も出てくるという「リアルワールド」を描いている点。要するに、全くファンタジーではありえないわけで、その分シナリオの構造は極めて難しくなり、実際、最終的な求心力には欠けてしまっている。簡単に言えば、群像劇が陥りやすい「結果的に、誰の何も描ききれていない」状態で映画は終わってしまう。とても残念。また、それこそボッコボコにされた登場人物たちの顔が数日でつるつるに戻ってしまっているなど、「リアリティの追求」も成功しているとは言いがたい。しかし、いわゆる草食系男子がどんどん増殖する中、こういうゴツゴツした手触りの映画を敢て作るという、ある意味無謀に近い志は大いに買う。昔「バンカラ」を標榜していたオヤジたちにむけて発信すれば、それなりの評価を獲得できるかもしれない。
☆☆☆★

クリックすると元のサイズで表示します
招待作品のインド映画「チャンドニー・チョーク・トゥ・チャイナ」を見に市民会館へ移動。インド舞踊の先生(日本人)と、ステージに上がる前に15分でフリを覚えたという(っていうか、覚えてないw)北大の学生諸君のダンスでオープニングを強引に盛り上げる。この手作りにも程がある手作り感こそ、ゆうばりファンタの魅力のひとつ。

         クリックすると元のサイズで表示します
映画は、インドの下町チャンドニー・チョークで料理人として働くうだつのあがらない主人公が、何故か中国の英雄の生まれ変わりと勘違いされ、中国の村を支配する凄まじい武術の達人「北条」(日本人??)と対決するハメになる、という巻き込まれ型コメディ。インド発の本格的カンフー映画、なのだが、主人公がもともと料理人という設定からして「カンフーパンダ」にソックリで、公開時期から考えて、基本的なアイディアは多分「カンフーパンダ」からもらっていると思う。主演のアクシャイ・クマールは、インドではそれはもう大人気のスーパーアクターらしいのだが、福田にはなんでこのフレディ・マーキュリーをクドくしたみたいなマッチョ男がそんな人気モノなのか全然分からず。映画が始まってしばらくは、こいつを2時間半も見続けるのはけっこうキツいなあ、と思っていたのだが、突如、全てを吹き飛ばす超カワイイおねーちゃんが登場!ディーピカ・パードゥコーンという物凄く分かりにくい名前の新人女優で、いやもう、そりゃあカワユスっていうか、キレイっていうか。マジで、うわー世の中にはこんなにキレイな女優がいるんだ!!と驚愕。しかも、彼女、善玉悪玉の一人二役。メイクもファッションも変えたディーピカちゃんをお楽しみください、という大サービス。全体的にはこの映画、アクションシーケンスも殺陣、演出ともに「カッコいい!!」とまでは言えず、ギャグも大笑いまではいかない、実にユルめの作品なのだが、福田としてはとにかく、ディーピカちゃんが見られたからそれでいいや。というわけで、ディーピカ・パードゥコーンで★2つオマケ。
☆☆☆★★

2009/3/3

クリックすると元のサイズで表示します
なんだかんだと準備してたら、3:00になる。1時間だけ寝て、家を4:25に出発。7:00羽田発、8:30千歳着。腹減ったので例の「花畑牧場」の経営するレストランでメシを食う。セットメニューを注文すると「花畑キャラメル」が3個まで購入できる、というすげえ殿様商売をやっていてちょっとムカついたが、それでもちゃんと3個買ってしまった自分の弱さにもっと腹が立つ。まあいいか。バス乗り場へ。去年までの「1番」から「15番」に変更になっていた。

クリックすると元のサイズで表示します
おお、雪景色。

クリックすると元のサイズで表示します
ビール飲む。

クリックすると元のサイズで表示します
雪景色。

クリックすると元のサイズで表示します
ビール飲む。

クリックすると元のサイズで表示します
雪景色。

クリックすると元のサイズで表示します
寝不足&酔っ払い。

クリックすると元のサイズで表示します
到着。去年と違って、ちゃんと雪景色。

クリックすると元のサイズで表示します
おなじみの看板。

クリックすると元のサイズで表示します
最近は雪が少なくて今年も2m50cmの積雪、だそう。
少なくて2m50cm、っていうのが既にレベル違いすぎてよく分からんw。

クリックすると元のサイズで表示します
早めにチェックイン。タランティーノが「世界で一番美しい」と言ったゆうばりの雪が降る中、コンビニで酒やつまみを買出し。オープニングセレモニーまでは結構時間があるので、睡眠時間を稼ぐため部屋で少し仮眠。目が覚めて「カンフーパンダ」をDVDで見る。全然期待しないで見始めたら、面白くてビックリした。アクション演出が見事ですげえちゃんとした「格闘モノ」として成立している作品。映画館で観ればよかった、と反省すると同時に、配給会社のプロモーションの方向性に腹がたった。

クリックすると元のサイズで表示します
というわけで、オープニングセレモニーとオープニング上映のある市民会館へ。
道すがらの風景、やっぱすげえ寂しい。

クリックすると元のサイズで表示します
はい、入りません。

クリックすると元のサイズで表示します
市民会館到着。おお、ライティングのカラーに工夫が!

クリックすると元のサイズで表示します
けっこうコケる人多数の道。

      クリックすると元のサイズで表示します
今年のオープニング上映作品は「クローズZEROU」。前作「クローズZERO」の完全な続編。2時間10分以上の大力作で、シナリオの出来ははっきり行って前作に及ばないものの、相変わらずリキのある三池作品。クライマックスのケンカシーケンスの持続力と迫力は圧倒的(まあ、長すぎる、と言えば長すぎるんだけどw)。というわけで、見終わった後の爽快感は相変わらず。気持ちいい映画であります。小栗旬のオヤジ役をやる我らが五朗ちゃんが今回は見せ場も多く、すげえカコヨス。あんまりかっちょよかったので思わず電話したら、ニューヨークにいましたw。
☆☆☆★★

クリックすると元のサイズで表示します
9:30上映終了。ホテルに戻ってオープニングパーティへ。

クリックすると元のサイズで表示します
パーティ、盛り上がってます。

クリックすると元のサイズで表示します
井口昇監督と再会。実は井口監督の次回作の音楽を、福田がやります(^-^)/
詳しい情報はまた後日。それにしても福田、寝不足で顔がズタボロww。

この日はパーティ終了後、おとなしく部屋に戻り「スターシップトゥルーパーズ3」をDVDで見て、あまりのショボさに悲しくなりつつ就寝w。

2008/4/12

いきなりですが Back to 3/21  ゆうばりファンタ
クリックすると元のサイズで表示します
勝手に「クジョー!」と呼んでみたが無視された。

クリックすると元のサイズで表示します
到着3日目にしてやっと晴れ。

クリックすると元のサイズで表示します
「Sweet Rain 死神の精度」を観に市民会館へ。

クリックすると元のサイズで表示します
筧昌也監督の舞台挨拶。ゆうばりファンタのコンペ出身の
30歳の「青年監督」。

               クリックすると元のサイズで表示します
「僕の彼女はサイボーグ」みたいに腹のたつ映画だったらどうしようと思って観たのだが、全然そんなことはなく、なかなかいい出来。まあ、シナリオ的にはいろいろツッコミたくなる部分も多く、個人的には淡白すぎる作品ではあるのだが、筧監督の演出にはソツがなく、今後、商業映画の監督としては大いに注目していい。なんにせよ、この年齢の新進監督にこのバジェットを与えたプロデューサーはけっこう偉い。

クリックすると元のサイズで表示します
休憩スペースで発見。「したっけ」が一番人気w。

               クリックすると元のサイズで表示します
お次は、ポール・トーマス・アンダーソン監督、略してPTAの最新作、「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」。最初から最後まで、D・D・ルイスの独演会みたいな作品で、シナリオも演出もスパーヘビー級。ルイス演じる主人公は、とにかく、どんな局面においても自分の欲望に対する真摯さ、だけで行動する、よく言えば純粋、悪く言えば冷酷極まりない単細胞野郎で、「映画の主人公」として観客がシンパシーを感じられる限界を殆ど超えた、とすらいえるほど、本気でどうしようもないヤツ。だが、明らかに「こういう人間」は存在するし、それどころか、「こういう人間」は誰の中にでも棲んでいるでしょ、という問いかけ方、というか、突きつけ方、は強烈無比。超話題作だったが実はちょっとコケおどしだった「マグノリア」から約8年、PTAはほんとうに見事な成長を遂げている。素晴らしい作品だが、最終的には「そういう男の、そういう非道な話を金を払って観たいか」という、すげー単純なところで判断して構わない作品でもあるw。福田としては、数年前の「パンチドランクラブ」のほうが全然好き。

クリックすると元のサイズで表示します
「狂気の海」を観に商工会議所に移動すると、
主演の中原翔子さんのデビュー20周年の挨拶があり、なんと応援に
山田広野監督が登場!
彼は今回、初の長編映画「バサラ人間」で映画祭に参加していたのだ。
もちろん後で挨拶はしたんだが、「バサラ人間」の上映が「赤んぼ少女」
の上映とかぶっているので、ゴメン、見に行けない!と正直すぎるコメントを
した福田。ひどいぞ、福田!山田監督、ゴメン!
でも観たかったんだよ「赤んぼ少女」!!

クリックすると元のサイズで表示します
「狂気の海」脚本、監督の高橋洋氏も挨拶(中央)。高橋洋氏と言えば、
あの「リング」のシナリオライターとして一躍有名になった
Jホラー界の大巨匠だが、その大巨匠ですら福田の2歳年下
というあたりに、福田の年齢をスゴみを感じてしまった・・・

               クリックすると元のサイズで表示します
映画は、去年、東京シネシティフェスで上映された「刑事のはらわた」と同じく、映画美学校の卒業制作にプロとして高橋監督が参加している、手作り感満載の32分の短編。富士山の地下にムー大陸の末裔の住む地下王国があり、実はその国の歴代の王族達の呪術によって日本国の平和は守られ続けてきた、という超トンデモ設定の中で「憲法第9条」を考えるポリティカルSFファンタジー(ほんとう!)なのだが、シナリオの質が高く、バカバカしさに大笑いしつつも結構マジメにあれこれ考えさせられてしまう見事な作品。まあ、普通、こんな映画は観たくても観る機会がほぼないだろうから、やっぱりゆうばりファンタはステキだ。

             クリックすると元のサイズで表示します
でもって、本日の最後(であると同時に、福田にとって今年のゆうばりでの最後の作品。)山口雄大監督の「赤んぼ少女」。
期待通りというかなんというか、はっきり言って、ビタ一文コワくないが、タマミのモンスターぶりは最高。超高速移動が可能にチューンナップされ、攻撃能力も10倍くらいにアップしたチャッキーみたい。すげえカコヨス!!・・あ、あくまで福田としては。あと、タマミの母親役の浅野温子が、ほんとうにマンガから抜け出して来たかのような「楳図かずおの描く美しい母」を演じきっていて、相当感動的。

クリックすると元のサイズで表示します
明日の上映なので見られない「片腕マシンガール」。
すっげええ悔しい!!・・というフラストレーションが溜まっていたので、
ホテルの部屋へ戻り、DVDで「デス・トランス」という映画を観る。
そしたら、あまりにヒドい映画だったので、余計フラストレーションが溜まってしまった。
悶々としつつ寝る。

2008/3/28

back to 3/20 ゆうばりファンタ2日目 その3  ゆうばりファンタ
クリックすると元のサイズで表示します
オープニング上映が終われば、すっかり夜。

クリックすると元のサイズで表示します
ホテルシューパロでウェルカムパーティ。会場が狭いので
物凄い人口密度。そこら中でいろんなことが起きてます。
例えば、永井豪先生がふつーーーにサインしてたり

クリックすると元のサイズで表示します
サイボーグ少女が餅つきしてたりするので

クリックすると元のサイズで表示します
ウサギ娘も

クリックすると元のサイズで表示します
大女優も同調。

クリックすると元のサイズで表示します
で、モチ誕生。あ、韻踏んだ。

クリックすると元のサイズで表示します
酔っ払って楽しくなってきちゃった福田、記念撮影攻勢w。
「ハブと拳骨」主演の虎牙光揮(とが みつき)氏。

クリックすると元のサイズで表示します
「哀憑歌 CHI MANAKO」の金丸雄一監督と辰己佳太プロデューサー。

クリックすると元のサイズで表示します
アーンド、今回一番見たいのに日程が合わなくて見られない
「片腕マシンガール」の天才・井口昇監督。

クリックすると元のサイズで表示します
パーティ終了後、もうひとつの会場「ゆうばりシネサロン」に移動。

クリックすると元のサイズで表示します
「メタル侍」の午前0時からの上映を待つ。

クリックすると元のサイズで表示します
どうでもいいけど、このポスターの「夕張夫妻」って、
「ゆうばり負債」のダジャレに思えてなりません・・・ああ・・・

クリックすると元のサイズで表示します
「ゆうばりシネサロン」はほぼ50人程度キャパの、ちゃんとした
「小劇場」。試写室みたい。いいなー。

           クリックすると元のサイズで表示します
「メタル侍」は、CATVやネット配信で公開されている5分程度の短編ドラマを4本ずつ20分ほどにまとめて「一話」とし、四話分を一挙上映。基本、「KILL BILL」で誰もが笑い転げた、英語なまり日本語での決めゼリフの面白さを核として、TV時代劇のベタなパロディをこれでもかと繰り返すのが「売り」。まあ、「電エース」の時代劇版みたいなもの、とでも申しましょうかw。なんだ、この頭悪い感じー、ひでー!バカー!とか思いながら見ていると、だんだん脳ミソが溶けてきて、いつのまにか「英語訛り日本語」の決めゼリフを真似している自分に気づく、という、けっこうヤバい作品。そんなこんななので、酔っ払った福田は上映時間の半分くらい、perfectニ ネテシマッタヨー。マー、ショガナイカナー。デモ、「メタルザムライ、ココニケンザン!」ノセリフノタビ、オキタヨ♪アハーン♪

2008/3/26

back to 3/20 ゆうばりファンタ2日目 その2  ゆうばりファンタ
クリックすると元のサイズで表示します
「哀憑歌 CHI MANAKO」の後は、オープニングセレモニーと
オープニング上映「僕の彼女はサイボーグ」を待つ列に並ぶ。

クリックすると元のサイズで表示します
けっこう賑わってきたけど

クリックすると元のサイズで表示します
けっこう寒くなってきた(Photo by 福田w)

クリックすると元のサイズで表示します
そこへ現れたボランティア肉まん売り。需要と供給の最も美しいバランスで、
瞬く間に完売!

クリックすると元のサイズで表示します
手作り感1000%のイルミネーションw

クリックすると元のサイズで表示します
会場。ナツカシス!!ちょっと泣ける。

クリックすると元のサイズで表示します
どんどん埋まる客席。さすがに昨日とはエラい違いだ。

クリックすると元のサイズで表示します
物凄い数の関係者席。実は関係者席が多すぎて、一般のお客さんが
座りきれず、ちょっと大変な状況になっていた。

クリックすると元のサイズで表示します
オープニングは、いつものように「夕張太鼓」。

クリックすると元のサイズで表示します
毎年聞くんだが、ほんとーーーーに、素晴らしい!!の一言。
日本人にはリズム感がない、とか言うのがただの思い込みだというのが
よく分かる。

クリックすると元のサイズで表示します
このかたも感動してますw

クリックすると元のサイズで表示します
市長さん挨拶。

クリックすると元のサイズで表示します
コンペ部門の審査員挨拶。ボスは監督の犬童一心氏。
ひし美さんも審査員として参加。しかし、ひし美さんって
ほんとに可愛い。とても俺の10歳上、には見えん。

クリックすると元のサイズで表示します
夕張出身の大橋純子さん(大橋さんが夕張出身だとは知らんかった!)
が、市長と一緒に開会宣言。無事にオープニングセレモニーは終了。

このあと、オープニング上映の「僕の彼女はサイボーグ」の
山本又一朗プロデューサー、クァク・ジェヨン監督、と主演の
綾瀬はるかさん、小出恵介くんによる舞台挨拶。
小出恵介くんって、確か去年のAAAに出てたよなー、とか
思ってるうちに「僕の彼女はサイボーグ」の上映が始まる。

クリックすると元のサイズで表示します
「猟奇的な彼女」が大ヒットした以降、韓国映画を代表する監督&シナリオライターになったクァク・ジェヨンが監督した「日本映画」。タイトルどおり、完全にSFファンタジーで、綾瀬はるかのサイボーグぶりはほんとうに素晴らしい。この映画で彼女のファンが更に増えるだろうことは確実!!・・・なのだが、トータル的には福田、この映画を稀に見る最低最悪のキモい映画、と位置づける。あまりにもキモい映画なので、ここでは容赦なくネタバレさせつつ思いっきり叩くことにする。この映画に興味があり、見てみよう、と少しでも思っているかたはこの先は絶対に読まないでねー。

小出くん演じる主人公ジローは、寂しい大学生。誕生日はいつも一人、自分にささやかなプレゼントを買って、ひそかに祝っている。まあ、福田としてはこの設定だけですでにちょっとイヤーな鳥肌立つんだがw、まあ、いいか。で、そんな彼がハタチの誕生日をいつものように一人で祝っていると、いきなりナゾの超美少女(綾瀬はるか)が現れ、めっちゃ楽しく一緒に誕生日を祝ってくれ、最後に「実は私は遠い遠い未来から来たの!」と告げて去ってしまう。
で、その一年後の21歳の誕生日。またまた「彼女」が現れるのだが、今度は全然様子が違う。明らかに「人間ではない」パワーを示しながら(このへんのシーケンスのたたみかけは非常にうまい。クァク・ジェヨンって技量だけはすごい)ジローが一人で夕飯を食べているレストランに現れ、突然暴れだしたキチガイ野郎の銃弾からジローを救う。このへんまでは相当ワクワクする展開である。
その後、「彼女」の告げたメッセージで、「彼女」は「未来のジロー」が、現在のジローを救うために送りとどけた自作のサイボーグである事がわかる。デザインは、「20歳の誕生日を一緒に過ごした、忘れえぬナゾの彼女」に似せたのね。俺はこの設定が分かった時点で猛烈にひいた。要するに、「彼女」も「自分へのプレゼント」にすぎないわけ。つまり、「彼女」は「自分の意思」以外の何者でもない。他者ではない。このマスターベーションぶり。うえー、キモい!と思いつつ見ていると、まあ当然だが「彼女」はひたすらジローにつくすわけだ。「本来は21歳の誕生日にレストランで凶弾に倒れていたはずの自分」を救っちゃったために起こる「時空の揺り戻し」から、ひたすらジローくんを守るわけね。で、そのうち、ジローくんは、彼女を抱きたくなるわけです。あたりまえだよね。でも。彼女は「恋愛」が理解できない。イラついたジローくんは、彼女と大喧嘩、しまいには追っ払っちゃうんですが、そのうち、最大の「時空の揺り戻し」である「東京大震災」が起きてジローくんの命は風前の灯!そこへ現れた「彼女」は、倒壊したビルにはさまれて上半身と下半身がぶっちぎれるんだがそれでもジローくんを救う。これがこの映画最大のクライマックスなんだけど、これ、ヒドくないか?だいたい、地震が起きたことだって、元はと言えば「ジローのせい」。それを「他者」のふりした「彼女」=自分が命がけで(でも不死身である事は保障されている存在)救うってだけの話。これをさも感動的に見せる。キモくないか。俺ははっきり言って、吐きそうに気持ち悪い。このあとジローががんばって彼女を復元したからって、そりゃただの自己満足だろ。

で、これだけならまだしも!!時間は一気に、さらなる未来に飛ぶ。
この「サイボーグである彼女」を博物館で見つけて買い取る大金持ちの女の子がいまして。理由は「何故か自分にそっくり」だから。この女の子、このサイボーグの記憶チップに残っている全ての記憶にアクセスして、はるか昔に生きていたジローくん、という男の子に興味を持つわけね。で、ジローくんの20歳の誕生日にタイムマシンで戻って、誕生日を祝う。うひゃー、この連鎖の気持ち悪さ!「生身」の彼女すら、実は、ジローくんの作ったサイボーグ少女の記憶を宿した存在だったわけさー。ゲロゲロ!!!
つまり。この映画には、「ジローくん」の自意識以外の何も存在しない。こういう気持ち悪さは、1999年のエヴァのラストシーンでとっくに断罪されたんではなかったのか。
で、さらにさらに!!この映画のラストのラスト。東京大震災直後「彼女」の上半身を抱いて絶望の涙を流すジローの前に、なんとタイムマシンに乗って「生身」の彼女が現れ、「私はここで彼と暮らす」というモノローグで終わるのである。

ありえねー!!なんだこりゃ!!ちゃんと「恋愛」した事ないに違いないこんな男に、愛だの恋だのっていう映画撮らすな!!

でもね、綾瀬はるかは可愛いよ。ものすごーーーくね(^0^)/

2008/3/26

back to 3/20 ゆうばりファンタ2日目 その1  ゆうばりファンタ
           クリックすると元のサイズで表示します
今日も曇り空。朝飯を食って、まずは借りてきたDVDでファーストガンダムの40話から42話まで一気に見る。ずーっと見てきても、やはり福田はいわゆる「組織」がキラいなので、要するに「軍隊モノ」であるガンダムを自分の好きな作品の範疇には全く入れられないのだが、とにかく「とてもよく出来た作品」である事だけはよーく分かった。作品としての優秀さは、いわゆる「特撮」の範疇に属する作品とは比べるべくもなく、間違いなくこの作品の登場時期あたりから、優秀な人材が「実写」から「アニメ」の制作現場に集まるようになったんだろうなあ。
その後、昨日に引き続きトビー・フーパーの「悪魔のいけにえU」をDVDで見る。
あまりにも面白くて、この映画を今まで見てなかった俺はホラーファン失格だなと真剣に思った。まいりました。超傑作!!
とまあ、午前中はホテルの部屋でDVD三昧。動いてないのにちゃんと腹は減る。
キケンだがかまうもんか!これが映画祭だ!(・・・)

           クリックすると元のサイズで表示します
            3年連続で名物カレーそばの写真掲載!本当にウマス!!!

           クリックすると元のサイズで表示します
            看板設営完了。今日はまずこの会場からスタート。

           クリックすると元のサイズで表示します
            まあ、あんまり「大」ではなくw。

           クリックすると元のサイズで表示します
            この程度の広さ。その分、雰囲気はめっちゃ濃い。

           クリックすると元のサイズで表示します
上映される「哀憑歌 CHI MANAKO」のメインスタッフ、キャスト登場。中央が監督の金丸雄一氏。右が主演の田畑智子さん。大メジャーですなw。この距離感がまさにゆうばりファンタ。

           クリックすると元のサイズで表示します
左から、メインキャストの田畑さん、出合正幸さん、石川紗綾さん。カコヨス!な出合さんは「ボウケンジャー」出身。ウツクシス!な石川さんは実は「ウルトラマンメビウス」に出てましたなー。

           クリックすると元のサイズで表示します
もう一人、美女。実は出演者ではなく、映画の冒頭を飾る抽象絵画を描いた画家、更科あかねさん。天が二物与えちゃった感じw。いるんだよなー、たまにこういう人・・・

           クリックすると元のサイズで表示します
          で、この映画の「応援団」として挨拶に現れたのがこのお二人。
            誰だかわかる?俺はけっこうビックリした。

                  クリックすると元のサイズで表示します
映画は、ちょっとヒネリの効いたホラー。ネタバレしない程度に書くと、ある「小動物」(なんなのかは敢て書かないでおくが、ポスターみればバレバレw)の、実に「スジの通った呪い」を丹念に描いている。個人的には、もっともっと笑いの要素を入れてしまってもよかったと思うし、肝心のところでバジェットの底が見えるのは残念だが、助監督たたき上げの金丸監督の安定した演出には安心感があり、説得力もある。その分、スリルがないのはいたし方ないかも。ちなみにこの「哀憑歌」、3部作だそうで、全部「動物」をネタにしたホラーだそうな。ホラー映画としての強烈さは薄く、グロいスプラッターシーンもないので、映画を見てちょっとドキドキしてみたいホラービギナー向け。


teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ