2010/1/5

ウルトラマンになった男  
クリックすると元のサイズで表示します
ウルトラマンは、ただの人間だった。
でもその人間は、本当のウルトラマンになった。
そういう本。古谷敏さん自らの手による、
問答無用の感動的回想録。
福田、読了までに5回ほどボロ泣き。
必読!!

2008/11/5

「アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない」  
なんの利害関係もありませんが宣伝しちゃいます(^0^)/
みんな、是非買って読みましょう。1000円だよ〜!!


クリックすると元のサイズで表示します
CCM(コンテンポラリークリスチャンミュージック)??
ジーザスキャンプ??
バイブルベルト??
電気自動車は完全に実用化されてたのに、潰されてた??
ミッキーマウスを十字架にかける牧師??
スティーブン・コルベア??
共和党の大統領候補、マケインってどんな人??

・・・などなど、日本の電波メディアが全然取り上げない「アメリカ合衆国」の現実が、
明解、的確な批評精神に基づきつつ、ユーモアも交えて書かれた傑作コラム集。
とにかくめっちゃくちゃに面白い!

クリックすると元のサイズで表示します
この本を読むと、「なんかよく知っているような気がしているアメリカという国」に関して、我々がいかに何にも知らないか、という事がほんとうによくわかる。
そして、我々が日々受信している情報が、いかに一面的であるかも。
例えば。今日のアメリカ大統領選の特別番組を見てたって、共和党のマケイン氏がどんな政治家で、いままでどんな功績を残してきたか、は一切報道されない。実は彼が極めて高潔で立派な政治家だったんだ、という事実を、福田はこの本を読んで初めて知った。マケインさん、ごめんなさい。ブッシュのせいですっかり分からなくなってしまったが、共和党にだって立派な政治家はいるのである(あたりまえ)。そういう事をキチンと伝えず、副大統領候補のアラスカ州知事のドジネタばっかり繰り返してみせる日本のTV報道、実は「報道」の名にすら当たらず、とさえ思う。
そう、これは、「アメリカ人」のさまざまな「無知」について書かれた本だが、
同時に、我々日本人の無知を知らしめる本でもあるのだ。必読っす!!

2008/8/10

ある意味、ズルだけどw  
            クリックすると元のサイズで表示します
楽しかった!
なんせこれ、福田の世代にいろんな意味で絶大な影響を与えたあの「傷だらけの天使」の、忘れようったって絶対に忘れられないあの切ない切ない「最終話」の、完全な続きなのだ。しかも、「あの時」から30年以上が経った現在の新宿を舞台にした!
これ、ズルくないw?傷天ファンはまず間違いなく、無条件で買っちゃう。
実際、俺、買っちゃったし。矢作俊彦の企画力、恐るべし。

この「傷天」、いろんな書評でもめっちゃくちゃ評判がいいのだが、福田は、「セカンドライフ」を元ネタにしたバーチャルプログラムがストーリー上かなり重要なウェイトを占め、その設定によって、小暮修、という、漢字は読めないわ、優柔不断だわ、ケンカだって弱いけど、とりあえず何故かいつも根本的には「正しく」、かつ生命力だけは抜群の「70年型キャラクター」を際立たせる、というあまりにも明解な方法論そのものに、残念ながら一抹の古さを感じてしまった。今更、「バーチャルワールド」がナゾを解くキーっていうのもなあ・・・・しかし。ホントは、傷天ファンにとってそんなことはまあ、どうでもよく。
うわっ、修ちゃん、ホームレスになっちゃってるんだ!とか、げっ、「綾部のババア」が出てきた!いくつだよあんた!わー、おまけに辰己まで出てくるのかよ!そういや、健太はどうしてるんだ?みたいなノリで、最後まで一気に引きずりまわされる。作品全体のテイストが、まさに「傷天」のテイストになっているところは本当に見事。更に、本作で相変わらずの妖女ぶり(・・・)を発揮する綾部社長を演じた岸田今日子さんも、辰己を演じた岸田森さんも今は既に亡く、逆に、あんなに切なく死んでいったアキラを演じた水谷豊さんは今や「右京さん」としてお茶の間の人気者だ、という、この、フィクションと現実との捩れ具合がまた面白い。傷天ファンだったヒトはとりあえず四の五の言わずに買って読むべし。逆に、「傷天」を全然知らない人が読んでも、多分面白さの四分の一も伝わらないので、DVDなどでとりあえず全エピソード(確か26話)見てから読む事をオススメします。え、めんどくさい?じゃあ読まんでいいよ!これは「そういう」本ですw。

2007/2/14

本とかも  
クリックすると元のサイズで表示します
「となり町との見えない戦争」に巻き込まれる主人公、という
安部公房的不条理設定は◎。でも、いかにも村上春樹的に
淡々と物悲しげに展開するストーリーに関しては「??」。
確信犯、といわれればそれだけだが、ここまでもったいぶられると
茶々を入れたくなる。なんでこんなにマジメなの?
これはどう考えても「コメディ」にするべき話だろう。

クリックすると元のサイズで表示します
「本当の天才の仕事」が見たければ、この本を買うべし。
ただただ圧倒される写真集。これで1500円は安すぎ。
「人はなぜ写真を撮るのか」という根源的な命題を軽々と解き、
さらにそれを超えて「写真の中にしかない真実」をさらけ出す
荒木氏の天才ぶりが全ページに横溢。凄い。

クリックすると元のサイズで表示します
吾妻さん、好き。吾妻さんの描く女の子は、もっと好き。
以上!

2007/1/31

いまさら読んだ  
                クリックすると元のサイズで表示します
「ベストセラー」というのはコワい。やっぱり買ってみちゃうもんなあw。
タイトルの物々しさと、実は物凄く平易にユーモアたっぷりに書かれた「軽い読み物」であるところがよく売れよく読まれた原因だろう。「結論」にはうなずける部分も多いが、その結論を導く手法はまさに我田引水。反証の可能性は確信犯的に無視。例えば、「俳句」という文学形式から日本人の情緒の素晴らしさを語るのはいいんですが、では英語に情緒はないのか、という検証は「この際無視」。英語にだって、英語表現でしか伝わらない情緒が確実にあるんですが(あたりまえ)。それから、「卑怯」を憎む武士道、は確かに素晴らしいが、西欧にだって「Not Fair」があり、騎士道がある。でもそういうことは「全部無視」。とにかくひたすら「日本人はすごくいい民族なんだからがんばろう」と繰り返すだけ。筆者も(いくばくかの自戒とユーモアを込めて)言っているが、「誇張と大風呂敷」だらけな内容で、要するに、「横丁の隠居オヤジの小言」みたいな本。反論しようと思えば幾らでも出来るが、案外いい事も言ってるので、まあ、いいか、みたいな。まあ、すごくヒマだったら読んでみてくださいw。
それにしても、新潮新書の「タイトルのつけ方」はうまい。
他にも「人は見た目が9割」とか「怪獣の名前はなぜガギグゲゴなのか」とか、タイトルに惹かれて思わず買っちまいました。でも、両方とも、はっきり言ってすごーーーくつまらなかったです。編集部の策略にヤラれましたw。みなさん、新潮新書のタイトル買いには要注意。

2007/1/9

ツアー中に読んだり見たり  
クリックすると元のサイズで表示します
1990年代にヤングサンデーに連載されていた「いわゆる超問題作」が、
加筆されて版形を変えて再発。本当に、待ってました!!!という企画だ。
ざっくり言うと、爆弾魔トシ、殺人鬼モンのコンビ「トシモン」
(まんまですが・・・)が日本中で暴れまくり、
それとシンクロするように、暴力の化身である凶暴な不死の大怪獣「ヒグマドン」が現れ、
各地で殺戮の限りを尽くす、というバイオレンスアクションマンガ。
・・・・なのだが、作者 新井英樹の、言葉の真の意味において
他の追随を許さない粘着質な知性と思考力、
圧倒的な人物造形の迫力、容赦ない暴力描写、人体破壊描写
話が進むに連れて神話的な様相を帯びる展開・・・etcによって、
作者本人が当初意図したという「B級アクションマンガ」の枠組みを
1万光年くらい踏み越えて「世紀末黙示録」になってしまった傑作。
福田は、この作品を読む事は「20世紀末を経て、いま、21世紀を生きている」
人間にとっての必須事項であり、これを読んだ事がある、ということは、
あきらかに一つの「教養」を身につけた事である、とすら思う。
これを中高校生の必読図書にして、徹底的な議論の俎上に乗せる、
というのが絶対に正しい。
そして、この作品を最終的に「大ボラ話」と言いつつ、
同時に「この作品は倫理の教科書です」とも語る、
作者の強靭なバランス感覚に感動し、それを学ぶべき。

クリックすると元のサイズで表示します
TVディレクターであり、オウムを題材にした
傑作ドキュメンタリー映画「A」「A2」の監督でもある森達也氏が、
1999年に自ら制作したTVドキュメンタリー「放送禁止歌」のメイキング、
として書き下ろした著書の文庫版。
論理的な破綻や、(敢て?)看過している問題などもちらほらあるのだが、
テーマそのものがものすごく面白いのみならず、
「放送禁止」という文言の実態、そこから照射される我々の思考停止
そこから生じ、決して消えない差別の問題を、
理路整然と解き明かしていく構成が非常に巧みで、かつ感動的。
ちゃんと「泣ける」ところに落とし込んでいるところが、
賛否両論あるだろうが、福田は拍手。
「ドキュメンタリーは客観的であるべきだ、という考えは間違っている。
ドキュメンタリーこそ、絶対的な作者の主観で制作されるべき」という、
森氏の意志が見事に結実したドキュメンタリー。

クリックすると元のサイズで表示します
ただただ素晴らしい画集。
テーマは、我執
なんか、ダジャレですまんが。でも見れば分かる。

世界と自分の接点はやっぱり自分でしかない、という恐怖と絶望を
ここまで吐き出すように、しかし細密に静かに描き続けた画家は
世界的に見ても例がないのではないか。
こんな凄いアーティストが31歳で夭折している、という事実の残酷さを考えると、
世の中には本当になんでも起こりうるんだなあ、と思う。
そして、いつも辿りつく結論。やっぱり神様なんていない。
あたりまえだけどなw。


teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ