2007/7/6

沖縄音階ラブフルート  ラブフルート

 沖縄音階でラブフルートをというお話があり、1ヶ月前から試作をしてきました。5穴のペンタトニック(5音階)ラブフルートを替え指することで演奏は可能なのですが、純粋な沖縄音階のラブフルートをご希望とのことで製作しています。

 おそらく三味線などの世界と同じように、地域によって調弦が違ったりして地域独特の音楽が存在していると思われますから、沖縄にも同じような状況があるのかもしれません。詳しいことはむしろいろんな方に教えていただかなくてはならないと思います。とりあえず今回は一般的に沖縄の音階として知られているもので取り組みました。

 行ったことのない沖縄はどこまでも想像の世界でしかありませんが、ラブフルートの独特の揺らぎとは意外と相性が良いかもしれないという予感はありました。実際試作されたものを、富良野のクリエーターズマーケットに並べたのですが、こういう笛がほしいな..という方が何人かおられました。

 すでにオリジナルスケールのラブフルートが色んな方の手元に旅立っていますから、沖縄音階のフルートもそのひとつではあるのですが..。純粋に、その音階だけの笛になることと、色んな音が出せる笛との違いは確かにあるように思います。

 マルチ的に何でもできることに価値を見出すことと、純粋にそれしかできないこと。いえ、出来ないではなくそのことが純粋にできるということには本質的な違いがあるように思います。

 実際に吹いてみると、様々なことに気づかされます。どこからこの音の並びが生まれてきたのか不思議です。とりわけ高音域の二つの音程には、内奥にある思いが引き出されてくる独特の感覚があります。旅路の途上で見つけた切なくも美しい一輪の花をふと思い起こすような...。

 音色がいやおうなく人の心を引き出す神秘の一端に触れる。その喜びと奥深さを改めて受け止めるきっかけになったようです。この笛を持って、沖縄に行く機会があれば、また違った感覚が呼び起こされるのかもしれません..。
0



トラックバックURL

トラックバック一覧とは、この記事にリンクしている関連ページの一覧です。あなたの記事をここに掲載したいときは、「記事を投稿してこのページにお知らせする」ボタンを押して記事を投稿するか(AutoPageを持っている方のみ)、記事の投稿のときに上のトラックバックURLを送信して投稿してください。
→トラックバックのより詳しい説明へ



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ