2006/1/2

ごはんです  雑感

 お正月に何食べますか?と尋ねられて「ごはんです」と応えていた50代の男性。工房での作業中のラジオ放送のことでした。他に何か食べないのですか?と問われて口ごもっていました。連れ合いの方が入院してしまって、一人でお正月なんだそうです..

 年末年始はヨーグルトにミカンとバナナにキューイという生活をしていましたので、「仲間だ!」と思わず思ってしまいました。餌台に来る小鳥たちを真似して、ちょこちょこ喰いでクラッカーをつまんだりしているのですが、なかなか面白いです。それに加えて、誰とも会わず、会話もしないという年末年始になっていますから、随分と静かに過ごしています。

 これはちょっとした贅沢なんだろうな〜と思います。日常生活では、食べないと力が出ないので適当に食べることは難しいですから。お腹がすいたかな〜と思ったら何か口に入れるというのはいいものです。人との接触がないとき、自分は何を考えて生きてるのかなという自問が素朴に生まれてきます。時間に拘束されずに、好きなときにヨーグルト食べて、フルート吹いて、本読んで..忘れてましたが、テレビはまったく付けていないので静かなものです。

 ゆっくり工房に出向いて、ラジオを聴きながら作業をして、ときおりクラッカーを口に入れる。このフルートたちはどこに旅立っていくのかな〜と思い巡らしながら汗水流すのも楽しいものです。働いてるんじゃなくて、生きてるっていう感じです。こうして自分に出来ることがあって、それを待ってくれる人がいて..感謝なことだ..と感じます。

 いま外にはふわふわ雪が降り始めて、じわじわと積もってきましたので、あまり重たくならないうちに雪掻きをしようかな..そのタイミングがスリリングなんですね。早すぎると、またやることになる。遅すぎると、重たくなってきつくなる。上手くいったときは、単純に満足できます。子供の頃は、冬になると毎日外で遊んでいたな〜と思い出すのも楽しいものです。

 これから少し居間の水槽を眺めて、雪掻き開始です。この水槽の中の物語はいずれ書こうかなと思っています。雪掻きが終わったら、市内にある銭湯料金で入れる温泉に向かう予定です。お湯は2種類あって、露天もありますし、休憩所も、まあまあのんびりできますから、読みかけの本を持って行きます。この本の事も、いずれ書こうかなと思っています。

 話は最初に戻ります。実は、去年残してあった冷や飯が冷蔵庫の奥に眠っていたのを発見して一日がかりでお粥を作りました。鍋とかを置けるストーブなので、たっぷり水を入れてずっと放置しておいただけなのですが..これがとっても美味しかったのです!

 ヨーグルト続きの中に、ちょっとオマケでお粥を食べながら、「ごはんです」と返答していた男性のことを思いだして楽しかったです。ひとつのものをゆっくり、じっくり味わえる時間の豊かさから、深い感謝の思いがわいてくる、そんな新年2日目でした。
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