2007/9/2

美しい響きを感じる心  ラブフルート

 ラブフルート関連のCDを50枚ほど積み上げ、改めて全体を聴きなおしはじめています。CDのほかにもアメリカのフルート関連のサイトから音のイメージを聴く時間を作るようにしているのですがたくさんあって疲れ気味です。日本の空間で手に入るCDはごくごく限られています。Webサイトにはあまり知られていない隠れたフルーティストの素敵な演奏もたくさんあります。

 そんな中で、小さな感動を覚えるのが恵み野トンネルキャニオンでのラブフルートタイムです。まったく初めての方々が、自らの呼吸から生まれてくる音色に誘われていくうちに、予期しない美しい音の流れを生み出していくのです。それが、さらに次の音色へと繋がっていくのを聴いているのはとても満たされた時間です。CDになることもなければ、人前で吹くこともないけれど素朴で美しい音の響き。その瞬間の連なりがそれぞれの道を作っていることに気づかされます。美しさに触れた感動や喜びが次の音色を自然に生み出していくという流れを体で感じてもらいたいと思いつつ足を運んでいます。

 その人の内側にある輝き、美しさ、尊厳といったものが作為せず自然に流れる瞬間を共有していると、フルートを作っているというよりも、作らせていただいているという思いが強くなってきます。まして、同じ空間で笛を吹き交わす時間はとても尊いのだと思います。

 人はいったいどこで自分自身と触れ合い、他の人たちとの心の繋がりを知ることが出来るのだろう...。視界をさえぎるもののない広い空間に立って笛を吹いていると他愛のない自己満足の空虚さをを通り抜けて、光や空気や水や自然と一体化する心地よさや安らぎの予感がしてきます。

 ラブフルートを製作していて大切だと思うのは、求める人の心や人生を愛そうとする思いではないかと思います。フルートを選択するまでに多くの時間を費やし、製作に時間をかけるオーダーメイドは明らかに労力がかかりますが、人と人の繋がりが笛を生み出すというプロセスの大切さを一層強く感じています。いつの日か、手渡したものも受け取ったものも、愛の笛の真意に触れるときが来るのかもしれませんね....。
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