2009/5/12

展示会場でちょっと感じたこと  ラブフルート

 展示会が終わりました。やっぱり、新しい出会いが待っていました。一昨年より会場に張り付く時間はとれませんでしたので、残念ながらお会いできなかった方もおられました。その代わり、工房を訪ねてくださる方がおられました。

 木製の笛が、なぜこの会場に並んでいるのかと怪訝に思われる方も少なくありませんが、逆に近づいてくださる方もおられました。来場者のタイプが大きく分かれるのが興味深く、音楽とか楽器という存在が人間にとって何なのかな..という視点で眺めるといろいろと思うことがありました。

 工房に来られる方は、基本的に目的があり関心がある方々なのですが、いろんなものが展示されている場所では、全く関心を持たない方もおられるわけです。ボッきれを咥えて息を吹き込んでピーピー鳴らして何がいいもんだか...と。まさに暇人の暇つぶしの道具とみなす方も現れます。

 かと思えば神聖な道具として位置付ける方もおられます。そこにある、一本の木の笛が人の思いによってさまざまに変化する..。いえ、人それぞれが笛のことを意味づけているのだろうと思います。

 身の周りに、様々な情報や目や耳を刺激するものが溢れている生活の中では、笛の類いは余程でなければ存在を意識されることは少ないのだろうと思います。日常生活の中で、笛を吹くという場面、状況はなかなか生まれてこないように思います。

 人の言葉に耳を傾けるように、笛の音に心を寄せる。そんな時間や空間はあるのだろうか...。そういう時間、空間、関わりの必要性を感じるところから始まるラブフルート・ライフ。それは限られた人生の時間、心の思いとどんなふうに関わりながら生きるのかという自らへの問いかけから始まるように思います。展示会場でラブフルートの紹介をしたり音色を聴いていただきながら、そんなことを思って過ごしてました。

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