2009/5/19

カラマツの歌  ラブフルート

  カラマツの新緑が美しい季節に訃報が届きました。ラブフルート繋がりで、巡り巡ってアメリカ在住のM・Pさんとメールや電話での交流が始まりました。ある時、ご自身のCDを送ってくださいました。その魅力的な歌声を聴く時間を楽しみに過ごしていました。

 M・Pさんもまた、こちらからお渡ししたCDを「毎日のように聴きながら過ごしています。一度はどうしてもお会いしたい」というお手紙をくださいました。

 ワシントンで開かれる音楽祭に来てもらいたい、どうしても合わせたいネイティブのフルーティストがいるので会わせたい、共演できたら素敵だねというお話が届きました。

 翌年の夏、日本に来る予定が出来たので足を伸ばして会いたいという連絡が入りました。やがてお会いできる時が来ました。調度クリスタルボールが2個工房にやってきていたこともあり、フルートを吹き交わしたり歌を歌ったり会話をして楽しく過ごしました。マイフルートを作りたいということになり、樹種選びをしました。そして「カラマツ」という素敵な美しい歌が大好きなので、カラマツで作ってくださいということになりました。

 そのM・Pさんが亡くなられたという知らせが届きました。あまりに突然で、思いがけない知らせに言葉がありませんでした。眺めるたびに、なんて美しいんだろ〜と声が出てしまう新緑のカラマツの林...。カラマツはラブフルートになってM・Pさんと一緒に旅立ってしまいました。

 色んなことがあって人生が過ぎ去る中で、M・Pさんとの小さな出会いはカラマツ・ラブフルートと繋がって不思議な印象を残して行きそうです。人は自分に与えられた生涯の時間全体との関わりの中で生きていることを、今回改めて強く感じました。
5



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ