2012/7/15

放たれた矢が示した場所・東北三県  雑感

   お手玉490個、テディーベア20頭、ミズカンリンバ167本、独楽54個、手提げ袋10個、毛糸のおもちゃたち、大型スマートボール1台。みんな一緒に東北に出掛けました。

  この数字には、いろんな方々の思いが詰まっています。参加してくださったひとりひとりの存在が強く心を支えてくれました。ひとつひとつ、ひとりひとりの存在を確かめ、感謝しながらの旅でした。僕と同行のNさんの旅を支えてくださった支援金も心がいっぱい詰まっていました。

   前回のような激しい波はなく穏やかなフェリーの旅。どこまでも広がる深い海と広い空をながめながら、心の中をゆっくりと見詰める旅になりました。海の色が変化するのを眺めながら、生きる事は変化し続ける事なのだろうとつぶやいてました。

   最初に訪ねたのは、以前ラブフルートをお届けしたHさんの仕事場を兼ねた仙台市内のご自宅。マイケルという貫禄十分のオヤジ猫が迎えてくれました。エッセイストでイラストレーターのHさんとの交流はユニークな中にも放射能汚染に関わる現実の重さを痛感するものになりました。

  夕方からは仙台市内にあるパタゴニア仙台のスペースをお借りしてのコンサート。若々しく好感度いっぱいの皆さんと楽しく元気いっぱいに過ごす事ができました。この日はHさん宅にお世話になり、翌朝すぐに福島県相馬市の相馬保育園に向かいました。

  子供達は変な笛のおじさんのことを覚えていてくれました。面白い笛の響きで一斉にゲラゲラ笑い声が生まれ、そこからずーっと楽しく嬉しいことの連続でした。お正月とクリスマスと誕生日がいっぺんにやってきたような状況で、笑顔と歓声が絶えませんでした。運んできたのは二人だけれど、みんなの知らない人たちが心を込めて作ってくれたことを伝えました。

  心のこもったおもちゃに囲まれた子供たち、園長先生が吹いた笛の音、囲んで叩いたインディアンドラム、みんなで鳴らしたミズカンリンバ、胸に手を当てて体を響かせあったり楽しく踊る時間。別世界でした。
  
  今頃はスマートボールが人気を集めていることでしょう。毛糸の縄跳びは園長先生と同行したNさんが飛んでくれました!楽しかった!!子供好きだけど、こどものいない二人にとっても、素敵な時間でした!最後に子供達が歌ってくれた新曲「みんな誰かが好きになる」はシンプルで心に残る歌でした。

  最後は子供達とハイタッチをしてお別れ。新しい園長先生との交流。その後、今まで交流のあった園長先生のご自宅を訪問。周辺はすべて流されて何もなくなった海岸の近くに、かろうじて残っていた基礎の上に建てられたというアパートでしばし交流させていただきました。

  午後遅くには福島を離れ、再び宮城県仙台市内の仮設住宅に向かいました。夜はコンサートと交流。その日は仮設住宅の集会場に泊めていただき、翌朝早く山形県米沢市にある福島からの避難者のためのサロンに向かいました。僕たちと同じ頃、北海道からタングロンとどいたところでした。午後からは演奏と交流。時間ギリギリまで交流し、その日の夕方には、再び仙台に戻り、フェリーで一泊、翌日の昼、無事北海道に戻りました。

  宮城県、福島県、山形県を巡る4泊5日。それぞれの地に蒔かれた小さく静かな木々の響きとインディアンドラムの鼓動、そしてみなさんの声の響きが次に向かう道を示してくれるかもしれません。

  全体の流れはこんな感じでしたが、それぞれの場所でいろいろと考えさせられ、感じたことがたくさんありました。その詳細は、次回のブログに書かせていただきます。ありがとうございました。
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