2014/9/29

繊細な心が微細な響きと繋がる  雑感

「ウォーター・サウンド・イメージ」の翻訳者のお話を伺うために急遽東京の神楽坂に出向いてから、しばらくあれこれと考える事があり、ブログへの書き込みは控えていた。

 話を聞きながら、音という現象が生み出すもの。その原点を探り、さまざまな事物、事象との関係性を認識する場に集中できたのは良かったと思う。

 現象を分析し、事例を多岐に渡って明示するパターンは貴重ではあるが、どこまでも多様な事例が羅列されるだけでは、進展性がないようにも思う。

 また、個々の現象が強調され、周波数と特定の領域との連関性を説明し、この先にはまだまだ未知の領域が隠されているという流れには、ある種の疑念も浮かんだ。

 個々の要素が強調され、お金の流れが起こる。それは、今回の集まり以外にも見られる時代の特性なのかもしれない。特定の栄養素が強調されたり、特定のアイテムが持ち上げられ、一時的に意識が集中する現象は、それが医学であれ、心理学であれ、様々な領域に見受けられるある種のムーブメントとも言えそうだ。

 そこにはメディアと呼ばれる媒体の特性が現れているとも言えそうだ。テーマを誇張し、食い付きのよさそうな文言を並べ立てる。それに釣られて、一時的に人が群がる。それが心理的誘導と必須アイテムとの組み合わせともなれば、一気にお金が集まる。

 自己陶酔タイプの群れが、流れ込む。どんな事象であれ、誇張され強調されれば、なるほどと頷きたくもなる。大半はイメージの拡張によって引き起こされる、一時的な反応の場合が少なくない。

 とりわけ、科学的とか、神秘的とか、体験的、医学的、歴史的、本質的などと表現される類。或いは、何々学的な視点と特定のアイテムとが結びつくと最強?これと併せて、情報や知識を本の受け売り状態で伝達するパターンもなくなりません。伝達手段が飽和状態になり個々人のオリジナリティーを失わせ、どこか一様な価値観の集団が一気に生まれる。

 10年経過したら、跡形もないようなことにつられてしまう。支払われたお金たちは、どこに行くのだろう。

 その辺りの事をあれこれ考えながら過ごしていた。自分を動かしている真の動機と方向性をじっくり見つめる作業を継続する事。その土台を確かめているうちに、1ケ月以上経過した。

 結果的に、その会場で勧められたアイテムの類は何一つ手に入れなかった。しかし、今回の上京ではアイテム入手以上に確実な成果があった。

 響きが引き起こす微細な変化との繋がりだ。工房に戻り、水や粒子と響き(周波数)との関係を視覚化する事で、視覚を超えた微細な現象と精神との緊密な関係を具体的に感じ取る事になった。

 ミリ単位で捕えていた世界を100分の1ミリ、もしくは1000分の1ミリ単位で感じるようになった。現象的には1000分の1ミリ程度しか感知できないが、心はそれを遥かに超えた繊細さで感じ取っているのだと思う。

 ラブフルートのレッスンでは、吹く事より聴いて感じることの大切さをお伝えしてきたが、これからはさらにその重要性をお伝えすることになるだろう。ミクロの視点が、僕たちの世界観を変えたように、響きの微細な世界を知ることは、存在する世界と心の繋がりの意味を変える事になるだろう。 クリックすると元のサイズで表示します
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