2010/10/13

川岸の鮭  雑感

  心地よい秋の一日が終わりました。今週末からはストーブが必要になるんだとか..。祝日の朝はいそいそと工房作業にとりかかりました。しばらくする、少し汗ばむほどでした。まじめに働いて、ひと段落したら、午後から少しだけ気分転換にラブフルートを持って外に出ることにしました。

 ほんとに気持ちの良い秋の空を見あげて、ガチガチに固まっていた身体を解放させてあげました。千歳川まで辿り着き、鮭が飛び跳ねるのを見たり、遡上している姿を見たり、水鳥たちの様子を眺めてのんびり過ごしました。

 一匹の鮭が岸辺に打ち上げられており、カラスたちが次々とやってきました。そこにカモメがやってきて、カラスを追い払うと、今度は人間たちが寄ってきてカモメは逃げ出す。この繰り返しでした。一匹の鮭が何羽ものカラスやカモメの命を繋いでいるのでした。

 愛用の双眼鏡でその様子を眺めていると、カラスたちの嘴の威力に圧倒されます。目と鼻の先で、カラスの鋭いくちばしが鮭を突いているのです。そのカラスたちにも縄張りがあり、優劣があり、激しい争いもあります。話し合って、みんなで仲良く分けましょうなんていうことはありません。ですが、うまい具合にそれなりに分け前にあずかれるように流れているのが面白くて、しばし眺めていました。

 食べられている鮭たちにだって争いはあるでしょう。闘いながら、争いながら、命をつないでいくわけです。もうすぐ厳しい冬がやってきます。景色は変わり、気温は下がり、雲も空も変化し始めています。

 美しい秋色の自然が素早く消え去る時、あれほど暑かった状況がマイナスの世界になっていくのですが、鮭にありつけなくなったカラスたちは何を食べて生き抜くのでしょう。勿論、様々な小鳥たちや獣や虫たちも、どうやって生き延び春に姿を現すのでしょう。

 自分も冬を生き抜くために懸命ですから、正直他の生き物たちのことに十分気を使ってはいられませんが、きっと春には再会できるのでしょう。それぞれに冬を生き延びる...それはなかなかすごいことだな..と思います。

 実りの秋の収穫物を頂きながら、冬に備えるというのは、楽しくて美味しくてすごく素敵なサイクルですね。
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