2006/2/13

素朴な楽しさ  雑感

 今年は「さとらんど」の雪祭り会場に出かけて演奏をする機会がありました。呆れるような渋滞がお出迎えしてくれました。目と鼻の先の会場に辿り付けないのは奇妙な感覚でした。車社会、情報社会の落とし子でしょうか..

 情報が来て、車があって..さあ行ってみよう!そういう人たちがいっぱい集まって、会場に入るまでに数時間、そして一気に滑り落ちる滑り台のために4時間待ちで並んだというのです。これを昔話風に聞かされたら、信じられないお話になるのかもしれません。本当にそんなことがあったの?と質問されそうです。
この時代の人たちは、そんなに雪の滑り台が好きだったんだね〜と..

 かろうじてリハーサルに間に合ったものの、すっかりお疲れ状態でした..
今回は、おそらく子供連れが多いだろうからと考えてアップテンポの選曲と参加できる曲を準備しました。案の定、トウモロコシやなんとか汁や牛乳にソフトクリーム..どれもこれもなが〜く待たされてようやく手に入るのですが、それを食べたり飲んだりしながらの演奏会でした。

 こういうところでは、なんか音楽やってる..状態なのですが、それはそれで一緒に巻き込まれてしまえばいいのかな..と思っていました。そういう中に、演奏が終わってから、「ホームページ読んでます。初めて生のフルートの音色を聴きました..」と声を掛けてくださる方がおられました。そう言えば、熱心に前のほうで聞いていてくださってた方でした..

 そういう方が一人でもおられると嬉しいものです。さらにそのときは声を掛けることもなかったけれど、後になって他の会場などで「あの時、聴いてました」と話し掛けてくださる方もおられます。

 大変な渋滞の中を、僅かな演奏のためにわざわざ来てくださる方がおられる。これは本当に力が湧いてきますし、また呼ばれたら出掛けていこうという気持ちになります。

 ほんとうに聴きたいと思う方と、心からフルートの音色を伝えたいと思っているものが出会うのです。それぞれの場所から生まれた音がぴたっと合った素適な感覚です。

 今回は4つのグループが出演したのですが、他の方々の演奏を聴くのは楽しいものです。全然ジャンルが違うのですが、音楽共通の楽しみがあります。
 
 その一つは、リズムの楽しさです。リズムと一体化するだけで十分楽しいものです。演奏者たちがぴったり息を合わせている姿を見ているのは心地よいものです。それに様々な音色、歌声などが加わると、賑やかになりますし、美しいメロディーに心を添わせるのも素適です。

 今回は、様々な演奏を聴きながら、音楽の素朴な楽しさを感じ、それを喜ぶことを改めて受け取る時間がありました。音楽が教えてくれる深い知恵も感じました。

 雪像も滑り台も、あまりの人だかりで生で見ることは出来ませんでしたが、音楽のほうをたっぷり楽しませてもらいました。
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