天災うちのめす東北を
踏みつけた人災を
赦すな
似非笑みでごまかし
居直る恥づげもあらぬ聲
永遠に憎まれむその愚か
あらゆる胸へ
悶え廣め割れ弱り
痩せ屋根は蛇葺き
落ち弱り居ぬ
てんさいうちのめすとうほくをふみつけたじんさいをゆるすなえせゑみてこまかしゐなほるはつけもあらぬこゑあらゆるむねへわれよわりやせやねはへひふきおちそよきゐぬ
今は政治家の居直り芸の手管その達者さを鑑賞する場合ではないといふにつくづく現に総理でゐる男は空気の読めぬ奴かとと思ふ。
自分の出て来た東北がかくもコケにされたことにも腹が立つ。痩せても枯れても国民総生産の十パーセントを産出する地域が悲嘆の淵にある時によくもああへらへらと不信任否決の詐欺達成の折に笑へるものかと。力ずくでもおろさねばと身内から声が出るも当然である。
政情不安な新興国ならば疾うに二十年前に上りつめ政敵を半ダースほど抹殺した挙句とどのつまり自分が殺されて今では人の口の端に上るほどの功績のかけらもないその程度の器であらう。
そんなに長く居座るつもりないなどと側近に触れさせはじめたも流石に自分の器に対する一国の政治の尊厳といふものに畏れを抱き得てのことなのか否かは用心して見守るべきであらう。
おくのつなみに入れるは恥と思ふ故これも試作として歌物語に分類し置く。
昨日アップした画像は馬鹿馬鹿しい故削除歌のみとする。

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