今日は時事ネタで。
写真は屋内設置型のガス給湯器。
問題になってる湯沸器は、これの仲間。
不完全燃焼を起こして、一酸化炭素を室内にバラまいちゃったんだね。
不完全燃焼ってのは、燃焼の際の酸素不足がおもな原因だよ。
物を燃やすのには酸素が必要。
つまり酸素がまったくなければ燃えないんだけど、中途半端に酸素が存在すると半端な燃え方になっちゃう。
この半端な燃え方のことを、不完全燃焼っていうんだけど、不完全燃焼をおこすと一酸化炭素が出来上がっちゃうんだね。
で、この一酸化炭素が悪さをしちゃうんだ。
早い話が、事故を起こした湯沸器は酸素不足に陥っていたってわけ。
この酸素不足ってやつは室内で物を燃やすときに、必ずついて廻る話。
まして今の建物は昔の建物と比べると密閉性が高くなってる。
窓を閉め切って換気扇も回さない状態だと、かなり厳しい状態になるってことは、みなさんよくご存知だと思う。
ところが一酸化炭素中毒ってやつは
『なんか変だな?』
と思ったときにはもう遅い。
窓を開けたり、換気扇を回そうとしても、身体が動かなくなってるんだね。
つまりは室内で物を燃やすときには、人間に頼らないシステムが必要ってこと。
なにせ人間なんて、そんなにあてになるものじゃないからね。
今、問題になっているのは、人間に頼らないで済むようなシステムを、人間が停止しちゃったことにあるみたいだね。

0