先日に引き続いて、釿始め(ちょうなはじめ)の風景です。
釿始めに使うご神木を二の鳥居まで曳いてきたのは、鶴岡八幡宮の関係者の人たちだと思う。
その人たちが羽織っていた印半纏(しるしばんてん)の背中には、鶴丸の紋がしっかりと描かれていました。
この鶴丸の紋は、鶴岡八幡宮の鶴からとった紋なんだろうね。
ところで、この鶴丸の紋、どこかで見たことない?
そう、かつてJALの飛行機の尾翼に描かれていた鶴のマークが、この紋とそっくり。
顔の向きもおんなじです。
ところが、今ではJALの飛行機の尾翼に描かれているマークは、鶴ではなくなってしまった。
なんだか惜しい気がします。
いきなり話題は代わって、半纏(はんてん)についてです。
同じようなものに法被(はっぴ)と呼ばれているものがあるんだ。
それじゃ半纏と法被の違いは?
これについては、かつては品物自体が違っていたみたいなんだけど、今では半纏と法被が近づいてしまって、その差異が小さくなってしまったみたい。
つまり、今では半纏と法被の区別をつけるのは、このような事にこだわりを持つ人たちだけって感じ。
早い話が、一般の人たちは、半纏も法被も同じものとして考えていいと思うよ。

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