竹です。
節(ふし)の感じからすると孟宗竹(モウソウチク)だと思う。
自信の程は80%ぐらいだけどね。
ま、ここでは竹の種類云々について触れるつもりじゃないから、こんなもんでいいでしょ。
ここで触れてみたいのは、竹を切る時期についてなんだ。
ここに積んである竹は、農家の人が農作業で使うためのもの。
具体的にどんな風に使うのかは、この状態だと判別がつかないいんだけど、畑に積んであるところをみると、土の中に差し込んで柱として使ったり、その柱と柱の間に横に渡したりして使うはず。
もちろん雨ざらしだと思うよ。
そうゆう状況下で竹を使うとなると、考えなくちゃいけないことは、少しでも長持ちさせること。
いくら裏の竹薮から切ってくれば材料代はタダだといっても、手間はタダじゃない。
出来るだけ長持ちしてくれたほうがいいからね。
そこで出てくるのが竹を切る時期というわけ。
それじゃ、いつが竹を切るのに適しているかというと、それは冬場。
寒くて竹の活動が休眠状態になっているときが、竹を切るのに適している時期なんだ。
活発に養分を吸い上げている時期の竹は、腐ったり虫が付いたりしやすいみたいだよ。
それと、水っぽい竹は乾燥にともなって割れやすいしね。
ま、これについては材木もおなじこと。
いつでもかまわずに、切っちゃえばいいってもんじゃないからね。
それから、若竹はダメだよ。
半年前まで竹の子だったような若竹は、やっぱり柔(やわ)だからね。
古びた竹を選んでください。

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