この写真は、道路から丸見えの車庫の天井を写したものです。
ここで注目してもらいたいのは、天井に取り付けられている蛍光灯。
蛍光灯が取り付いているのは、H型鋼と呼ばれている鉄骨の、下フランジという部分なんだ。
その下フランジのセンターから、蛍光灯がずれて取り付いちゃってる。
こうゆうのは見栄えが悪いと思うよ。
これが道路から見えない車庫とか倉庫の中ならば、気にするほどのことはないと思うけど、道路から丸見えのところだと、うまくないと思うんだ。
じつは、ずれて取り付けられているのは、それなりの理由があるんだ。
けど、私だったら理由のいかんを問わず、蛍光灯を下フランジのセンターに付け替えさせています。
ここで、ずれて取り付けてしまった理由です。
鉄骨に照明器具なんかを取り付けるためには、クリップみたいな器具を介して取り付けることが一般的。
ところがクリップというものは、材料の端のほうに咬ませるようにして使うもの。
ということは、材料の端のほうに咬ませてあるクリップを、そのまま使って取り付けてしまうと、照明器具はセンターまで届かないというわけ。
でも、クリップを使って照明器具をセンタリングする方法は、すぐにでも考え付きそうでしょ?
二つのクリップを両端から咬ませ、その二つのクリップの間に下地板を渡す。
その後、下地板に蛍光灯を取り付ける。
こうすれば、ちょっと手間と材料費はかかるけど、照明器具は下地板の範囲内で任意の位置に取り付け可能。
このほうが取り付けてからやり直しをさせられるよりも、いいと思うんだけどね。

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