桧原湖から写した磐梯山です。
いわゆる裏磐梯。
それじゃ表側はなんなんだというと、会津若松市内のほうから見た磐梯山が表側。
磐梯山にしてみれば、人間が勝手に表だ裏だなどと、いいたいこといってるという感じでしょう。
話はかわるけど、静岡から見た富士山のことを表富士、山梨から見た富士山のことを裏富士などといったら、山梨県民はよい気持ちはしないだろうし、神奈川県民としては、どっち富士なんだなどと考えてしまいます。
ま、表富士、裏富士に対して、横富士なんてことは決していわないだろうけどね。
この桧原湖は磐梯山の噴火によってできた天然ダム。
天然ダムという呼び方については、新潟の地震からうじゃうじゃいわれて呼び方を替えているけど、替えてからの呼び方はマスコミ各社で様々。
いわく、地震ダム、震災ダム、土砂ダム、災害ダムなどなど。
ここで、この手のダムができる原因としては、この桧原湖の例でもわかるとおり、地震に限ったことじゃないんだ。
つまり、火山の噴火でこの手のダムが、できることもあるというわけ。
となると、地震ダム、震災ダムという呼び方はうまくないよね。
それとも、火山の噴火でできたダムは、噴火ダム、溶岩ダムとでも呼んでみる?
マスコミさん、そちらのほうも考えて、呼び方を考えてくれないとダメだと思うよ。
私としては、この美しい桧原湖を見てみると、天然ダムという呼び方でもかまわなんじゃないかと思ったりします。
この美しい桧原湖を、災害ダムだの土砂ダムなんて呼ぶのには、かなりの抵抗があるからね。
さらに、この桧原湖の湖底には村が一つ沈んでいます。
それを考えると、綺麗な名前の天然ダムがいいんじゃないかという気がします。

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