たわわに実っている夏蜜柑です。
『これ、この前冬至だったから柚子(ユズ)じゃない?』
『いや、橙(ダイダイ)かもしれないよ。』
などと、通りがかりの人たちが話していましたが、こいつは絶対に夏蜜柑です。
夏蜜柑というのは、夏に向かう時期に食べる果物。
それゆえ夏蜜柑と呼ばれているんだけど、果実自体は冬の頃から食べられそうな色になってしまう。
写真の夏蜜柑も、もいで食べたくなるような色でしょ?
ところが、この時期の夏蜜柑というのは、すっぱくて食べられたものじゃない。
それじゃ、どうすると食べられるようになるのかというと、このままの状態で初夏の頃まで待っていると、熟成が進んで食べられる味になってきます。
冬のこの時期から初夏まで。
なかなか気の長い話だね。

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