ちょっと紫がかった百日紅(サルスベリ)です。
百日紅には赤、白、ピンク、紫なんかがあるけど、薄曇りの空模様にはこの色の百日紅が似合っているかな。
もちろん真っ青な夏空には、真っ赤な百日紅だと思うけどね。
百日紅の木の下には、たくさんの花びらが落ちています。
これは、咲いた花がどんどん落ちて、新しい花に取って代わられているから。
ちょっと厳しいけど、これが現実です。
百日紅の花は、こうやって百日間の長きに渡って咲き続けてくれます。
考えてみればそうだよね。
真夏の炎天下、咲いた花がそんなに長持ちするはずがない。
どんどん入れ替わっているからこそ、咲き続けていられるということでした。
それから、百日紅というと、お寺の境内が頭に浮かんできてしまいます。
高さはそれほどでもないんだけど、大きく横に広がっている姿です。
お盆のお墓参りに行ったお寺にも、大きな百日紅の木にピンク色の花が咲いていました。
お寺に植えられているということで、百日紅には仏教的な意味合いがあるのかな?
じつは百日紅というのは、江戸時代に中国から伝わってきた樹木。
そんなに古くから日本にあるわけじゃないんだ。
仏教伝来とともに伝わってきたのなら、仏教的意味合いがありそうだけど、江戸時代となると仏教との関係はなさそうだね。
単純に百日紅というのは、お寺さん好みの樹木?
それとも、花枯れの夏の時期に咲いているから目立つだけ?
よくわかりませんでした。

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