柿の花です。
梅や桜の花ようには目立たないけど、この時期にしっかり咲いています。
それはそうだよね。
花が咲かずに実だけなるなんて、普通じゃそんなことないからね。
柿の花には、雄花と雌花があります。
雄花というのは雌花よりも小さめで、壷を伏せたような形。
この時期、柿の木の下にばらばらと落ちているのが雄花です。
早い話が、受粉が済んで用なしになってしまえば、柿の木にとっては邪魔者。
きれいさっぱり落ちてしまえというわけです。
一方、雌花はというと、すでに実とヘタができているのがわかると思います。
このまま、大きく育っておいしい柿の実とあいなります。
柿の実については、たくさん生る年と、あんまり生らない年があります。
この柿の木、今年は雌花が少ないから、あんまり生らない年みたい。
ちなみに、この柿の木は禅寺丸柿(ぜんじまるがき)で甘柿です。
来年に期待しましょ。

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