はやぶさが行ってきた小惑星イトカワの写真です。
いろいろと地名がつけられているのが、わかると思います。
黒い文字はクレーターで、黄色い文字は地域の名前。
イトカワがそうであるように、日本由来の名前がそこかしこに見受けられます。
この地名の中に出てくる 『フチノベ』 は 『淵野辺』 で、JAXA相模原キャンパスの最寄り駅(JR横浜線)
そして、フチノベのそばの 『カモイ』 は、なんと私の住んでいるところの最寄り駅の 『鴨居』 です。
鴨居駅というのは、はやぶさの製造を担当したメーカーの最寄り駅ということで、名づけられた地名です。
早い話が、イトカワのカモイという地名は、はやぶさが誕生したところに因んで付けられた名前というわけです。
じつは、その製造拠点は、はやぶさが旅を続けている間に移転してしまい、今では鴨居にはありません。
今、その跡地に建っているのは、ショッピングセンターとマンション。
はやぶさが作られたころとは、ずいぶん様変わりしています。
それを考えると、はやぶさの旅は長かったんだよね。
あらためてご苦労様といわせてください。
蛇足ながら、はやぶさが地球を旅立ったのは7年前のこと。
アブラゼミの一生が7年とすると、今年鳴いているアブラゼミは、はやぶさが飛び立った年に卵となって産まれたアブラゼミです。

0