真ん中あたりに生えているのは鬼胡桃(おにぐるみ)の木。
高さは3〜4メートルぐらいでしょうか。
まだ、若い木です。
手前のほうで茂っているのは、葛(くず)です。
葛というのは厄介もので、他の植物に覆いかぶさりながら、ばんばん勢力範囲を増やしてしまう。
その葛の進行が、鬼胡桃の木の手前で止まっていました。
これ、鬼胡桃の有するアレロパシー(他感作用)のため、葛の進行がストップさせられたということです。
アレロパシーというのは、他の植物を退けたり、引き寄せたり、成長を抑えたりするような効果の総称。
そのような効果をもつ化学物質を、発散する植物があるということです。
で、鬼胡桃からもそのような化学物質が発散されるということで、鬼胡桃の周りは、他の植物の成長が抑えられていました。
ま、こういうのは鬼胡桃だけじゃなくて、桜や松なんかでも、他の植物が生えにくかったりします。
どうでしょう?
鬼胡桃をうまく植えれば、葛の侵略を防げる?
鬼胡桃だけじゃつまんないから、桜も混ぜるといいかもね。

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