一瞬、鋳鉄製に見えるけど、近づいてみるとコンクリート製の電柱です。
しっかりとブロック塀にめり込んでいました。
電柱だけ見ると、レトロっぽくていい雰囲気。
いや、レトロっぽいというのは当たらないね。
こいつはレトロっぽいのではなく、レトロそのもの。
防火ということを考えてコンクリートで作られたものと推測するならば、関東大震災後の昭和初期あたりに立てられたものではないでしょうか。
となると、立てられてから80年ぐらいは経っているのかもね。
ご苦労さんといいたくなります。
ただ、作られてから80年も経っているコンクリート電柱は、コンクリート内部の鉄筋が錆てしまって、用をなさなくなっているはず。
ブロック塀にでも支えてもらわなければ、ちょっとした揺れで倒れてしまうことでしょう。
そうなると、この無粋なブロック塀に文句をいうわけにいかない。
これからも、しっかりと電柱を支えてやってくれといいたくなってきます。
ま、ブロック塀自体も、それほど揺れに強いもんじゃないんだけどね。
補強なりを施して、ともに生き残って欲しいものです。

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