二つ並んだ火鉢です。
この火鉢に穴を開けて欲しいとの要望です。
穴を開ける目的は、この火鉢をプランターとして利用するため。
ま、金魚鉢にするならば、穴なんか開けちゃったらどうしようもない。
穴を開けるのは、火鉢の底から水が抜けるようにとのことでした。
最初にトライしたのは、奥のほうの茶色っぽい火鉢のほう。
こちらの火鉢は、焼きの温度が低そうで、それほど硬くなさそうな雰囲気。
これならば、素人でも穴を開けられる?
で、インパクトドライバーに陶器用のドリルを装着して、穴を開けてみることにしました。
最初、小径のドリルで小さな穴を開けて、ドリルを替えてその穴を広げる。
そんな段取りです。
こいつは、うまくいきました。
きれいな穴が6つほど。
頭に浮かんだBGMは、当然ながら匠のテーマ。
なんということでしょう・・・などとナレーションが被ってきます。
調子に乗って、手前の火鉢に挑戦。
こちらの火鉢は、白っぽくて焼きの温度が高そう。
見るからに硬そうな雰囲気でした。
さすがに、こいつはインパクトドライバーでは手におえない。
もっと、ごっつい工具の出番です。
ロータリーハンマードリルにコンクリート用のドリルをつけて、がりがりとやってしまいました。
結果、穴が開いたことは開いたんだけど、裏側を見ると大きく剥離してしまいました。
つまりは、表側はきれいに穴が開いたんだけど、裏側は大きくえぐれてしまったというわけ。
これじゃ、重たいものは支えられそうもない。
ということで、こちらの火鉢は、土を入れて移動すると底が抜けてしまう可能性大。
一度据えつけたら、そのままでお使いくださいということです。
結論、柔らかそうな火鉢ならば、手間はかかるが穴は開けられる。
硬そうな火鉢に穴を開けるのは、博打のようなもの。
うまく穴が開いたらラッキーということです。

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