泰山木(たいざんぼく)の花です。
泰山木というのは、公園なんかに植えられている樹木で、かなり大きく育っているのが一般的。
そして、泰山木の花は、上空に向かって咲くもの。
ということは、ぞのへんの公園で開花時期の泰山木を見かけたとしても、花の姿は大きな葉っぱに邪魔されて見えない。
遠くに離れないと、花の姿は見えないということで、近くからまじまじと見つめることができないということです。
それじゃ、この写真はどうした?
じつは、今やっている現場の足場のそばに泰山木が生えていて、足場の上から泰山木を眺めることができたというわけです。
こいつはラッキーでした。
で、もう一つラッキーだったのは、泰山木の匂いを嗅げたこと。
足場の上を泰山木に近づいて行ったところ、けっこう匂うんだよね。
それも、ただ甘いだけじゃない、柑橘系のいい匂いでした。
樹木の上で、真っ白い大輪の花を咲かせて、いい匂いを振りまく泰山木。
こんな高いところから、誰を誘っているんだろうね。

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