ヤマコウバシ・・・漢字で書くと、山香ばし。
すごいネーミングでしょ?
この木は、その名の通り、枝葉を折ったり、千切ったりすると、香ばしい匂いがするとのこと。
ただ、今回は枯葉の状態ということなのか、嗅いでも匂いはせず。
若葉の時期を待って、試してみることにしましょう。
このヤマコウバシ、落ち葉の時期に山に入ると、すぐにわかります。
それは、落ち葉の時期なのに、写真のように茶色の枯葉を残しているから。
この木を離れたところから見ると、茶色っぽい花が咲いているように見えます。
こういうふうに枯葉になっても落ちないのは、柏餅に用いられる柏の葉も同じ。
古い葉から新しい葉まで、葉が途切れずに続くということで、お家安泰を象徴する柏の葉。
それゆえ端午の節句で用いられます。
けど、枯葉なんて、みんな一緒に落ちてくれたほうが、だらだらと落ち葉掃除をしないで済むなんて話もあるけどね。

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