鬼胡桃(おにぐるみ)の花です。
上のほうに赤く咲いているのが雌花で、下のほうに細長く咲いているのが雄花。
雌花のほうは花っぽいけど、雄花のほうは不思議な形状。
ドレッドヘアっぽい雰囲気です。
ちなみにこの雄花、風媒花ということで、花粉を飛ばします。
鬼胡桃の花粉も花粉症の原因になるようなので、花粉に弱い方はお気をつけください。
で、赤い雌花が受粉すると、秋には胡桃の実。
お店で市販されている胡桃の実よりも、小ぶりで固い実が生ります。
もちろん食べられるんだけど、食べる前の下準備がたいへん。
まずは、果肉の部分を剥いて実を取り出すのが面倒で、出てきた実を割るのが一苦労。
調理器具ではなく、工具が欲しいぐらいのたいへんさです。
さらに、割った実から、食べられるところをほじくり出すのが面倒ときてる。
ただし、それらの努力を成し遂げたあかつきには、市販の胡桃よりも、味の濃い胡桃を味わえるということです。

1