2008/9/15

必ずある割合の学生は目的を達成されない仕組み  教育

入学させておいて、必ずある割合の学生は目的を達成されない仕組み

卒業を新司法試験の受験資格としてスタートしたロースクール(専門職大学院)だが、その合格率は33%だそうだ。 それ故、「学校側が授業料をぼったくってる」との不満や批判がでている。それはそうだろう。
http://askadi.exblog.jp/9695024/

実は、同じようなことが歯学でも起こっている。現在合格率は70%。これについては国が歯科医師数のシーリングをしている、絶対評価でなく相対評価を入れていることは周知の事実である(これには歯科医師会の意向があるのだろう)。 従ってどんなに勉強しても確実に不合格の学生がでてくる。 

一方でいま医師の数を増やす方向でも国は動いている。ただしこれは研修医制度によるもの、専門医の偏り、都市部と農村部の不均一が原因と云われているので一時的に医師の数を増やしても巧くいかないような気がする。獣医学科では4年生から6年生への移行の際、マスター修了を受験資格にして定員増を回避した。

大学の認可は文科省が握っている。一方で、規制緩和が云われ自己責任が強調されてもいる。 入学させておいて、必ずある割合の学生は目的を達成されない仕組みは何も新司法試験だけのことではない。 酷なやり方だとの不満批判がでるのは判るが、しかし、最初から一度コースに入ればゴールが約束されているという仕組みも問題あるだろう。 そこでの努力や精進が要求されるのは当然である。 それでもなお、相対評価というのは少し違うような気がするし、 まして合格率33%とはあんまりだと云う気がする。

尤もそれを言い出すと、もとより大部分の卒業生が教職につけない教員養成大学側から文句がでるだろう。

ちなみに私も国家試験を経てきた。現在とは状況が違うが、それでも合格率は70%以下だった気がする。当時大学には何も期待していなかった。あくまで国家試験は個人的なこととしていた。それに不合格になるとは予想もしていなかった。かなり不遜というか、生意気な学生(汗)

いずれにせよ、立場が違えば様々な意見がでるのは当然だろう。なかなか難しい問題。
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