2008/9/20

第57回九州地区一般教育研究協議会  教育

平成20年9月19−20日 長崎大学(文教キャンパス)全学教育棟
  司会 高橋(長崎大)
  挨拶 羽坂(長崎大):一般教育の重要性が叫ばれている、
     key wordは、学士力、国際化、専門以外の領域の知識
  議長 淵田(九大):教員の意識改革が必要、アウトカム重視、専攻と教養科目の
     対立を解消し全学的に進める必要がある。
  挨拶 斉藤(長崎大学長):旧国立の2/3の建物は築30年以上でその2/3は未改修
  
  来年は宮崎大学 9−11〜12(金、土)、再来年は 福岡大学

<基調講演:13:20-14:45 川嶋 太津夫(神戸大学)>
○授業 教員からの視点→学生からの視点
○知識の獲得・所有→知識の活用
○終身雇用制の崩壊、多様な就業パターン→学習のポータビリティー必要
○大学全入時代 進学率55.3% (収容率92%)選ばなければ誰でも大学に入れる時代
    (内訳:学力入試で6割、推薦・AOで4割)
○大学全卒時代 中退率10%(イタリア55%,アメリカ52%)
○大学全入・全卒時代→きちんとした教育が出来ているのか疑問
○国際化 留学生30万計画、現在その1/5程度達成
  (しかし、本当に30万も留学生が来る程日本の教育は魅力あるのか疑問)
○現代学生像 4割の学生が将来何をやりたいか未定(授業を通じて将来を決める)
○学生の授業に対する期待に二極化 学問の基礎取得と実践的知識・技能
  (最先端の研究成果は期待していない=古典的学生像は妥当しない)
○現在の学生像 授業関連の自習は1日1時間以下が6割、だからと云って独自の学習をしているわけでもない(何も勉強していない)
○高等教育のパラダイム転換
教員視点から学生視点へ
(入試成績)から出口管理(合格率)へ

<何をこれからすべきか>
@ 学生本位の視点 A質保証のシステム構築 B学位プログラムの構築
学位=知識と能力の証明であるので知識を体系的に獲得する(幅広い教養)

○アウトカムを重視した学士過程教育
 まず育成すべき人材像を確立する→そこからカリキュラムの構築→人材選別(入試)
○ エリート段階の学生 対 ユニバーサル段階の学生
前者は受動的な学習活動でものびるが、後者は能動的活動が必要
○ 能動的学習の必要性 (学習活動と知識獲得率)
○ 学習ピラミッド
Lecture 5% < Reading 10% < AV 20% < Demonstration 30% < Discussion 50% < Practice 75% < Teach others 90%

授業を受けただけでは理解出来ない。演習問題解いて少し分かった気分になる。さらに、人に教える立場になってはじめてよく理解出来た、ということは経験済み。授業で一番勉強になるのは教師自身かもしれない。
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<まとめ>
○ (従来)個々の授業の集積から人材育成
○ (今後)まず「育成すべき人材像」からカリキュラムデザイン>入学者選考
  
「育成すべき人材像」で獲得すべき知識・スキル・特性を確立し、その獲得にむけたカリキュラム作成、並びに入学者の選抜をおこなう。
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