2009/10/13

『子供たちの王様』&『上海租界興亡史』2  お勧めの1冊

『子供たちの王様』恒例の週末DVD。日曜から月曜にかけて一部重複して繰り返し観る。監督は『さらばわが愛』や『北京バイオリン』の監督。 難解な映画。面白さに一気に見てしまうという類いのものではない。 

文革時代の下放に対する「静かな」批判であることは判る。 高一で下放され羊飼いをしていた若者が、雲南の山奥で中3を教えるという信じられないことが起こった時代。 教科書もなく、ただ教師が黒板に板書したものを生徒が書き写すだけの授業にやがてこの若者は疑問を持ち始める。 それにしても映像が素晴らしい。

この映画1988年カンヌに出品され、「ユネスコ教育賞」を受賞したとか。 それは映像の美しさだけではないだろう。なお、このDVDは百道の総合図書館で借りてきたもの。

『上海租界興亡史』
(主人公の)警察官は異なる文化圏を行き来する人間であった。p4

著者は第一次世界大戦前後のイギリス人をディアスポラと定義する。その証拠に、1911-1914年の間に250万人が非ヨーロッパ世界に移住し、1919−1921年の間に、さらに100万人が国を後にした。p29

当時、第一次世界大戦後のヨーロッパの混乱により中国、日本、アメリカは新しい機会を与えた。p44 田舎出身の主人公はまさにこの時期の上海に到着し、 現代の我々が上海を初めて見る時に感じのと同じ感覚を持った。彼は云う、

『上海は僕がこれまでに目にしたなかで最高の街です。イギリスのどの街より100年は進歩しているでしょう…』p35

これは初めて上海を訪れた私が「近未来的」と表現したことと変わりない。いま上海は祖先返りをしているのかもしれない。
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/1558/trackback

これは、1949年の人民解放軍到来まで続いた、35年の享楽の始まりと著者は云う。p45
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