2009/10/28

原子力廃棄物処理のコストに関する疑念  試行,指向,志向、思考

昨夜、帰宅途中の車の中で原子力発電で出てくる廃棄物処理についてのインタビューを聞く。 相手は原子力発電関係の理事で、話を聞きながら疑問に思った。

まず、その専門家は今廃棄物の処理費は現在の電気使用料金の中に含まれていて、平均的な家庭では約20円程度だと述べた上で、これは太陽電池の普及のために電気料金にかけられている30円より安いとのことだった。 しかしその数字の信憑性にまず疑問を持った。

第一に、廃棄物の保管期間は放射能が1%まで低下するのさえ地質学的時間がかかるということだ。 これには高校生程度の物理と数学の知識を持っていれば半減期から簡単に計算出来る。 (プルトニウムの半減期が24,000年、ウラン235が7億年、ウラン238が45億年、ちなみに一番半減期の短いプルトニウムの放射能が百分の一以下に低下(1/128 =1/2^7)するのには168,000年以上かかるとなった)
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/686/trackback

果たして「人間の時間」でほぼ永遠とも言える保管期間のコスト計算を入れているのだろうか???  率直に云って、とても信じられない。

廃棄物は地下数百メートルのトンネルに保管されるとのことだったが、多分トンネルを掘る程度の費用くらいしかその計算に含めていないのではないか? 是非、積算根拠も示してもらいたい。

これに関連することだが、最近非常に面白いことを聞いた。それは地下数十メートルも掘ればその地下の温度は年中20℃以下ということだ。 これは井戸水が夏冷たく、冬暖かく感じることからも納得出来る。 そこでこの熱をヒートポンプで地上に循環して夏は冷房、冬は暖房に使えるということだった。この最大の利点は温泉とかと違い「何処でも利用出来る」ということらしい。 
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/1591/trackback

さらにエネルギーを電気や石油のように遠くに運ぶ必要がないのでロスが少ないということだった。 食で言うところの 『地産・地消』 のエネルギー版とも言える。 この方法、技術的には色々問題があるのかもしれないが、実用化すれば本当に素晴らしいと思う。 

私は原子力はあくまで新エネルギー開発の間の過渡期をつなぐエネルギー源として考えるべきだと思う。

地下熱利用のヒートポンプについて
http://www.hptcj.or.jp/lab/lab_m/tika/greeting.htm

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