2006/8/31

職場最後の日  試行,指向,志向、思考

ほぼ居室の整理を終了した。 20年近く居たにしては持って行くものは段ボール箱12個。最近来た助手の人の段ボール箱30個に比べれば予想外に少ない

しかし普通の職種だとそんなに持って行くものはないだろう。 先日も思ったが、此処に積み上げられている段ボールの中身は組織(大学)の物なのか? 個人の物なのか? 
http://diary.jp.aol.com/applet/salsa2001/273/trackback

実験ノートは結局捨てること。結構思い入れのある実験ノートもあったが『超整理法』に従い5年以上見返したことがないノートは廃棄!

公式には今日が最後のお勤めだが、後1ヵ月くらいは実験の続きをしなければならないのでほぼ毎日のように元の職場に居ることになるかもしれない。これなども他の職種にはないことだろう。
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2006/8/30

どちら「側」かを変えてみよう  お勧めの1冊

私はあるときから考え方を根本的に改めて、「あちら側」「こちら側」の感覚を持たないように<努力>しています。 これは「超整理法」の著者である野口悠紀雄さんの影響です。彼の一言には非常に参考になることが多い。
http://www.noguchi.co.jp/

だから、どうも考え方が相容れないな(汗)と思う、某元首相の『賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ』との言葉や、某経済評論家の『Life goes on』の言葉も今や私の「座右の銘」です。 野口さんはこうも述べられています、

『…多面的な把握が必要と観念的にはいいながら、潜在意識のレベルでは、敵味方の判別しかできない。』

『どちら「側」かを変えてみよう』という一文↓ 文句無しにお勧めです!
http://www.noguchi.co.jp/archive/diary_old/030712.html
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2006/8/29

ニュースの潜在意識に作用する力  試行,指向,志向、思考

最近行きつけのblogで、
http://app.blog.livedoor.jp/tomokerock8/tb.cgi/51116176

つい先日起きた博多湾転落事故のニュースの影響で、事故の夢をみたことが書かれてあった。 実は昨日早朝に私も同じように夢をみた。 ニュースがあれだけ繰り返し流されると潜在意識に作用する力は侮れない。

思えば「9-11」事件の2年後、自爆テロの夢をみた記憶がある。 あの場合は単にニュースが繰り返し流されたというだけでなく、テロで知り合いを一人失ったことも大きい。 今でも思い出すと胸が痛む(2003/9/2の書き込み)
http://www.greengrape.net/bbs/bbs_2003/rbbs_1020.html

上記の掲示板、今は休止されているが過去ログが残っているのでたまに見返すことがある。
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2006/8/28

世の中には人の親切を仇で返す人がいる  試行,指向,志向、思考

その人の心の荒み具合の顕われだろう。 残念なことだが、他人への思いやりを自らが経験したことがなく、それ故にまた他人の自らへの思いやりも理解出来ないのだろう。 

他の人への思いやりや愛情は <誰でも、努力しなくても出来る> というものではない。 そうした徳性が後天的なものであることは、時として子供が見せる非情さに現れる。 精神活動によるものである以上、そこには家庭での「教育や訓練」、また本人の「想像力」、時には「知識」すらも必要になるということだろう。
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2006/8/28

知的財産は誰の所有なのか?  試行,指向,志向、思考

今日から引っ越しの準備。10年くらい前からデジタル化してノートパソコンに全て保存されているとは云え、やはり安全と利便性の為、ハードコピーでの保存も共存させていたので段ボール箱10個分にはなるでしょうか? 問題はサンプル。-80℃、-30℃保存のものがかなり大量にある。これもコンピューター管理して贅肉がないので、そのまま全部移動。

以前、米国留学先から試料を持ち帰った理研のアルツハイマー研究者が産業スパイとして起訴されたことがある。 こうした知的財産が個人に属するのか、大学の資産なのか? 此処らへんの実際的マニュアルとか今だ何もないようだ。
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2006/8/27

『コロンブスからカストロまで』3  お勧めの1冊

10章「資本主義と奴隷制」では数多くの資料を提示しながら、当時の西インド世界の世界経済における地位を判り易く解説する。特に認識を改めなければならないことは当時西インドは北米よりも遥かに重要だったということ。現代に生きる我々にはとても理解出来ないが多くの資料がそれをはっきりと示している。これが判らないと何故、カナダとグアドループを天秤にかけてフランスが後者を獲得したのかが、また何故イギリスが西インドの植民地との競合的存在となりうるグアドループを手放さざるをえなかたのかが理解出来ない。
http://diary.jp.aol.com/applet/salsa2001/269/trackback

例えばp193の表によれば、1714-1773年間の本国と全英領西インドとの総貿易は、輸入(本国からみた)101,264,818リーブルで北米大陸の植民地総額の55,552,675リーブルのほぼ2倍である。事実、1729年の時点で、英領西インドはイギリスの鉄輸出の1/4を吸収したとか。p189 歴史的視点を持つことはこの1点をとっても如何に重要であるかが判る。

著者によれば、『18世紀における奴隷貿易は人類史上に残る最大級の民族移動』p184とのことだが、今まさに現代、移民という形でそれを凌駕する民族移動が行なわれているのではないか? しかしこれは奴隷貿易と異なり、強制によらず人々の自由意志によるものである。
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2006/8/26

正社員任期制  試行,指向,志向、思考

先ほど教授の任期制に関する同意書なるものに署名・捺印して投函した。 採用前に必ず提出することになっているとか。

今は何処でも教授は任期制の時代、大抵5年ごとの更新ということになっている。ただし教授には再任の回数に制限はないが助手は1〜2回程度。つまり、その間に昇進しない限り辞めなければならない。 教授が普通に仕事をして、それなりの論文(研究業績)さえ出せば何度でも再任が認められ定年(今度赴任する大学は65歳だとのこと)まで居られるのに比べなかなか厳しい。

この制度はアメリカに倣ったものだと思うが、日本の今日的感覚では正社員に任期制度は馴染めない。しかし、いずれそのような制度が一般に広がっていくことは確実だろう。もはや終身雇用制というものは過去のものになり始めている。 

硬直して進歩の滞る社会か、流動性がある一方で将来不安を抱えた社会。どちらが最終的に社会的負担が大きいか?判断は容易ではない。
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2006/8/24

今度のチケット問題は  salsa

大きな宿題を残したと思う。 来年もイスラが行なわれるとしても、前売りチケットやノルマ制が無くなるとは思えないので、返金に備えて保険にかかるか、あるいは返金なしの場合に関する余程十分な事前通知の体制が必要なのではないか? それと関連して、チケットノルマ制についての是非の議論も出されているが、私は少し違う意見を持っている。

我々の世界の話し、海外の学会で発表する場合、招待講演でない限り資金は自己調達が原則、場合によっては自腹を切る場合も。しかし日頃の成果を世界のトップレベルの学会で発表出来るのは何にも代え難い喜びであり生き甲斐です。 もし、そのような機会があるのに自己資金では行きたくないという学生がいたら、私は口に出さないにしても、

『彼(女)は研究者には向いてないかも?』 と内心思うに違いありません。

趣味にしろ、仕事にしろ、日頃の成果を発表できるのは素晴らしいことではないでしょうか? プロとしてお金を観客から払ってもらうだけの力量がない場合、例え自腹だとしてもそれなりの自己負担するのを私は厭いません。

この数年、教授選で余裕が全然無かったので、来年こそは海外の学会で発表したい!
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2006/8/23

『コロンブスからカストロまで』2  お勧めの1冊

<西インド諸島の運命>
8章「白い貧民」では、小アンティール諸島が次第に黒人(奴隷)によって占められていく事の次第が述べられている。

『バルバドスは全島くまなく開発されてしまっており、白人の奉公人に土地が分与される可能性は微塵もなかった』p123 『ニグロ奴隷3人なら白人の奉公人1人より、労働力としては余程優れているのに、それぞれの労働力の維持費は殆ど同額であった』p125

即ち、白人労働力の利用には3つの大きな障害があった。
1) 供給自体が不足していた
2) 白人労働力が高価過ぎる
3) 年季明けの白人に分与される土地がない
などである。

さらに大規模プランテーションの持つ生産効率は小土地所有農を急激に減少させた。例えばバルバドスではかって1645年頃、11,000人を越えた彼らが、1667年には745人のプランターに取って代わられ、平均所有高も10エーカーから300エーカーになった。p136

勿論、このような事態に政府は手をこまねいていたわけではない。何故なら黒人奴隷が余りに武装した白人男性よりもはるかに多い事態は安全上で看過出来ない事態だからである。そこで政府は「白人人口維持法」なるものを作り罰金を科したが、プランターはむしろ罰金を払うことを選んだ。そうこうするうちに、この罰金が当局の財源化するというよくあるパターンに陥り、人種構成の格差スパイラルは止めのない状態となっていった。p129  因に、現在のバルバドスの人口構成は、外務省のデーターによれば、アフリカ系70%、混血20%、ヨーロッパ系3%、その他インド系等とある
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/barbados/data.html

次の「王様の名は砂糖」の9章を読むと、200年前の西インド諸島は「領土」と「貿易独占権」という意味において今日では信じられない程の重要性をもつ地域であったということが判る。それは英仏抗争において、1763年のパリ条約においてイギリスが占領したフランス領土のうち、カナダを返還するか、グアドループを返還するかの論争が1つの例となるだろう。p106  

結局、この条約において現在フランス海外県となっているグアドループをカナダの代わりに獲得したことをフランス外相は大成功と自画自賛した。 一方でイギリスは実はグアドループを領土にするには何かと差し障りがあった。 

即ち、イギリス国内には「西インド諸島派」という圧力団体があり、彼らは砂糖の海外からの輸入禁止によりイギリスでの西インド諸島産の独占権を画策していた。それ故、もしグアドループがイギリス領になればはるかに安価な砂糖が流入し保護された砂糖価格は暴落することになりことは是が非でも阻止せねばならなかった。p163 (18世紀中頃のフランス産の砂糖価格はイギリス国内価格の何と半額だった) p168
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2006/8/22

イスラデサルサ顛末記2  salsa

今回19日のイスラが台風で中止になり、その分のチケットが20日に振替えになり、返金されないことから厳しい批判や苦情が方々から出ている。 

確かに少なからぬ額のチケットを買い、しかも20日には参加出来ない人にとっては納得いかないことかもしれない。 また参加グループにはかなりの枚数のチケットノルマがあり、そこからくる損害もあるだろう。そういう意味では私自身損害が無かったわけではない。しかし、文句を言うつもりは全くない。何故ならそれに関しては<納得の上でのこと>だから。 

一方で、キャンセルになったとはいえ、アーティストは時間的に拘束されているわけだからギャラなしというわけにはいかない。如何にNPOといえ巨大な赤字を抱えても構わないというはずはない。

結局、今の段階で19日の分のチケットに関して返金という選択肢はないと思う。 またそこまでする道義的責任もないように思える。 というのは、私は確認していないが19日のチケットにこのような場合に返金がなされないことは明記されていたとのこと。 しかし、今後の改善策を練る必要はあるだろう。例えば現行のままで今後も続けるとしても、予め返金に関する情報を十分に周知させる必要はあるだろう。

いずれにせよ、これまで我々と関わり合いの薄いラテン世界との架け橋に、過去10年に渡って関わってきたTIという組織を今回の不運な出来事で判断するのは残念。 イスラは年1回のイベントかもしれないが、TIは365日、10年間に渡ってイスラ以外にも、いやそれ以外の活動こそが本来の姿。 是非日常の彼らの活動にも目をやって貰いたい。これは会員としての私のお願いでもある。

最後に、このような素晴らしいイベントを企画実行されたTIの関係者には感謝の気持ちであるし、そんなイベントに私自身参加出来た事も喜びとしたい。 チケットに関わることで様々な苦情がきたことから、スタッフの皆様には心労をかけているのではないかと心配するが、日頃からよく知っている会員の多くは味方についてくれるはず。
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