2006/8/21

イスラ・デ・サルサ2006顛末記  salsa

能古の島でのカリビアンフェスティバルのダンスパフォーマンスに出場することになり、この2ヶ月練習に明け暮れた。 ところが19日当日台風の影響で突然中止に… しかし紆余曲折はありながらも結局翌日にはフォーマンス出来たので不幸中の幸い、何よりこの難局(?)通じてチームの団結力が証明されたのはよかった
http://www.tiempo.jp/isla2006.html

19日10時に天神にチーム全員集合し気勢を上げて、これから出発というところでTIから電話での中止連絡。しばらく各自友人とかに連絡に時間を費やした後、皆虚脱状態で、取り敢えず海の見えるマリゾンのレストランへ、(確かに海岸は街中と異なり風がとても強く、納得ではあった)全員でランチを取りながらTIからのもしもの連絡(日曜急遽出場要請とか)をしばし末が結局何もなし。 ただし翌日にもし参加の可能性が出たら参加する意志をこの時点で確認し解散。 夜、翌日に出演が最終的に決まる。 

20日当日早朝、乗船フェリーの時刻の訂正(しかも1時間早まる!)があり急遽連絡する。これはリーダーを仰せつかった私の責任。 そして最後の難関はリハーサルなしのぶっつけ本番。 

信じられないような事が続出したが、全て無事克服した。 仕事を急遽休んで参加したチームメイトも2人程いた。 まさに団結力のお陰。

<今後の問題>
野外ファスティバルは天気次第なので開催中止は仕方ないとしても、チケット払い戻しがないのはかなり問題では? ただTIの人がかなり苦労しているのは知っているので批判がましいことは云えない。 しかし、これだけ全国的なイベントになると、内輪の問題では無くなってきているので後々禍根を残さないかが心配。
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2006/8/18

『コロンブスからカストロまで』1  お勧めの1冊

今日から短い夏休み。

副題 カリブ海域史、1492-1969、E ウィリアムズ著。岩波書店 2000年初版。著書紹介には『ほぼ5世紀にわたって帝国主義に深く侵され,分断されてきたカリブ海域全体に対象をすえたこの通史は,トリニダード島生まれの黒人歴史家であり,すぐれた政治指導者でもある著者の鋭い感性と,長年にわたる研究蓄積が,見事に総合されたものである.分冊Iは,18世紀末のハイチ奴隷革命までを扱う』とある。

西欧中世末期から近代、西欧がアフリカと新大陸を自らの西欧史の中に組み入れていった経過がよく描かれている。例えばこのような点。

『旧い、封建的な秩序は農村でも覆されつつあり、15世紀には毛織物工業の基礎となる羊牧業を展開すべく、領地は次々に囲い込まれた… こうして農民は土地を喪失し、都市に流れて浮浪者や追いはぎとなった… 別の見方をすれば、今や彼らは、公正な手段によってであれ、欺瞞的な方法によってであれ、何処か新しい植民地に送り込むのにちょうど都合のいい人間と化したのである』p5

まさに彼らが北米大陸への移民となった。スペイン人が「金・銀」と「砂糖」を産する南の豊かな国を目指したのに対し、彼らはそれら豊かな国には行けず当時貧しい北米大陸への移民となった。 しかし、実はそのことが北米、後のアメリカ合衆国の繁栄の礎となった。
http://diary.jp.aol.com/applet/salsa2001/59/trackback

鳥瞰図的視線で捉えれば、それら人々の動きの中に中世から近代の繁栄に向って欧米が飛び立つ姿が見て取れるわけですが、微視的に捉えれば、その中に歴史に翻弄される人々の苦難の姿がある。 

さて翻って今日、我々を取り巻く厳しい現実の流れ中に私達は揉まれていて、それが歴史的にどのような意味を持つものなのか問いただす余裕もないのですが…
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2006/8/17

『外国人実習生、低賃金で酷使 雇用側の不正増加』  試行,指向,志向、思考

の記事。90年に4万人弱だった外国人研修生や技能実習生が2005年には12万人と3倍となっている。特に増えているのは中国からとか。
http://www.asahi.com/life/update/0817/003.html

因に90年段階ではゼロだった実習生が今は3万人程度。この実習生を最低賃金以下で残業させるケースや、申請外の企業で研修させる例が多いのが特徴。 何と残業代が時給300円で、最低賃金の半額以下の例も。 しかし一方では研修生や技能実習生自身が収入増を希望して、違法な低賃金での残業を求める場合もあるとか。物事には両方の側面があることにも留意したい。
http://www.asahi.com/life/update/0817/004.html

不正を働く背景には激化する国際競争、少子高齢化による労働力の減少。そして国境がこれまでになく低くなって人、物、情報、そしてお金が、水が低いところに向って広がるように国境を越え始めたというのが現状でしょう。

サルサが縁でラティーノや中南米からの日系人と知り合うことが多くなった。彼らの中に、このような環境で働いている人がいない事を願うのみ。
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2006/8/17

『知られざるコロンビア』  お勧めの1冊

著者は元コロンビア大使、藤本芳男 氏。サイマル出版社、なかなかコロンビアについての本は少ない上にこの本も初版は1988年と古い。 しかも今では絶版となっているようなので手に入れるのは現在図書館だけか? 今でも普通の日本人にとってコロンビアは遠い国。しかし私の場合は少し事情が違う。この6年ばかりコロンビアの先生からサルサを習っているのに彼の国について何も知らないのはどうもまずい。 

とても読みやすい本だが、前半の歴史部分はこれまで多少なりとも中南米史を勉強したせいか、それほどの内容はないという感じがした。 しかしここでも「資源は繁栄を約束しない」ということが例をあげ説明されている。
http://diary.jp.aol.com/applet/salsa2001/59/trackback
http://diary.jp.aol.com/applet/salsa2001/191/trackback

『…当時のスペインは製造業を興す素地と能力がありながら、言わば易きについて、金銀でもって英国の製品を手に入れることに甘んじた…』p52

また、この著者は『歴史の発見』の著者、ラス・カラス
http://diary.jp.aol.com/applet/salsa2001/168/trackback
を現代の『解放の神学』に繋がる系譜の祖師と捉えているよう。p81  『解放の神学』はラテンアメリカ史を見る上では無視できないことがら。

後半は現代のコロンビアの政治・経済の話しで流石に外交官ならではの視点も。 コロンビアの国がかなり資源に恵まれ、経済的にも比較的安定しているにもかかわらず、国の印象と云えば、コーヒーのモノカルチャーとか、麻薬というネガティブなものが最初に来るのは何故か? やはり絶え間ないテロや犯罪を引き起こす<政治の貧困>あるいは、その背景にある<貧富の格差>のせいだろうか? 

ところでこの本によれば、もともとエチオピア原産であるコーヒーの木が中南米にもたらされたのは予想外にも最近で18世紀になってから。 1723年にパリの植物園からフランスの海軍将校、ガブリエル・ド・クリューの手で仏領マルチニークに移植され、それから全米州の広がり、19世紀の末にはこれが中南米の国々が世界経済に巻き込まれることとなったとか。p201。
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2006/8/12

カリブの楽園?  試行,指向,志向、思考

最新号の(7/28)Scienceにラテンアメリカ・カリブ地域におけるエイズの特集が組まれている。 下のScienceのサイトで誰でも無料で(!)ビデオ・クリップおよびスライド・ショーが観れる。
http://www.sciencemag.org/sciext/aidsamericas/
これによれば、カリブ海域は下サハラ・アフリカに次ぐ高度エイズ汚染地帯。バハマ、ハイチでは大人の3%以上(!)が感染しているとか。その他のところでも1〜2%。 例外的に低いのがキューバで0.1%。

キューバのこの地域での識字率と公衆衛生の面での卓越性は目を見張るものがある。 以前だったら「識字率?」「公衆衛生?」と思っただろうが、E トッドの歴史学
http://diary.jp.aol.com/applet/salsa2001/52/trackback
を知った今となっては、その歴史的役割について意識は格段に変化した。 それにしても『カリブの楽園』というキャッチフレーズ、いつから我々は耳にするようになったのだろう!
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2006/8/11

大学院生は全国で26万人  試行,指向,志向、思考

今朝のTVニュースによれば現在大学院生は全国で26万人とか。 文部省の大学院大増員政策の結果だろうが、彼らの行き先は決して増えてはいない、否むしろポストは減っている。これらは当時から予想されていたこと。勿論、それに反論が無かったわけではない。事実文部省のこの政策に反対し増員しなかった大学もあるが、それらの大学は補助金を減らされた。 いま大学院を出ても正規の職に就けない人が大勢いる。因に、大学院生の増員をすることは、教官の数を増やすことも意味する。 今日定員超過ということで彼ら教官も<リストラ>の対象になっていることも付け加えておこう。 文部省行政の罪は大きい。 

最近よく思うのだが、お役人はいわばエリート、色々深く考えて政策を決定しているだろうと思っていたが、それがとんでもない間違いであったことを痛感する。

今、話題になっているパノマ、この事件による業績悪化を予想して、大量解雇が予定されているとか。 勿論最初の対象は、非正規社員である派遣やアルバイト。 今朝の朝日朝刊には 『正規社員神話を崩さなければならない』 とかいう学者の論説が出ていたが、現実の差別を目にする時。それがどれだけの説得力をもつか? 疑問を感じるのは私だけではないはず。
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2006/8/8


今日大学の理事会で正式に教授就任が承認されたとのこと。 私立大学にはまた別の難しさもあるに違いないが、与えられた環境の中で最善を尽くすしかないと思う。

「知の職人」としての気持ちを今後も忘れないようにしたい。
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2006/8/7

読書習慣あるいはガルシア・マルケス  お勧めの1冊

まとまって本を読む習慣はない、いつも待ち時間の10分〜20分に寸暇を惜しんで読むタイプ。これは何度も同じ場所を読むなど効率は悪いが確実に本は読めるやりかた。それで車の中や部屋のあちこちにいつも数冊放置している。中には1年経っても読み切れていない本も。 

そんな本の1つにバスルームに置いた1冊、「ユリイカ;詩と批判」がある。もともと本は読む方だが、小説や詩の類いは殆ど読まない。『お勧めの1冊』でも小説は「背教者ユリアヌス」くらいか? 
http://diary.jp.aol.com/applet/salsa2001/21/trackback

そんなわけで、コロンビアが生んだノーベル賞作家、ガルシア・マルケスの話しは中南米史を齧れば何度も出て来る作家だが一度も読んだことはない。今回、たまたまそのユリイカを暇つぶしに捲っていたら彼の戯曲『座っている男への愛の酷評』についての記事。

わずか2ページの批判記事ですが、これでガルシア・マルケスがどんな作家なのか少しでも判ったような得した気分。
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2006/8/6

リピート  salsa

同じ曲でも踊る相手が違うと雰囲気が変る。 そこがサルサの難しく、かつ愉しく、面白いところ。 勿論、好きな曲で相性のいい相手と踊れると最高だが同じことを繰り返せばやがて飽きる、その場合はお互いに向上心が必要のよう。
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2006/8/5

健康保険がおりました  試行,指向,志向、思考

S社とA社、それぞれ143,000円と50,000円。手術入院費が6万円強に、保険の為の診断書が2枚で1万円強。つまり10万円以上儲けた(?)ことになる。 両者で保険金額が違うのはよく判らない。 A社(よくテレビで宣伝している)の方が保険の出る敷居が低いだけ金額が低いということなのか?? 勿論、お金の問題ではない、手術入院なんてしないで済めばそれに越した事は無い。しかし、こんな時の為の保険ということでしょう。血尿は見た感じでは止まりましたが、まだ痛みは時々あります。

…いつも思うが、生理的痛みは他人には判らない。それは神経繊維が他人には届いていないから。でも心の痛みは、精神活動によるものだから、一般に思われていることと裏腹に他人にも共有されうる。 ただし、注意しなければならないことは『誰でも』『努力しないでも』判るものではないという点。
http://diary.jp.aol.com/applet/salsa2001/209/trackback
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