2008/9/1

『信仰と他者』3 & 「貧しさの文化」  お勧めの1冊

週末は職場の重要な行事。去年に引続きの責任者。というか全てのこの手の行事には引き出される。仕方ないのか。 有り体に云えば、青田刈り。去年より希望者は少ないかと予想されたが、例年通り。悪い事ではない。

<日曜のTV特番>
定額減税。公明の選挙目当てであることは明らか、過去の例をみても景気浮揚に繋がるとは思えない、その分借金を次世代に残すことになる。与謝野氏の苦しい弁明が印象的。

最近、若者の政治離れ、国際的視点の欠如が目に余る。文化人類学者のオスカー・ルイスは「貧しさの文化」という言葉が頭に浮かぶ。彼曰く、

『…彼らが通じているのは自分達の悩みのみである。彼らには自分達の抱える問題と世界の他の場所で彼らと同じような立場にある人々が抱えている問題の間に共通点があることを認めるだけの知識も視野も思想も無い…』 「La Vida (ラ・ビーダ)、プエルト・リコの一家族の物語」よりp38

『信仰と他者:寛容と不寛容のヨーロッパ宗教社会史』
3章「レコンキスタ終結後のグラナダ王国における不寛容」で著者の宮崎和夫氏は、

『つまりタラベラの態度は日本流に云えば「罪を憎んで人を憎まず」ということなるわけだが、現代の我々には、イスラームを信仰することが「罪」であるという考えそのものが受け入れがたい』p115

として伝説で伝えられる「寛容なタラベラ」の説に反論をしている。 しかし、これは明らかに問題。 我々は現代の倫理観で歴史上の事柄を批判すべきではない。 プロの歴史家がこのようなことを口にすべきではないと思う。 
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